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Human Noise(東野純直)
TOCT-24297 00.1.25. 00.5.13.
- 通算8枚目。ピアノトリオになってから3作目。トリオのメンバーは前作と変わらないので不安もない。曲や唄い方は力強さをさらに増した。パンクの方向に向かっている感じ(パンクってよくわからないけど)。小西貴雄のストリングスアレンジが素敵。2曲だけだが、全体が弾けている分妙にしみる。ラストにインストを用意、爆発。楽曲自体は前作のほうがいいような気もするがまとまりは何だか今回の方があるような気がする。前2作のどちらかが気に入れば買いだろう。
- BREAK DOWN(3曲目)
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Fennec!(Swinging
Popsicle) SRCL4749 00.1.25. 00.5.13.
- セカンドアルバム。声が大人っぽくなった。「HEAVEN」から進化。ついでに物腰もやわらかくなったような。力が抜けた、とでも言うのだろうか。いい意味で。でも可愛げはなくなった。一歩間違うとドゥーアズインフィニティーの雰囲気。男声の絡み方は相変わらず不気味で違和感あり。好みの問題だろうけど。あと、英詞がなぜか3曲に増えてしまった。スーパーバイザーが付いているけれど効果はほとんどない。一番良かったのが小西昭次郎のドラム。半分くらい叩いてる。スネアの音ならびに使い方が好きだ。ってメンバーじゃないし。ブックレットの出来もよかった。曲は無難、ギターポップ好きにはまず嫌われない。
- 冬休みにつき〜いつか来る岐路に立ってすぐ飛ばされぬ様に〜(8曲目)
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電光石夏(TOKIO)
SRCL4365 00.1.20. 00.3.27.
- マキシ。「ミニアルバム」と書かれているけど、マキシだろう。「Graffiti」で仕事をした樋口了一による3曲で、出来なども「Graffiti」の延長といった印象。コミックソング路線、真面目路線、アイドル路線とばらけさせているのが上手い。「いぶし銀」が好評だったのかどうか、国分の大幅フィーチャーで「大波小波Rock'n
Roll」は彼の独壇場。詞でも参加してボーカルまでとっている。2曲アレンジを担当しているのが佐久間正英で、これが彼らに合ってる。さすが。佐久間とTOKIOの相性って、わりといい。
- 大波小波Rock'n Roll(1曲目)
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二十歳の恋(小島麻由美)
PCCA-00982 00.1.20. 00.3.27.
- セカンド。本人のものとは確認できないけど本人っぽい、手書きのブックレットが素敵。前作と同じく30分強であっさり終わる。全体的に一発録りを思わせる雰囲気が漂っていてよい。コンボ的編成、エレキじゃなしにウッドベース、シタールの採用など、生音志向が感じられて好き。トラックが進むにつれどんどん音の数、チャンネル数が減っていくのが楽しい。本人がドラムを叩く曲があるが、あまりにたどたどしくてかえって意図的か?とさえ思う。曲は落ち着いた感じの曲調のものが中心。編曲の印象か?なんといっても5拍子曲をそれっぽくなく、違和感なく聞かせる手腕には脱帽。
- 私の誕生日(8曲目)
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CREATURES(Pierrot)
TOCT-22048 00.1.20. 00.3.27.
- ピエロ、初のマキシ。特にパズルのようなアレンジに見受けられる相変わらずのピエロ節が炸裂していて、ああ、誰がなんと言おうとやっぱりピエロ好き、と思わせる。変態的ドラムもたまらない。ライブに行きたいと切に思う一作。詞はよくわからないけど、こういう系統の詞はわりと記号的に受け止めているので個人的にはどうでもいい。いまだに拍子がつかめない「CREATURE」のイントロの譜面が見たい。初回版。
- CREATURE(1曲目)
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That's Entertainment(Cymbals)
VICL-60529 00.1.20. 00.3.27.
- メジャーのファースト。インディーズのミニは全英詞だったけどメジャーになってからのマキシは日本語だったから日本語に路線転換したかと思いきや…英詞の方が多かった。インスト2曲、インタールード3曲、日本語4曲、英語5曲の構成。本人たちの慣れのせいか、日本語曲がまだこなれてない印象。1曲1曲が比較的短いので、わりと早く終わる。全体的なデザインとか音作りはインディーズのアルバムからさして変わっていないので好感。音楽誌には「カヒミ・カリィに…」などと書かれることもあるが、どうだろう?似てないわけではない、くらい。インタールードとなる3曲はちょっと多い感じ。妙に頻繁に入ってるような。メジャーデビュー曲である「午前3時の脱走計画」が個人的には欲しかった。あと、Musser
Vibraphoneを使っているのが私的ツボ。いい音だ。
- Air Guitar(8曲目)
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とうめい(詩人の血)
ESCB1068 00.1.15. 00.3.12.
- セカンドアルバム。一度割れてる中古をつかまされて痛い目に遭った。方針が定まっていないのかこの頃の方針なのかは不明だが、曲は共作が中心。詞は全曲辻が担当。他のアルバムではあまり意識していなかったが、この人の詞には読点が多かった。多用。そこに大きな意味がある感じだ。曲は、全作に見られる傾向ではあるが基本的に打ち込み中心の自演。ただドラムだけは生ドラムの起用が多く、グルーヴを重視しているような気がする。フェイクのような要素も若干見られ、意表を突かれる。詞に方言を用いて毛色を変えた「ドイツク」が面白いが…ドイツクってどういう意味だ?廃盤。
- シャボン玉(9曲目)
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赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVol.2
KICA 216 00.1.8. 00.3.12.
- アニメーション「赤ずきんチャチャ」の関連CD。「うらら歌劇団・おひろめ公演」なるサブタイトルがついていてミュージカル風のドラマがメイン、合間に歌とBGM。Vol.3のドラマへの伏線となるネタも多数含まれ、Vol.3と併せて聞くとなおよいだろう。たぶんこれを持ってるとVol.3も持ってるんだろうけど。キャラクターの性格をうまくつかんだ台本は見事。劇中のオリジナルトラックも悪くない。やっぱり番組に興味のない人には必要ないアルバム。
- チャチャ、またもや敵と遊ぶ(8曲目)
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赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVol.1
KICA 192 00.1.6. 00.3.12.
- アニメーション「赤ずきんチャチャ」の関連CD。シリーズ中唯一ドラマパートが統一されていず、盛り上がりもいまひとつ。しいねちゃんばかりが活躍。イラストレーションにもあまり気合が感じられない。ファンにはいちばん遠いCDであろうし、それとともに最も一般寄りであると思われる。サントラパートのストリングスにはややぐっとくる。でもまあ番組に興味のない人には必要ないアルバム。
- 不思議の国のチャチャ(2曲目)
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RE-INTRO(西司)
PRCA-1001 99.12.20. 00.3.12.
- Askaと本人との共同プロデュースにより生まれた一作。Askaファミリーの盟友、古川昌義のギターも大きくフィーチャー。前作は戻ってきた喜びが先行していたが、それから1年を置かずにでた本作はわりと普通に聴けた。なんといっても「SEVEN
PLACES」収録の曲が2曲入っていることに絶句。それだけは、勘弁してほしかった。新曲は、全体的にアダルトコンテンポラリーっぽくなっている。Askaの影響か、声に粘度が増した。個人的にはもっとポップス寄りで声ももう少しからっとした方が好きなんだが…ややアップテンポの曲に辛うじてその面影が見える程度か。ひとりア・カペラの新曲もあって、それはありがたい。松本晃彦が編曲で参加してる曲があり、彼的トラックが聴けるのでほくそえむ。ただやっぱり若さがない…老け込むには、まだ早いよ。
- 夢の扉(4曲目)
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シブヤROCKTRANSFORMED状態(NUMBER
GIRL) TOCT-24283 99.12.20. 00.3.12.
- 渋谷クアトロの模様を収めたライブ盤。完全収録らしいがやけに短い…。疾走感に圧倒される。疾走とともに焦燥もまた感じる。早い。走りまくり(オリジナルはほとんど知らないけど)。歌詞によく出てくる「赤」、それがすなわち「少女」と結びついているのが象徴的でさながらコンセプトアルバムのよう。アヒトのカウントなどとともに聞こえてくる嬌声で観客の熱狂ぶりがよくわかる。ブレイクなどのキメが本当にわかりやすいのでつい身体が揺れる。ライブ、見てえ。主にリフじゃないほうを弾くギター(田渕側?)がすごくよくてたまらない。「一部、歌詞を忘れてテキトーに歌ってます」と注記してある歌詞カードも良い。ジャケットもすばらしい。ただ、前半の圧倒的な疾走に比べ、後半やや間延びした感じがするのは気のせいか。つい「透明少女」が終わるあたりで一息ついてしまうんだよな。
- タッチ(3曲目)
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SWINGING POPSICLE(Swinging
Popsicle) SRCL4324 99.12.10. 00.3.12.
- メジャーのファースト。先に「HEAVEN」を聞いてしまった関係で、見た目にも曲にも垢抜けない印象。ボーカルも「HEAVEN」の可愛らしい部分・はつらつとした部分を主に持ってきた(正しくは以降の作品で大人びていくということになるけど)感じでいまいち。英詞曲が2曲。やめたほうがいいと思うんですけどね。わかりやすすぎる英語が涙を誘う。曲はまあ、ありがちといえばありがちの爽やかポップス。実際に参加してるけど、ヒックスヴィルあたりの流れを汲む。スタッフを見ると、どうやら吉本興業所属らしく「何故…」という思いを拭えない。エグゼクティブPに大崎洋なんているし…。歌詞カード、見づらいです。全体的に極端には悪くないけど、これよりは「HEAVEN」だろう。初回版。
- キッチンテーブル(9曲目)
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DESTRUCTION BABY(NUMBER
GIRL) TOCT-22021 99.12.7. 00.2.22.
- セカンドマキシ。マーキュリー・レヴのデイヴ・フリッドマンがプロデュース。まあ、洋楽音痴の自分にはどういう人かよくわからん。ともかく、曲はすべて破壊的な音で聴くものを圧倒。ついでに言うと詞も叫んでいる感じで何を言ってるのやら…ということもしばしば、でも好きなギター。ドラムはさらに好きで、半ば恍惚。一発録りというのがまたよくやるよ。ヘッドフォンで、大音量で聴かなければならないであろう人々。
- DESTRUCTION BABY(1曲目)
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ガラクタ(螢)
JOTA-1001 99.12.7. 00.2.22.
- インディーズで出たミニアルバム。当時13歳、この歳でこんなのを作るのはすごいよなぁ…と感服はしたが、結局自分は詞よりも曲に重きを置いて聴いていることを痛感。曲に目新しさがないというか、これはと思えるものがなくて落胆。他人が書いているとはいえ曲先行でできあがっているはずだが…。詞は、難解でよくわからない。難解じゃないかもしれないけれど、少なくとも自分は共感できない。唄うたいとするには細すぎる声。もっとも、歌を歌おうとは思ってないようだが。詩の朗読もあり。大きな悩みを抱えている人やWebで詩を披露している人なんかにはいいかも。
- ふうせんガム(4曲目)
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パスワード(The
Gospellers) KSC2 321 99.12.7. 00.2.22.
- マキシシングル。以降のマキシの展開としてはこうなるのか?と思わせる、オリジナル2曲、カバー1曲の構成。カバーではシングルには珍しい酒井中心の曲が聴ける。表題曲の方はジャケットにしてもPVにしても曲そのものにしても、あくまでワイルド路線を走る意志を感じさせるもの。やや耳に痛いような感じであまり好きではないんだけど。おなじみ田辺恵二がアレンジした2曲目のほうが、らしくて好きかな。さらに言うならカバーの方がもっと好きだけど…。
- LOVE MACHINE(3曲目)
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cello-phone(詩人の血)
ESCB1152 99.12.4. 00.2.22.
- サード。スケールの大きい(単に長い、ともいう)インストで幕を開ける。コーラス以外の楽器をほぼ全て、10曲目のベース以外、自分たちでやっているという関係でシンセや打ち込みが大半だが、昨今のような「いかにも打ち込み」といった感じからは離れているので聴きやすい。序盤のインストで大きく気分を動かされるというわけでもなかろうけれど、他の彼らのアルバムには見られない独特の浮遊感みたいなものが感じられて面白い。飽きは来ないがハマリもしない、といった印象。
- シャラララ・シャラダダ(9曲目)
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i love 'LOVE
GENERATION'(詩人の血) ESCB1426 99.11.28.
99.12.28.
- 詩人の血としての最後のアルバム。詩人の血ワールド極まれりといった感の快作。ホーンもわりと積極的に導入していて華やか。マニアックっぽい雰囲気が抜けて入り込みやすい作品になっている。名曲揃いなだけにこれで終わるのがもったいない。惜しいのが最後に収められている「ORION」のリミックス。リミックスではあるけれど、他のアルバムに入っている曲が再録されるのはちょっと余計だったような。まあそれがあったとしても良いアルバム。なんて良いメロなんだ。
- 気球(2曲目)
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花と夢(詩人の血)
ESCB1329 99.11.28. 99.12.28.
- 某雑誌みたいなタイトルだ。4枚目。ちょうどこの頃に彼らを知ったことになる。「ORION」とか、懐かしい。既に知っている時期だから、ファーストで驚いた辻の声も今のもの(もっとも99年現在の声はわからないけど)とさほど変わらない。それでもやはり微妙には違うかな、という気も。サポートが増えているのでこころもち曲が豪華になったような感じがする。しかしあまりぱっとしないアルバム。どうもインパクトに欠ける。
- 移民の地(5曲目)
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What if…(詩人の血)
ESCB1009 99.11.28. 99.12.28.
- ファーストアルバム。何しろ10年前のアルバム(しかも番号から、エピック立ち上げ時のメンバーと推察される)なので音の古さは否めない。しかし今もなお一線で活躍する、メインコンポーザーの渡辺のメロの上手さはたいしたもの。メロディーは今もあせることがない。個人的には3人合作の曲やナカタケ氏(字がわからん)の曲のほうが好みだったりするけど。辻、声若すぎ。詩人の血の末期とオーペネ時代しか知らない自分には、まるで別人のような声だ。また、トラックのほとんどを自分たちで演奏。器用な人たちだ。
- グレーの夕方(8曲目)
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HEAVEN(Swinging
Popsicle) SRCL4388 99.11.25. 99.12.28.
- メジャーで2枚目にあたるミニ。小品から始まりインタールードを挟みながらゆっくりと幕を下ろすのは全体でひとつの流れを作っている感じ。唐突に挿入される変拍子もツボを突く。ボーカルは基本的にはちょっと色気を出した声から可愛らしい声まで幅広く出せるのでよい。ただ、サビが英語なのがどうもいただけない。いただけないというか、妙に合わないので。発音の問題だろうか?そんなこともないか。あと、男声コーラスも合ってないと思う。でも出来はよい。ジャケットの放つ雰囲気もかなりよい。分からないのがドラマー。打ち込みのはずがない音なのに、クレジットされてないぞ。誰だ?
- SLEEPY(STAY AWAKE !)(3曲目)
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MADE IN JAPAN(sex
MACHINEGUNS) TOCT-24258 99.11.25. 99.12.28.
- 前作以上にヘビーメタル色を濃くしたセカンド。おちゃらけた詞は減って、全体的に真面目になった印象。真面目、というのも変な話だけど。つかみという意味もあるであろうおちゃらけた感じの曲は、バンドの特徴の一つであるからなくならないまでも、今後減っていくのではないかと思われる。笑える歌詞の中に愛がうっすら見えるよう。曲調からはそんな印象は受けないけれど、ラブソングが増えたような気がする。既に脱退しているドラムのスピードスターサイパンジョーがブックレットにしっかり映っている。インタビューなんかで彼と作ってきたアルバムだと言っているし、実際大半の曲を彼が叩いているわけだから映ってて当然なのだが、ファンには辛かろうね。泣かせるね。初回版。
- American Z(8曲目)
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胸に降る雨、胸に咲く花。(ROUAGE)
PHCL-12043 99.11.25. 99.12.28.
- このような系統のバンドにしては珍しい、1年ぶりの新しい音源。新曲3曲にリミックス1曲。リミックスは「うわのそら」。新曲3曲にはいずれも句点が付いていて、タイトルだけでルアージュ世界爆発といった趣。タイトル曲は無闇にと言ってしまうくらい前向きで希望に満ちたような曲。感動的。99年のベストに近い1曲であろうし、世界を崩していないながらも広く受け入れられやすい曲であると思う。PV見たい。他、1分ちょっとのツボつきまくりの短い曲に彼らの王道路線の曲が新曲になる。リミックスは最近の彼らの流れだがやっぱり原曲は超えていない。
- 胸に降る雨、胸に咲く花。(1曲目)
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NEAT, OR CYMBAL !(Cymbals)
57-LDKCD 99.10.23. 99.12.28.
- インディーズのファーストCD。全英詞。対訳は付いてきているが、歌詞がないとしか思えない曲にまで付いているのでどれだけ合っているかはわからない。それなりに合っているのは聴きとって確認できるけど。日本人なのに英詞、というのは最近とみに見られる傾向でどうかと思うのだが、彼らみたいな曲調はわりと英詞がしっくりくるのかなという気もする。日本語でもだいじょうぶだとは思うが。長さはミニアルバムといったほうがいいようなもの。あっという間に終わる。妙に軽い印象。まあ、好き。
- Happy Knight, Shiny Child(2曲目)
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LUPIN THE THIRD JAZZ
VPCG-84680 99.10.23. 99.12.28
- 大野雄二(p), 鈴木良雄(b), 村田憲一郎(ds),
Guests
- 通称赤ジャケ以降のルパン音楽を担当していた大野雄二自身のトリオによる自作自演集。今年の特番に合わせて出た企画物のうちの一つらしいが詳しくは知らない。タイトルでわかるようにルパンIII世の劇中音楽をジャズアレンジして(もともとジャズっぽいけど)、トリオを基本として演奏しているが意外とルパンの曲っぽくはない。普通のジャズ盤としても聴くことができる。買って気づいたことだが自分はルパンのごく有名な曲しか知らないのでほとんどが初めてというしょうがない状況だった。個人的にはギターやコンガの参加が多いのが嬉しい。書き下ろし1曲。
- Love Squall(9曲目)
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コーちゃんのお座敷うた(越路吹雪)
TOCT-8624 99.10.23. 99.12.10.
- 東芝EMIの音蔵シリーズの一枚。オリジナル発売は62年9月。その名の通り座敷唄を越路が歌う。こういうジャンルの唄もさらっと歌いこなしているのを聴くと昔はすごい人がいたもんだということを思い知らされる。彼女の曲の多くを編曲している(彼女に限らないのだろうけど)と思われる内藤法美によるハイカラなアレンジがまたよろしい。昔を知らぬ者にはこれがオリジナルかとさえ思わせるナイスアレンジ。作者不詳の曲もあるくらいだからそんなはずはないけれど。更に素敵なのがメロディーで、何回か聴くと勝手に口ずさんでしまう簡単かつ中毒性の高いもの。有名なフレーズ「尾張名古屋は城で持つ」の出所がわかったのも収穫。廃盤?
- ノーエ節(7曲目)
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MY POCKET(織田裕二)
PHCL-5127 99.10.5. 99.11.23.
- また共同プロデュース。マキシ・プリーストとまた共演したり、宮沢和史に曲を書いてもらったり、自作詞も5曲あったりと精力的に活動している。今回はそうした活動がわりと良いほうに転んでいるようでなかなか。1曲目のイントロは聴くたびにBEN
FOLDS FIVEを意識してるっぽい感じを受けるけど。今まで数々の彼の曲を作り上げてきた都志見マジックは今回も健在。前回に引き続き小松秀行が参加していていい感じ。1曲だけだが西司も参加しているのが嬉しい。全体的には評価しにくいところだけど。いつもそうだが可もなく不可もなしといったところ?不可を見出すとすれば歌唱力が上がっていないところかなあ。
- Together(2曲目)
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JP(クラムボン)
WPC7-10031 99.10.5. 99.11.23.
- フルアルバム。マキシシングル収録の曲が多いのがちょっと残念だが完成度の高い一作。マキシ収録曲も大半はミックスを変えて収めているのでさほど損な気がしない、というのもある。なんといっても嬉しいのはライブの定番「GLAMMBON」が入ったこと。また、知らない曲のはずなのに聞き覚えのあるフレーズが入っていたりするのもポイント。これによりマキシに収められたインストのタイトルの謎が解けるという凝りようで、このへんはマキシ購入者のみがわかるお遊びだ。これまでのようにたまにマンドリンを使ったりして若干の異なる音も入っているが、基本的にライブにおいて3人で演れるような演奏を行っているのが素敵。詞がまた味わい深い。「Our
Songs」ではマキシと異なり豪華にストリングスを導入。
- 雲ゆき(9曲目)
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CORE POP(To
Be Continued) TOCT-24277 99.9.29. 99.11.23.
- 移籍2枚目。前作はある程度顔見世の感もなきにしもあらずだったが今回は本領発揮の一枚。すげぇ。「Bitter
Sweet Love」以来の黄金期突入を感じさせる傑作。捨て曲なしという非常に珍しい一枚で、総合力が高い。岡田のボーカルがなんだかとても上達したような感じがする。生音と打ち込みのバランスもちょうどよい感じ。森俊之のプロデュースが成功したのかなあ。でも唯一彼が参画していない「Last
order」の出来栄えもたいしたもの。ペリカンをあしらったジャケットは意図不明だが、その写真も悪くはない。
- Last order(2曲目)
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