もどるときはバックボタンでもどってください。
VINTAGE COLLECTION(オックス)
VDR-25185 00.4.11. 00.9.24
- 唯一のスタジオ録音アルバムにアルバム未収録のシングルA面全曲、B面一部を収めたアルバム。歌謡曲っぽさ、音の薄さがかえって面白くなるアルバム。基本的に歌謡曲なので、ストリングスとも上手く絡み、筒美京平の優秀さ、編曲を主に手がけた利根常昭の力がよくわかる。地味にフラメンコ曲でフラメンコギターを使ってたりしていい感じだ。アイドル・赤松がボーカルをとる2曲が破壊的でたまらない。GS的要素はあまりないが、歌謡曲として聴くとそれなりに楽しめる。ストーンズのへなちょこ日本語カバーなんかもあるし。
- 僕は燃えてる(14曲目)
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Station(advantage
Lucy) TOCT-24346 00.4.11. 00.9.24
- セカンド。ホーンを入れるのが非常に上手い。阿部義晴、高野寛、中村キタローといったアレンジャーの力か。もちろん元々の曲のよさとも相俟って、なんだろうけど、それにしてもアレンジやサポートベースが巧い。すごく好きなタイプ。メンバーのリフやアルペジオも悪くないし、ボーカルも上手くなった。ただ、前半に比べて後半の印象が希薄。石坂のコーラスも相変わらず雰囲気に合ってないような気がする。総体的に石坂コーラスがない曲のほうが出来がよく感じるのが悲しい。
- how do you feel?(1曲目)
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からっぽの世界-タクト・デイズ-(ジャックス)
COCA-15258 00.4.10. 00.9.24
- タクトから出たシングルを2枚入れた企画盤。同名アレンジ違いの東芝盤が存在するものも何曲か含まれ、そちらのほうは知らないけどなんかすごいというのはよくわかる。とてもBGMにはできない重さ、というか。言いようのない重たさにひっぱられるというか、そんな感じ。ドラミングをはじめ、どの楽器もかなりの異彩を放つ。特にオリジナルが出たのがちょうどGS期ということで、この時期にこんな曲があったというのが恐ろしい。歌詞カードはオリジナルジャケットを上手く使っていていい感じ。中古盤。
- いい娘だね(2曲目)
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コンプリート・ボルテイジ
R&Bビッグ・ヒッツ(ボルテイジ)
PCD-1554 00.4.10. 00.9.24
- ボルテイジ唯一のアルバムにアルバム未収録曲を併せてCD化したもの。オクラになってしまったセカンドはさすがに入っていないが、それ以外は完全カバーのはずだ。初めて聴いた彼らの曲「汐鳴りの幻想」は妙にへたっていたが、アルバムのほうはそれなり。同じR&Bを志向したズー・ニー・ヴーに比べ素人っぽいというがなかなかどうして。馴染みの、GS御用達カバーが中心なので聴きやすい。わりと標準的なカバーではないかと見る。ボーカルは妙にねちっこい。ただ、シングルも合っているといえば合っている。しかし歌詞の整備のされてなさ(誤植など)はGSものの傾向なのだろうか?中古盤。
- ファンキー・ブロードウェイ(2曲目)
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GOOD NIGHT TOKYO
COCP-50216 00.4.10. 00.9.24
- GS前後期のコロムビアの音源を集めたコンピレーション盤。といっても選曲はコモエスタ八重樫でクラブユースを考えた選曲、更にはレディメイドレーベルなのでカルトGSコロムビア編とは全く違う、異様に洗練された雰囲気が漂っている。GS的にはモージョの未発表曲の初音源化が目玉中の目玉。曲間をほとんど設けない上手いつなぎ。ここから抽出してコンピレーションテープなりCD-RなりMDを作ろうとするときには困るけど。歌詞はないけれどそこは詳しい解説でカバー。女性ボーカル曲に傑作が多くデザインも良好、GSを聴かずともこれくらいは、というようなコンピレーション。レディメイド好きなら。中古盤。
- ミニ・ミニ・ガール(14曲目)
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コンプリート・アウト・キャスト
君も僕も友達になろう(アウト・キャスト)
PCD-1553 00.4.10. 00.9.24
- アウト・キャスト唯一のアルバムにアルバム未収録曲を併せてCD化したもの。ほぼ全録音を収録。カバー数曲の他は大半がオリジナルで、妙におとなしい地味曲と血管が切れた曲とが入り混じった怪作。現時点で世界最狂の「のっぽのサリー」が聞けるのは国内盤ではこれと「カルトGSボックス」だけ。実力派グループのはずなのにやけに力が抜けるのは時代ゆえか。「恋のビーチでラブハント」とかの前近代的歌詞がたまらない。ブックレットの後ろも「足の文数」やら「現住所」やらが載っていて笑える。まあ、のちの有名人・穂口のオルガンは上手い。さすが。ガレージ好きも歌謡曲好きもそれなりに楽しめる。両方好きなら完璧だろう。中古盤。
- 愛なき夜明け(16曲目)
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さよならセシル(小島麻由美)
PCCA-01206 00.4.10. 00.9.24
- 3枚目。この人、どんどんすごくなる。個人的には3枚中ならこれが一番好き。相変わらずの生楽器万歳。カズーとかバスクラリネットなんて、なかなか使わないですよ。ブックレットも前作の流れそのままの手書き風でよい。後半へ向けぐぐっと高まってゆく作りも見事で、特にスキャットやインストが抜群。前作ではほとんど見られなかったお茶目部分も悪くない。あえて言うならば曲数をもう少し増やしてほしかったところ。製作総指揮に田辺昭知が参画しているのは何故だろう。サンプル盤。
- キューティー(9曲目)
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カルトGSコレクションコロムビア編Vol.3
COCA-13950 00.4.10. 00.9.24
- ヘンなGSの巣窟と言われるコロムビアのマイナーGSコンピレーション第3弾。というか3枚同時発売のその3だな。3作通して思うのは、妙に音が薄いということである。低音が弱いからか。内容自体はクラックナッツやテープ早回しの曲がないからか、3作中一番まとも。というか、佳曲が多くつまっている。Vol.1では脱力させられた「星の王子さま」のスケルトンズもまとも。ただ、園分印象は薄く、メロすら思い出せない曲もある。コロムビア系はファズがほとんどなく歌謡曲寄りなので、ファズを求める人には向かないかもしれない。なお本作は歌詞カードの誤植がすごい。「窓はやさしい」(正しくは恋はやさしい)ってあんた…。中古盤。
- 涙は花びら(16曲目)
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カルトGSコレクションコロムビア編Vol.1
COCA-13948 00.4.10. 00.9.24
- ヘンなGSの巣窟と言われるコロムビアのマイナーGSコンピレーション第1弾。というか3枚同時発売のその1だな。フローラルとフラワーズの上手さが目立つ。フラワーズの場合は筒美京平効果、という可能性もなきにしもだけど。クラックナッツはVol.2ほどではないけど少しおかしい。怪曲「貫一お宮の唄」やらカルトGSボックスにも入っている「星の王子さま」あたりには脱力。セールスはさっぱりだったけど、宮ユキオとニュー・ジャガーズ(グループ名がチープすぎ)の「愛のアルツァート」は地味にいいと思う。なんてったってイントロ!12時間レコーディングの甲斐ありか。中古盤。
- 愛のアルツァート(14曲目)
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勝訴ストリップ(椎名林檎)
TOCT-24321 00.3.30. 00.7.3.
- セカンドアルバム。いつ嫌悪感に襲われてもおかしくないような空気を持ってる人だ。前作ではそんなことは全く思わなかったんだけど、ややきつくなってるんだろうか。たぶん曲間のなさによる圧迫とは関係ないと思うけど。で、この人の詞はいまいちわからない。なぜウケるのかもわからない。というかどうして売れるのかもよくわからない。まあいいのです。「虚言症」みたいなストリングスの使い方は本当に好き。こういう曲や「罪と罰」みたいな曲をやってくれる間は好きでいられると思う。打ち込みが新味だがあんまり合ってないと思う。あまり叩いてないけど村石雅行のドラムは良いな。まあ一番いいのはベースだけど。亀田すげえ。それにしても「罪と罰」は聴くほどに傑作だ。前作がすごく好きならあまり合わないかも、という世評もわからないでもない。初回盤。
- 罪と罰(7曲目)
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VINTAGE COLLECTION(ダイナマイツ)
VDR-25187 00.3.30. 00.7.3.
- 唯一のオリジナルアルバムにアルバム未収録のシングル全曲をくっつけたアルバム。やはり「トンネル天国」のアルバムバージョンは圧巻で、これがあれば満足。同時収録のシングル版はひどい出来で腰を抜かす。聴き比べもまた一興。オリジナルや歌謡曲的な曲が案外と良くて、特に「夢でもいいさ」なんかはかなり好き。服部克久の代表曲にしたいくらいだ。演奏のほうはリードギターばかりが聴こえてきてサイドがほとんど聴こえず。いるはずなのに。リマスタリング希望。ただリードは山口冨士夫なので後に数々のバンドを渡り歩く彼の実力の片鱗をうかがうには良いかも。ドラムがしっかり支えていて、これがこのバンドの一つの強みかなと思ったり。個人的にダイナマイツは好きで好きでたまらないバンドなので評価が甘い。「その気がないのに吹き込まされた」部分も含めて好きだからな。
- トンネル天国(1曲目)
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misty(Blüe)
VPCC-86023 00.3.28. 00.7.3.
- インディーズのファースト。全曲SAKIの作曲というのがつまらない。今もしょぼいボーカルはこの頃も当然しょぼい。まだマシなのではと思わせるのが恐ろしい。この頃の方が声が太いような。また、この年に大流行した河村隆一の影響なのか、歌唱法が妙に彼に近いような気がする。もちろん、曲に合っているわけではない。ただ、メロメロになってしまいそうな必殺フレーズはやっぱり少しは入っているわけで、これだから買ってしまうんだよな。と。言い訳か。鍵盤の入り具合が今のところの4枚では一番よい。ミニアルバムだから入門編くらいにはなるかもしれないがやはり歌唱法が問題なのでこれよりは「Breath」だろう。
- CHILDHOOD'S END(4曲目)
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カルトGSコレクションコロムビア編Vol.2
COCA-13949 00.3.28. 00.7.3.
- ヘンなGSの巣窟と言われるコロムビアのマイナーGSコンピレーション第2弾。というか3枚同時発売のその2だな。モージョ「欲ばりな恋」のアレンジの上手さに感心し、クラックナッツ「イエス・ノー・イエス」の破壊性に叩きのめされる。スカイ・ホークス「天国からのお迎え」はフォークル「帰ってきたヨッパライ」のバカアンサーソング。佳曲は先のモージョにフローラル「愛のメモリー」とフラワーズ「ファンタジック・ガール」か。「ファンタジック〜」は内田裕也の台詞が邪魔だがいい感じ。井上忠夫の作・編曲なのが泣かせる。コロムビアの濃さはよくわかるが、実際のところコロムビア系はあまり好きでなかったり。バカGS好きはクラックナッツ必聴。これだけのために買う価値あり。
- ファンタジック・ガール(11曲目)
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15minutes(15minutes)
番号なし 00.3.16. 00.7.3.
- 初回特典で当たったCD。たぶん鉄腕DASH内の企画で出したCDと内容は一緒だと思う。メンバー3人が自作自演でそれぞれ歌ってる。太一は「いぶし銀」を作ったとは思えないマジバラード、山口はコミックソング調、城島は人生応援歌的。それぞれTOKIOでは若干やりにくそうな曲調だからこれはこれでいいんじゃないのかね。意外にも太一がハマってる。あ、一応名義はチョビット・フォスターにデーブス・ブラウンにハデ・ヘンドリックスだけど。なんだかねえ。
- I never miss you...(1曲目)
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薔薇は美しく散る/あの人の愛した人なら(LAREINE)
SRCL4750 00.3.15. 00.7.3.
- 珍しく懸賞で当たったマキシCD。無料で手に入ったうえ1曲目にしか興味がないのでほとんど聴いてない。ベルばら原作者の池田理代子がコーラスやジャケットで参加していてなんとなくゴージャス感がある。無理にバンドアレンジにした感はあるが、バカっぽいアレンジはオリジナルを知る人は一聴くらいしてもよいと思う。それにしてもボーカルはヘナチョコだよね。初回盤。
- 薔薇は美しく散る(1曲目)
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RIDE ON TIDE(高野寛)
AGCA-10022 00.3.14. 00.7.3.
- 弾き語りツアーの模様を収めたライブ盤2枚組。1枚目は完全にひとり、2枚目にはゲストも参加。全公演全録音から選りすぐった楽曲が入っているが、各録音がどの日のものかわかればありがたかった。行ったツアーだったし。聴くと実際に見たライブのことが思い出され、ライブ盤は自分が行ったツアーのものを聴いてなんぼかなという気もした。ライブではおなじみのカバーも収録、実質そうした曲のために買った感じ。淡々と進む1枚目もいいが1本のライブを聴くような曲順の2枚目もよい。収録曲を見るに新展開になってからのベスト盤、という見方もできるだろう。セルフライナーノートが良い。シークレットトラック付き。それにしても最近のライブ盤って音が良いですね。
- 500マイル(2枚目8曲目)
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magic theatre(La'cryma
Christi) POCH1914 00.3.14. 00.7.3.
- 3枚目。HIRO作曲の曲がぐっと増えてマニアック世界が広がったのが嬉しい。シングルを1曲しか入れず、雰囲気に合わないものを除いたのも成功した。最近のシングルから入った人(そんな人いるんだろうか)は拒絶反応を示すだろうが、反対に最近のシングルにがっくりきていた人には大喜びであろう本領発揮のアルバム。前作で言えば「Zambara」に一番近いのかな。そんなマニアック、ゴシックバンドになってるのでおよそビジュアル系らしからぬ雰囲気になってきている。詞もどんどん難解になってますな。いっそシングルをほとんど出さないでアルバムミュージシャンになったほうがいいんじゃないかと思わせる。ブックレットの写真も良い。初回版?
- Blossom(5曲目)
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CULT GS BOX
CDSOL-1032〜37 00.3.8. 00.7.3.
- 多種多様なるグループサウンズ世界をガレージなど11のジャンルに分け、それを6枚組CDに収めた122曲のボックスセット。ただし、歌謡曲然とした楽曲だけは収められていない。それ以外のGSに興味があるなら買って後悔はしないであろう傑作。特にデザインが秀逸で、当時の雰囲気を伝える写真やら何やらがコラージュされて飽きない。ブックレットも豪華で詳細。収録曲はあまり一般的に知られていないものが中心で、タイガースやテンプターズのような一流GSでもあまり有名でない曲が入っている。それでいて、グループごとの収録曲数は知名度に比例している感じでそのバランス感覚は見事。ハーフ・ブリードが若干多い気もするがそこは編者の好みか。本邦初CD化となると2、3曲しかないはずだがラジオから流れる程度のGSにしか馴染んでなければだいたいは初めて聴く曲のはずで特に問題はないだろう。むしろ、一度はCD化されたが今は廃盤となってしまって入手が困難になっているキングや東芝の曲が聴けるのはありがたい。ガレージ周辺からGSに入っているなら1枚目「ガレージ」と5枚目「サイケデリック、オンステージ」あたりか。今ではギャグにしかならないような珍妙なものは3枚目「カルト、ソフトロック」の前半や4枚目「クラシカ、フェアリーランド」で。単純にGSの実力・かっこよさを聴くなら2枚目「ダンス、R&B」や6枚目「ソフトロック、ラウンジ」か。R&Bなどここしばらくの凡百のシンガーとは格が違うって(と思うことにしている)。個人的には10年弱だらだら続いていたGSブームを一気に燃え上がらせてくれた一品。限定版、か?
- ミッキーズ・モンキー(2枚目13曲目)
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Riyu's Album(こなかりゆ)
PSCR-5847 00.3.2. 00.5.13.
- 一応メジャーのファーストなのか。かなり期待していたのにほとんどの曲が旧譜からの再録で失望。聴いたことがなくてもタイトルだけは知ってる曲ばかりだし、半分くらいは既に持ってる曲だし。全曲リマスタリングしたらしいがどこが変わったかさっぱりわからん。新曲書いてくれー。でも、この人のシンプルすぎるくらいのトラックや詞は好きだ。特に詞は絶品。たまらない。現時点で一番好きな詞を書く人かもしれない。ボーカルにクセはあるけれど穏やかな雰囲気があって、いつも聴くわけではないが確実に聴き続けるタイプ。個人的に天才と思ってる数少ない人だしね。でも、それだけにやっぱり新曲を書いてほしい。
- 縁側(12曲目)
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桜の木の下(aiko)
PCCA-01415 00.3.1. 00.5.13.
- セカンド。歌詞先行で曲作りをするらしいが、本当に歌詞が多い。で、それが女のコに受けるのもわかるようなもので。個人的にはどうしても曲先行で聴いてしまうのだけど、そうすると以前聴いたような感じの曲調が多くてどうもぱっとしない。序盤は絶品だし5拍子を取り入れた「傷跡」あたりも上手いけど、しっくりこない。バラードがまだこなれてないせいか。「ナキ・ムシ」や「ボブ」を超えるバラードができてないと思った。図らずも「花火」や「桜の時」がいかに優れているかを思い知ってしまったという感じ。全体としては前作のほうが好きだけど最初3曲はすごく好き。特にピアノ!鍵盤と共にアレンジも担当した島田昌典って初めて聞いた名前のような気がするが、いい仕事をする。初回版。
- 桜の時(3曲目)
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瞳をあけてみるゆめ(ROUAGE)
PHCL-20008 00.3.1. 00.5.13.
- マキシ。完全に新しい段階に突入したことを窺わせる。何が変わったって、やはり詞ではないかと思うがどうか。長くなった。毒々しさがほとんどなくなっているので過去の楽曲との折り合いが難しそうだが、うまいことやってほしいものだ。アレンジに遊びがあって聴いてて楽しい。やっぱりリミックスは要らないんだが…。
- 瞳をあけてみるゆめ(1曲目)
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Coupling Collection +
xxxk(Laputa) TOCT-24313 00.2.22. 00.5.13.
- シングルカップリング集。カップリングをアルバムに入れないバンドで、かといって自分はCDを借りる人間でもないのでこういうアルバムが出てくれるとありがたい。ただ作品集以上のものはなく、まとまりに欠ける。リテイク・新録が少なく、録音時期がばらばらであることが影響してるかも。せっかくだから全部リテイクしてもよかったと思うんだけど、それは骨か。ただあまりまとまっていない分、各曲「立っている」感。カップリングはかねてJunjiの実験場と言われていたがいざ蓋を開けてみると彼の曲は半分くらいしかなく、拍子抜け。期待してた割には少なかった。もっとも彼の曲にしてもKouichiの曲にしてもらしさは出ているので不満というほどでもない。
- Beautiful Place(3曲目)
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bobsleigh(Clingon)
TOCT-24308 00.2.22. 00.5.13.
- メジャーでのファースト。作曲者が2人になって幅が出た。ツインボーカルゆえのメロ作りは独特だが、それを上手く作ってると見るかわざわざツインボーカルを生かすためのものと見るかは判断に苦しむ。まあ序盤のインパクトが大きく、そのまま一気に聴ける好盤である。弾き語りも含めピアノがよく歌ってるのがよい。始めて数年でここまで弾くとは感服。東野純直やクラムボンとはまた違う、ポップス(ロック?)で使われるピアノの魅力を伝えてくれる。左右チャンネルの分離を上手く使っているのでフレーズもつかみやすい。ベースが前回同様ずいぶん落とされているのは残念だけど。
- 恋は、あいにく(Album Version)(2曲目)
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João voz e violão(João
Gilberto) 73145467132 00.2.17. 00.5.13.
- 邦題は「声とギター」とされているはずのジョアン・ジルベルトの新作。直訳すると「ジョアンの声とギター」だと思うのだが、まあいい。タイトルそのままの内容で入っている音は彼の声とギターのみ。涼やか。気持ちいい。あっという間に終わる至福の10曲30分。飽きずに繰り返し聴ける。ボッサということで、偏見だろうがリリース時期が夏だったらなお良かっただろう。プロデュースはカエターノ・ヴェローゾだが彼については名前しか知らないので何とも。あと、英対訳くらいついてほしかった。ブラジル製だから仕方ないけど、ポルトガル語はわからない。輸入盤。
- Desafinado(5曲目)
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cliff and wagon(Clingon)
AJA-60008 00.2.14. 00.5.13.
- インディーズのアルバム。一応ピアノ・キーボードがメインのはずだけどギターが軸になってる感じ。ピアノを軸にできると面白いと思った。そのキーボードは、ピアノがちょっと少ないめでローズが多い。ローズも好きだけどピアノが少ないのはさみしい。もうひとつ売りになっていると思われるツインボーカルはいい感じ。コーラスを含めると計3人でハモリが多くて楽しい。ついハモリの方を歌ってしまう。目立たない曲が多いけど、全体でみるといいアルバムに感じる。低音に重きを置いたミックスがよい。調を変えて最初と最後に2回奏されるテーマも良い。ちなみにタイトルはグループ名の由来、ではない。
- 待つわ(4曲目)
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birth(Blüe)
VPCC-86031 00.2.14. 00.5.13.
- 2枚目。ボーカルの力のなさは相変わらずだ。声量がない、高音がまるで出ない、英語も上手くない。でもドラミングは好きで、フィルインが好みだったりする。それ以上にたまにあるフレーズがたまらなく好きで、それを求めているといっても過言ではない。どうでもいい部分は本当に多いんだけど。アルバム全体の出来としてはたぶん前作のほうがいいと思う。初回版。
- MÖBIUS(8曲目)
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Yesterday&Today(TOKIO)
SRCL4755 00.2.1. 00.5.13.
- 早くもというか何というか、オリジナル6枚目。共同プロデュースで、一応Overtureで始めRepriseで終わる、と流れを持たせている。プロデュースだけでなくアレンジにも半分以上参加。でも自作曲が減ってしまったのがマイナス。曲は直球真面目路線でワイルド志向とでも言おうか、そういう感じで一貫しているのでひっかかるものもなく普通に聴いてしまうが、人が人だし前作が前作なので物足りなさは否めない。もっとはじけろよ!前作の色を作った太一は今回はコーラスで大活躍。彼の声ばかり聞こえる。「一秒のOthello」のアレンジ、素晴らしい。そうる透、ナイス。詞は秋元康でそれはそれはひどいけど。シングルは4曲収録、全てバージョン違い。そろそろ未収録シングルも増えてきたのでベストでも出てほしいところ。初回版。
- Yesterday's(2曲目)
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