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赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVol.4
KICA 246 99.9.23. 99.10.11.
- アニメーション「赤ずきんチャチャ」の関連CD。「おひるのバナナアワー」なるサブタイトルがついていて、校内放送を行っているという設定。ただしメインはBGMで合間にドラマが入っている印象。BGMの量が多いので、ドラマを除いてプログラムすれば普通のサントラにもできそう。条件反射的にぐっときてしまう曲があるのはなんだかくやしい。それでもまあ番組に興味のない人には必要ないアルバム。
- 不思議の国のチャチャ(その2)(8曲目)
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赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVol.3
KICA 224 99.9.23. 99.10.11.
- アニメーション「赤ずきんチャチャ」の関連CD。「帰ってきたうらら歌劇団」なるサブタイトルがついていてミュージカル風のドラマがメイン、合間に歌とBGMという構成。ドラマは番組なり原作なりで背景を把握していないとさっぱりわけがわからないもの。個人的には笑ってしまったけど。まあ番組に興味のない人には必要ないアルバム。
- プリンセスは追いかけっこがお好き?(8曲目)
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blue note plays
Gershwin(Various) 7243 5 20808 2 3 99.9.23.
99.10.11.
- Various
- ブルーノート60周年を記念して出たらしいコンピ盤。タイトルから察せられるとおり全曲ガーシュウィンの作品で、ミュージシャンは曲によって違うし編成も異なる。過去のアルバムからピックアップして10曲集めたもので、録音年も1956年から1996年まで幅広い。ケニー・バレルの参加した「Summertime」に期待して買ったわけだがメインは共演のグローバー・ワシントンJr.だったのでちょっと残念。曲自体はどれもガーシュウィン独特の美しいメロでBGMによさげ。ただどこかで耳にしているはずなのに思い出せない曲なんかもあって、それはくやしい。ついオルガンやギターに耳を傾けてしまい好きなんだなあとつくづく感じます。「The
Man I Love」のトランペットとアルトサックスとのユニゾンが壮快。
- The Man I Love(8曲目)
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best collection(越路吹雪)
TOCT-6653 99.9.23. 99.10.11.
- 彼女の代表曲を集めたのであろうアルバム。歌っている曲のほとんどはカバーで、フランスのもの。多くが愛の詩なので、要するにシャンソンなわけだが日本語の絶妙さには脱帽してしまう。日本人の肌にあった編曲も併せ、カバーというより「和製シャンソン」にしている岩谷時子・内藤法美というコンビはたいしたものだなあと感じる。編曲だけではなくおそらく日本人が好みそうなメロの曲を採用したのであろうから、より身近さが増そうというものだ。名曲揃いで、和風?シャンソン集としても楽しめそう。歌声もまた、宝塚出身だけあって安定した見事なものがある。「ろくでなし」が実はアダモの曲だということを知ったりもした。個人的には新しい扉を開いてくれたようなアルバム。ただ、ジャケットはいただけないような…。もっといい写真もあるだろうに。
- ラストダンスは私に(10曲目)
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23KM(2枚目、森田浩司)
SRCL2369 99.9.23. 99.10.11.
- わがやはじめてのダブりCD。改めて聴くとやはりすばらしい出来。どうして売れなかったんだろう。中古盤。
- わりと情けない僕(10曲目)
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はなればなれ(クラムボン)
WPC7-10013 99.8.27. 99.10.11.
- デビューマキシ。タイトル曲は買う前からさんざん聴いていたので特別な感想は出てこないが、上手いなあ、とは思う。他の収録曲の方はタイトル曲より聴き慣れていない分だけ新鮮でよくきこえてくる。特に「みつばち」は素敵。ここまで優れた三拍子曲はなかなか作れないのでは。多少の打ち込み音はきこえてくるが、基本的に3人で作るという姿勢が伝わってきて好感。
- みつばち(2曲目)
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REVENGE OF AGHARTA(AGHARTA)
BVCR-11012 99.8.25. 99.10.11.
- 出るとは予想していなかったセカンドアルバムだけに期待は大きかったがその期待は大きく裏切られた、というのが正直なところ。前作にも収録した曲をアレンジも変えずに入れられた日には…。全16曲中、新曲は7曲のみ。うちインスト風のものが3曲という状態なので、歌入りの新曲は4曲。これではあまりにも寂しすぎる。何でもあまりに売れなかったので改めて顔見世のつもりで、ということらしいが前から聴いていた人間にはつまらない。新曲の中では沼澤尚のアルバムにオリジナルが入っていてライブでもむやみに感動した「YEMAYÁ」のインタールードが光る。あと、やはり「ILE
AIYE」(俗にWAになっておどろうと言われるやつ)は名曲であると認めざるを得ないだろう。
- 飛行機雲〜LUA SOBERANA〜(14曲目)
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new machinegun etiquette('else)
TMCN-30011 99.8.7. 99.9.23.
- メジャーの第1弾アルバム。ブックレットはきつい赤が中心なので目に痛い。数曲で他のミュージシャンの助けを借りているが、基本的に自分たちだけで演奏するバンド。このくらい疾走する感じがあると気持ちいい。昔は得意ではなかったゴリ押しディストーションギターもだいぶ慣れてきているのですんなり耳に届く。ボーカルの声質も個人的に合っているのかもしれない。買ったのが夏の盛りだからか、発売したのは冬だけど夏のほうが似合うアルバムなんじゃ?という気もする。でもイントロの短い曲が多いというすがすがしさは冬というよりは夏向きなのでは…。
- POP45(8曲目)
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<BEST ONE>オールディーズ(Various)
MVCM-2302 99.7.30. 99.9.23.
- 1950年代から60年代にかけてヒットした洋楽ナンバー、いわゆるオールディーズを集めたオムニバス。はっきりいってタモリ倶楽部関連曲の「ショート・ショーツ」(ロイヤル・ティーンズ)と「ベイビー・フェイス」(ブライアン・ハイランド)のためだけに買った。この2曲は何回か聴いたがそのほかは1回通して聴いたくらい。よって感想は無いに等しい。でもタイトルだけは知っている「ビキニスタイルのお嬢さん」をブライアン・ハイランドが歌ってることを知ったりとか、ゴスペラーズがネタに使っている「ミスター・ベースマン」が入っていたりとか、期待していなかった部分の収穫はあった。
- ベイビー・フェイス(29曲目)
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幻の魚(大木彩乃)
VICL-60441 99.7.22. 99.8.16.
- デビュー作。ピアノもしくはキーボード弾き語りが基本の人なので音数は少なくいたってシンプル。ただそういうタイプなのでバラード中心になっていてやや冗長。それでも1曲1曲がそんなに長くないし毛色の違う曲がうまいところで入っているのでわりにさらっと聴ける。BGMとして聴く分にはよい。ただ独特の緊張感が伴うライブになると少々だるいかも。歌声はややか細いものの曲に合ったさっぱりした感じ。好感が持てる。ものがなしい曲に惹かれるのは、自分が日本人だからなのか。
- すず虫(7曲目)
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FIVE KEYS(The
Gospellers) KSC2 295 99.7.22. 99.8.16.
- 「何から何まで5にこだわった」(何かのインタビューで言ってた)アルバム。シークレットトラックも5分55秒から始まる凝りようである。今回はゴスペラーズ流R&Bを追求したとかで、曲調や歌唱法に色気が出てきた感じ。ただそのぶんノリのいい曲が少なくなってじっくり聴かせる曲が増えたのはちょっとさみしい。序盤にミディアムテンポ以下の曲が並んだのもちょっと重く、今回は曲順にちょっと不満が。アカペラ曲2曲は公開レコーディングで録ったライブ版。また、カップリング以外にもライブでは披露しているけれどもアルバムに収録していない曲が増えてきているのでライブのお楽しみは増えている。ライブといえば「まちがいさがし」はすごくライブで映えそうだ。
- あたらしい世界(10曲目)
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THE HEARTMAN(越前屋俵太&YESMAN
BOOGIE BAND) PCD-29201 99.7.20. 99.8.16.
- 一応映画「ザ・ハートマン」のサントラ。「一応」というのはまるで関係ない番組の主題歌も収録されているからだ。架空の映画のテーマなんてのもある。そもそも映画自体が長くないので、映画のBGMだけではとても賄いきれないのだ。もっとも、他の曲も入れても全9曲で16分ちょっとというシングル並みの尺なんだけど。さて映画のBGMの方は観たその日に買ったので、場面場面が思い出されていい感じ。ただ、YESMAN
BOOGIE BANDのライブで聴いたことのある曲の歌詞が「YESMAN」から「HEARTMAN」になっただけ、というのもあって爆笑。どっちが元ネタかわからないけど、これは面白い。あとブックレットを見て驚いたのは、自分が越前屋俵太の出した音源をテープも含めすべて持っているということだ。
- HEARTMAN BOOGIE(2曲目)
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パンと蜜をめしあがれ(クラムボン)
WPC7-10029 99.7.18. 99.8.16.
- セカンドマキシ。CD店のイベントに参加するがために買った。1小節に400テイク以上かけた部分もある(ザードみたい)というタイトル作は「くじらむぼん」収録のそれより若干テンポを落として、それでいてよりシンプルなアレンジになっている。前のバージョンに余計な音があったとは思わないけど、聴いた印象では余計な音を削ぎ落としたって感じ。他の収録曲(うちインスト1曲)も佳曲。とくに「Our
Songs」はライブで聴くとぴょんぴょん跳ねたくなりそう。ジャケットみたいに。にぎやかなコーラスに参加したい気分だし。ライブで聴いてみたいなあ。持っているジャケットは直筆サイン入り。
- Our Songs(3曲目)
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Oh ! Penelope(Oh
! Penelope) ESCB1535 99.7.12. 99.8.16.
- オーペネ初の音源、ミニアルバム。音源を聴く順序が前後しているが、結局はこの頃からフルアルバムの素地ができていたということか。詩人の血とMilk&Cookies、ちょうどこの間に立っている作品であることがよくわかる。どちらかというとMilk〜寄りではあるけれど。詩人の血の頃よりもひとつひとつの音がはっきりしているというか鋭利な感じ。歌詞カードがついてこなかったので歌詞はよくわからないしバックミュージシャンもいまひとつわからないが、この作品でもACOらしき声がきこえてくる。中古盤。廃盤?
- Comming Days(3曲目)
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FINALE(Pierrot)
TOCT-24150 99.7.6. 99.7.23.
- かなり期待して待っていたメジャーのファーストアルバム。初めて聴いた時はこれまでと違ってわりとゆっくりめの曲が多いことに多少の違和感を覚えたが、聴きこむにつれ一気にはまっていった。暴れるタイプの曲が少なくなって将来に危惧を抱く人もいるかもしれないが、まだまだ大きくなる可能性はあると思う。相変わらずアレンジは奇天烈、ドラミングは変態。また、「Newborn
Baby」を最後に持ってくるというとても考えられない曲順に限りない野心を感じる。サックスなどの導入はどうかな?と思ったけど。アレンジを大幅に変えたうえ歌詞の付けたしまで行った「クリア・スカイ」は久々に興奮したアルバムバージョン。インディーズの姿に近いのは「ICAROSS」「CHILD」「Newborn
Baby」あたりか?初回版。
- ICAROSS(9曲目)
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KIdOU(jav
jav) MVCH-29031 99.6.29. 99.7.23.
- 宣伝文句には「90年代をしめくくるにふさわしい『力』を持ったマストな1枚」と書いてあるが、ちょっとどうかなあという気もしないでもない。「ガラスの扉」が好きで買ったわけだが、個人的にはそれを超えるような曲を見つけられず残念。自分があまり聴いてこなかったような音世界なのでやや戸惑いもある。ただ演奏面は歴戦の強者であるがゆえに安定、隙を見せていない。ユルく踊るにはいいかもしれない。歌詞の主語が全て「僕」「ボク」なのが特徴的。
- ガラスの扉(3曲目)
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ダウンタウンのごっつえぇ感じ音楽全集
AMCM-4353 99.6.15. 99.6.19.
- 今はなき「ごっつ」で歌われた曲を集めたCD。これを作る直接のきっかけになったのは番組終了とエキセントリック少年ボウイだろう。少年ボウイのキャラクターの歌はいつだったかに行われたライブの歓声をうまくかぶせたものとなっているようだ。基本的にこの手のCDは曲の善し悪しじゃないから、単純に楽しめた、という記述しかできないだろう。あえて曲としていちばん優れているのを考えると剛津大学応援歌、になるのだろうか。ヒヤキポリネキセサナモペ共和国の国歌がちゃんと入ってるし代表曲はだいたい入っているのでは。もっとも、いつも見ていたわけではないのでよくわからない。個人的にはシンガー板尾が大好きなので彼の曲4曲だけで満足。もっと入れてほしかった。
- 君の見た目も短足だ(16曲目)
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翔〜カケラ〜裸(Laputa)
TOCT-24143 99.6.8. 99.6.19.
- 4枚目のアルバムは新しいことにチャレンジするよりラピュータらしさを押し進めていったとのことだが、それでも試行錯誤の跡は見えるような気がする。一見ルナシーかと思うアレンジだとか随分と古風なアレンジを施してみていたりして。もっともメロはラピュータ節だね。これまでと違って収録シングルがかなり多いのでその他の曲の色に苦心したような気がする。何にせよベース、唸ってるよ!よいよ!全体的に音が太くなった実感はある。収録曲の中では「Breath」が抜群によく、目の前が一気に開けるような感覚を味わえる。PVからくる先入観か?
- Breath(7曲目)
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くじらむぼん(クラムボン)
WPC6-8408 99.6.1. 99.6.18.
- インディーズ時代のミニアルバム。ボーカル原田郁子(クレジットははぁっちんぐはちこ先生とかなってるけど)の絡むような独特の声がいい感じ。もともと専門学校でジャズを志向してだかジャズをやるためにだったかで組んだバンドだから、ピアノトリオといっても東野純直的なものではなくジャズに近いノリがある。そのへんはベースのややトリッキーなフレーズが寄与しているのだろう。ドラムは8分を叩いてるのにピアノは3連を延々弾いてるといった複雑なリズムを軽くこなしているのはたいしたもんだと思う。インディーズでチャンネル数も多くはないけど完成度は高い。ちなみにこのジャケット、わがやのマウスパッドの上に置くと同化してしまう(うちのマシンはGateway)。どうでもいいけど。
- パンと蜜をめしあがれ(1曲目)
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Screen Play(織田裕二)
TOCT-8547 99.5.25. 99.6.18.
- 通算4枚目のオリジナルアルバム。前作「決心」より歌が上手くきこえてこないのがいただけない。しかも彼の曲全てを通して3本の指に入るであろうバカ曲「タエコ」(タイトルからしてバカ)が入ってるし。かと思ったら有数の佳曲「恋人達の子守歌」(これもタイトルはどうかと思う)が入ってたり、よくわからない構成。ただ、今作ではじめて松本晃彦がバックミュージシャン・アレンジで参加。以降「River」でそれなりに活躍、そして「STAY
HERE」で一気に昇華することを思えばそれなりに意義のある作品ではある。「恋人達の子守歌」は一度リテイクすべき。なお、このアルバムを最後に歌詞プロデュースは行っていない。歌詞プロデュースってなんだろう。
- Never Rain(10曲目)
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khaki(the
castanets) ARCJ 94 99.5.18. 99.5.30.
- 初のフルアルバムという表現をしているから今までのはミニアルバムだったのだろう。「12の短編小説」(オビより)がアルバムを形どっているそうだがどうだか。リリース時期が初春なので、春を思わせる曲、実際に春を謡った曲が多い。いかにもライブ的な曲もあったりで多彩。決め手にかけると言えなくもないけど、曲の安定ぶりはさすが。英語を使わない詞というのは、おそらくポリシーなんだろうな。外来語を使っている程度で、日本語による詞が徹底されている。もっとも、あまり英語が似合いそうな曲調でもないし必然的なものなのかも。
- これが何か分かるかい?(9曲目)
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tide(高野寛)
AGCA-10015 99.5.18. 99.5.30.
- 実に2年半ぶりに出た作品。ライブで育った曲をじっくりと作り上げただけに完成度は高い。はじめて歌のために作ったアルバム、といっているように歌唱面は大きく深みが増した。それでいて肩の力がほどよく抜けている、そんな感じ。ほっとする。演奏のほうも自身が担当するものが格段に多くなっているから、本人が追求した結果というものが感じられる。現在、充実期に入っていることが聴いてわかる一枚。それでも、まだ何か言い足りないことがあるように感ずるのは何故だろう。まだまだ何か出てくるような。単に、長らく新曲に接していなかったから飢えているだけなのかもしれないけど。ブックレットには1曲1曲の情景を表したような写真、おそらく本人撮影のものがついていてとてもいい。
- 暮れてゆく空(7曲目)
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HIP88(岡田浩暉)
SRCL 3691 99.5.17. 99.5.30.
- 時期的に移籍直前になるのであろうボーカル・岡田のソロ作。佐久間正英の全面プロデュースで、彼は楽器演奏・作曲・編曲と八面六臂の活躍。岡田本人の作曲した曲も聴ける。To
Be Continuedでは導入の少ない生ドラムもそうる透を迎えていて、バックは万全。To
Be Continuedよりもロック色を強くしたものとなっている。ビジュアル的にも、これまでとは違っていてなんか変。彼は歌唱法がロック的になると妙に間抜けにきこえてくるようだ。ポップス向きなんだろうか。ロック的だとアクばかり目立つ感じ。結局シングルになった佐久間作・編曲の「不器用なラブソング」の出来が圧倒的によかった、という状態ではソロは成功とは言えないか。佐久間の力及ばずといったところ。スペシャルサンクスに「僕とTO
BE CONTINUEDを信じてくれる皆さん」とあるのが妙に暗示的だ。CDエクストラ。
- 不器用なラブソング(5曲目)
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No Control(THE
BOOM) TOCT-24132 99.5.12. 99.5.27.
- バンドとしては実に3年ぶりのアルバム。評論によればこのバンドの曲の方向はそのまま宮沢和史の音楽衝動と重なるらしいが、それを考えると今回はどちらへ?沖縄民謡・スカ・レゲエ・童謡などが入ったごった煮的といったことも言われるが本質的にはすべてロックに向いている感じがする(童謡除く)。ブラジル方面に傾倒していった時代しか知らないからいまひとつ確信は持てないが、ちょうどFACELESS
MANの頃かそのもう少し前に重なるのでは?雰囲気自体は。それが現在の手法で表されている印象。ほぼ全曲のアレンジを第三者に委ねているのも特徴的。相変わらずバラードは絶品。ブレイクビーツの導入が新味。次から次へと同時代を生きるミュージシャンが出てくる「敬称略」は圧巻。登場ミュージシャンの中でミュートビート、スカ・フレイムス、スリル、P.Jがわからないのが口惜しいな。ほんとうはブームってこんなバンドなんだよな、という感じはする。
- 墓標(1曲目)
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ファンファーレ(advantage
Lucy) TOCT-24128 99.5.12. 99.5.27.
- メジャー・インディーズ通して初のフルアルバム。誰が曲を書いているのかすら知らない状態で買ってるのだが大当たり、だった。ぐちゃぐちゃなごった煮アレンジも好きだがこういうシンプルな、チャンネル数ほとんどありませんってのも好きらしい、やっぱり。ボーカル・アイコのささやくとも何ともつかないボーカルも心地よい。聴く時期によっては受けつけないかもしれない歌い方だが聴くベクトルの方向がよかったのだろう、すんなりと受け入れられる。独特の発声法だよね。ベースがいないのにベースがいい感じなのもマル。やっぱりライブに行けばよかったかなあと後悔せしめた一枚。欲を言えばセカンドシングル「Hello
mate!」も入ってくれればよかったなあ。あれ、好きなのになあ。2曲英詞。
- smile again(6曲目)
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The Unauthorized
Biography of Reinhold Messner(BEN FOLDS FIVE)
493312-2 99.5.4. 99.5.27.
- サードアルバムとのことなのでやはり前作は企画盤だったのだろう。前作までとは明らかに肌触りの違う作品。ストリングス・ブラスセクションの導入がその一端を握っていることは否定しないが、上手く絡んでいるので違和感はない。違和感という点でいけばオーケストラパーカッションに感じる。TimpaniとかGongとか。あと、トリオの演奏自体これまでと違うような。肌触りの違いの主要な点はたぶんそこ。ストリングスなどに音を合わせにいったのか、ピアノとドラムが軽い感じ。ミックスの関係かなあ。Benの父親が留守電に残したメッセージを曲中に取り入れたり、短い曲が次の曲への長いイントロのような印象を与えたり、ベースをギターのように弾いてみたり、確かに曲作りの多彩さ・上手さは示されているけどデビュー時の衝撃に比べたらなんだか物足りない。客観的にはよいアルバムだと思います。輸入盤。
- ARMY(6曲目)
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