6月5日〜30日
サッカーワールドカップ。
今回押してたチームはナイジェリア・トルコ・アイルランド・ポルトガルだったのだが、各チームまさかの苦戦が相次ぎ、期間半ばにしてわたしのワールドカップは終わってしまうのではないかと思ってしまうほどだった。まさかこの4チームが寄ってたかって7試合消化時点で勝ち点3だなんて、思いもせず(直後にポルトガルが勝利を収めるのだが)。
一押しのナイジェリアが早々と姿を消し、ポルトガルも朴智星のゴールでまさかのグループリーグ敗退と気落ちする中、トルコとアイルランドは決勝トーナメントに残り、まずは一安心の前半。しかし朴智星もパープルサンガの選手だから韓国選手の中で唯一期待していた選手だったが、あのときばかりは要らんことしてくれた。
アイルランドもPK戦に屈してしまい(帰宅してテレビをつけたらスペインの選手がライブで折り重なっていて、それはショックだった)わたしのワールドカップも風前の灯だったが、それが希望の光となったのはトルコのおかげである。1回戦は取りこぼしようのない相手だったからともかくとして、セネガル戦は見事な試合だった。4対3くらいのスコアになってもおかしくないような試合だったけど、互いにいいプレイができたと思う。で、願いがかなってブラジルとの再戦になって。当然雪辱を果たして決勝進出→優勝というシナリオを本気で描いていたわけだが、結果は0-1というスコア以上の完敗。ちょっと残念。でも、最後は勝って3位になれたのだから、素晴しいよ!
決勝で敗れて失意の準優勝よりも、勝って3位になって終わったほうが気持ちはいいよ!
何せ勝って会場を去れるのは優勝と3位だけだし。そういった意味では、この結末でよかったのかもしれない。ともかくもありがとうトルコ!
欧州予選でスウェーデンに抜かれたときにはどうなるかと思ったが、こうして見られてよかったよトルコ!
…ただ、ヨーロッパ・南米のチームに一度も勝たずに3位というのは果たしてどうか。ちょっと胡散臭い3位だったりして。
さて、今回の活躍でトルコのサッカーのことがもっと知りたい!と思ったあなた(わたしだ)にはこちらがよさげ。めちゃくちゃ詳しいよう。面白いよう。でも、油断するとすぐトルコ語ページになってしまう。わかんねえ。日本人によるトルコリーグのサイトとか、できないかしら。ポルトガルリーグくらいまでならありそうだけど。と思ってたらこんなニュースサイトが。おー、こりゃ便利だ!
ここも便利だわさ。日本語ではこれらが双璧になるのかな。
6・7・8日はナゴヤドームでブルーウェーブ対ホークスの3連戦。
6日は急遽東京に出る羽目になり、行けず。
7日は5回裏くらいから見たが、無死満塁を吉田修司が防いだり最終回に松中のホームランがあったりで気持ちのいい勝利。
8日は土曜日ということもあってホークスの外野席は満席(ブルーウェーブはホームなのにがらがら)という中での観戦。序盤からリードを許し、幾度となく追いすがるも結局敗北。とほー。しかし大越のプロ初本塁打のように珍しいものも見られたし秋山の本塁打も見られたし、よしとするか。願わくは、メガホンが売り切れなかったらば!
仕方なく色が似ているような気がするタイガースのメガホンを買って、シールを剥がしてペンで鷹の絵を描いて叩いたさ。
そのホークス、ただでさえ不調なのに城島が骨を折って早くも失速の雰囲気だが、カンフル剤としてこの時期に川ア・小椋が一軍へ!
大活躍を期待。とくに川アはこの機会にレギュラー奪取を期待。
安全地帯再始動。「再始動」という言葉に、やはり解散してなかったことが感じられる。再始動するという話はなんとはなしに耳にしていたが、こうしてちゃんとリリース情報なんかを読むと実感として伝わってくるのが嬉しい。しかも、まさか参加しないであろうと思っていた武沢豊も参加するみたいじゃないですか(もっとも、彼以外のメンバーはとっくに集結して玉置浩二ののソロ作で共演してたけど)。ちゃんと松井五郎が詞を書いて星勝(モップス出身)がプロデュースを務めるらしいじゃないですか。完璧じゃん! 解散していないにせよ、はっきりいって再度5人が集うことなどないものだと諦めてはいたが、これは大きなニュースです。なんたって安全地帯は常時わたしの中のミュージシャンヒエラルキーの頂点に立つグループだから!
15日、久しぶりに吹奏楽のステージに立つ。1年半(実質3年半)やってなかっただけあってぼろぼろだが、曲を演るってのはやはり楽しいものであり。直前には懐かしさも手伝って過去の演奏会のビデオも見たりなんかして。やっぱりこっちでもできるものならやりたいなあ。いや、やろうと思えばできるんだけども、時間があるかどうかってことで…。
16日、大阪でかいもの。中古盤が某店に予想通り置いてあるなんて、滅多にない貴重な体験だと思う。殊遠方の店に関しては。そんなわけで思いもしない収穫も併せ、この店で買うために買わないでいた音盤をゲトー。
22日、キッチュ(AGAPE
store)の舞台「地獄八景亡者戯」を観る。会場に着くとダフ屋が幾人もおり、すげえじゃん!
プレミアチケットじゃん!
と思っていたらば青山劇場(会場は青山円形劇場)でモーニング娘。のミュージカルをやっていたのだった。へこー。
「地獄八景亡者戯」、元は古典落語で、米朝が現在の形にしたものを更に脚色したものらしい。その後落語サイトの解説を読んでなるほどと思ったが、話題が全く古くなく、現代風に脚色してもほとんど違和感がない。脚本・役者の力も大きいのだろうが、元ネタの偉大さをかえって思い知ることとなった。ちゃんとした落語の形態でも見たいわ。枝雀のものは出ているらしいけど、元祖の米朝のものはないかしらん。
さすがに芝居は生もので、放送できないような微妙なネタ数知れず、ワールドカップ便乗ネタ幾つか、出演者のプライバシーにも関わるようなネタまで登場。あらかじめネタを練っていたのかもしれないが、キッチュをはじめとする出演者(三上市朗、八十田勇一、福田転球、濱田マリ)の機転の良さには感心するばかりである。もちろんコメディ舞台であるからして、きっちり笑わせていただいた。危険なネタだからこそ笑える、というのもあるのよね。おそらくは。特にキッチュは百戦錬磨の人だから、そのへん心得てそう。
そのAGAPE store、昨年春の「BIG
BIZ」を再演するんだと。しかも3部作として、新作が来年冬に控えてるんだと。うっひゃあこりゃ大変だわ。一度観てるしビデオも持ってるし、オリジナルキャストで再演というのに既に「BIG
BIZ」は観に行く気だし! もちろん新作も観に行く気だし!
もうなんかダメね。
23日、東京でかいもの。珍しく買った音源はほとんどないが、萩尾望都「ポーの一族」とひさうちみちお「性少年時代」が安く置いてたので回収。ついに「ポーの一族」だよ!
これでパタリロなどで見られるギャグの意味がわかるよ。つってもパタリロは後輩に全部(文庫版の当時の最新刊まで)あげてしまったが。
ものすごくひっかかるパンフがあったのでもらってくる。「日本の流行歌史大系」なるタイトルのこのコンピは、「日本レコード文化史」とか「昭和SP盤時代記録大全集」とも銘打たれ、60枚組909曲の大ボリューム!
もちろん、すべてSP起こしなので全盛期の歌声が楽しめるわけで。全曲リストを見ると持ってる曲は数曲だけだし目眩めく世界が待っているのだろうと察せられるが、はたして現在の音盤購入ペースでゆっくり楽しめるだろうか?と思ったり、わたしが買うよりもっとふさわしい人がいるんではないだろうか?と思ったり、置き場所あるの?と思ったりして、こうしてパンフを眺めている今もふんぎりつかず。この時代って勉強したいことはしたいけれど、切実に聴きたい曲がないから(強いて言うなら西条八十の諸作が聴きたい)なければなくてもいいレベルなのだ。うーむ。
近鉄小劇場閉鎖へ。関西の小演劇の中心の一つが消える…。いや、演劇やってないし、ここに観に行ったことがあるわけじゃないけど、例えばAGAPE storeはいつもここで公演をやってたし、行かないまでも気になる公演はだいたいここだったし…。なんとかならんのかい近鉄さんよう。電車の路線を減らしてでもさあ(暴論)。
30日、市内の中古CD・レコード店が合同で開いたゴミレコード市に参戦。在庫過剰品を中心に…とダイレクトメールに書いてあったから嫌な予感はあったが、なかなかどうして。ひとつめの会場では無難な収穫しか得られなかったが、もうひとつの会場では狂ったようにレコードを引き抜きまくる。札値からして安いのに、更に7割引になったので驚異的な安さに。30円のレコードすら値引いて9円だよ? どういうことよ? ただ、山ほど買っていつ聴くのかといえば、ちょっと困った…。
COLORのCDを買ったのでCOLORのサイトを覗く。そういえば最近どうしてるの、ということもあって。…メンバー増えてる。門田こむぎがいなくなってる。しかも、CMでかかってる「廃墟の鳩」を唄ってるのはメンバーだったのかよ! つうかCOLORじゃなくてBusyって名前になるのかよ! なんかちょっともったいないような。
●7日買ったCD
ショボーレ・スリー「カモン チルドレン!」:デキシー周辺人脈(つうかハチマ関係)。以前知人宅で見せてもらったブックレット写真の強烈さや音の抜けで買ってみる。オリジナル以外はカバー曲だが、感触はデキシーにちょっと似てる。オリジナルナンバーの「ショボーレ・スリーのテーマ」シリーズあたりにはそれが如実に表れている。ドラムの音がいいよなあ(ハチマだし)。
V.A.「GSミーツ・イングリッシュ」:新星堂のGSコンピ。クロニクルの「GSポップカヴァーズ」に似てる。半分くらい持っているのに買ってみたが、結局さして面白みなし。はっちゃけてるのがないし。強いて言うなら、カップスやワンズが多いめなので、ちょっと独特の香りがする。ワンズってあまり好きじゃないけど、持ってる空気は唯一無二のものだなあと思う。
「ガールガールガール集大成 II 煽動篇」:中古店に入るたびとりあえず探してみるというのは大事なことで、とうとう発見。シリーズコンプリート。しかしあまり面白くないよ。もともと統一感には縁遠いコンピレーションなので、MP3で全部ごっちゃにしてシャッフル演奏するのがよいような気がする。実際そうしてる。個人的なことも含めて言うなれば、血眼になって探した「Blue
Film」シリーズでカバーされてた「百発百中」がここでもカバーされてる!
二つのシリーズがこんなところで繋がった。このシリーズを買っていったことは間違ってなかったのだ。と勝手に思い込む。
●8日入手したCD
V.A.「はっぴいえんどかばあぼっくす」:あまりに届かないので問い合わせてみたら、発送忘れだった。とほほ。よってちょっと遅れて入手。頼んでないはずの「素晴しき船出かな」が付いてきたのでまあいいや。結果オーライ。
ビクター盤とは趣を異にする本作は、オリジナルアルバム全3作を曲順通りにカバーし、「ライヴ!!はっぴいえんど」もカバーしている一種異常な作品。アルバムに収録されなかった彼らのはっぴいえんど時代のソロ楽曲やライブレパートリーも「レア・トラックス」として収められた5枚組み。ジャケットまでカバーしており、「レア・トラックス」はちゃっかり「アーリー大瀧詠一」から持ってきている凝りよう。
全部で50曲を超える楽曲群であるから参加ミュージシャンも幅広く、といっても自分の音楽遍歴ではかすることすらなかった人が大半であるけれど。思ったより普通のカバーも多いが、OZ
disc主導であるからして、変なカバー、独自のカバーも見られる。それでも、「こんなアレンジつまんねえ」と思うものはほとんどなく、むしろ感心することばかりであり、参加ミュージシャンの懐の深さに感じ入る。ボックスのオビには「敬意・好意・敵意・プロ意識から勘違いまで」とあるが、これが「トリビュート」でなく敢えて「かばあ(カバー)」という言葉を用いた所以かと。そしてそれが、かえって奥行きを増しているように感じられる。
これを味わうにはかける回数がまだ少なすぎるけれど、これさえあればはっぴいえんどカバー関係は何一つ要らなくなるであろうことは容易に考えられる。それだけの重さは十分にあるのではないかと。ブックレットの充実ぶりはどういうことよ?
●10日買ったDVD
「サウスパーク 無修正映画版」:大好きなサウスパークの映画版。好きなだけに、期待も大きかっただけに不満もある。決定的なのは、ちょっと短すぎるんじゃないかしらということだ。終盤は一気に話を持っていきすぎで、物足りなさが残る。無闇に豪華な地獄の背景・CGにも違和感が。あと、おなじみの台詞の字幕は「大変だ!
ケニーを殺した」じゃないだろう…。やっぱり「大変だ!
ケニーが殺された」でないと、しっくり来ない。字幕担当はちゃんとテレビシリーズと一緒だったのか?
…こう不満をたらたら書いているわりには、しっかり楽しんではいる。サントラを先行して聴いていたので、なじみの曲が出てくるとつい口ずさんでしまったり。でもやっぱり、テレビシリーズをちゃんと見ている人へのスペシャル版ってイメージだよな。ビッグ・ゲイ・アルみたいに久々出演の人もいるし。映画版を見るなら、まずテレビシリーズを見ましょう。
●10日買ったCD
櫛引彩香「essential」:2枚目。何回か聴いてて思ったことには、詞はともかくとして曲調は高野寛に似てるような気がする。アレンジに彼も噛んでるからある程度は当然であるが、それにしても旋律が似ていると思う。そんなイメージで聴いていた本作。フルートを使っていたりエレピが聴こえてきたり、耳あたりのよい(?)音を展開。良質・優等生ポップス。強烈さはないけれど、すんなり聴けるのはいいんじゃないでしょうか。何曲かプロデュース・編曲してる鈴木祥子がいい仕事。すっかりガールポップの大家ですな。ボーカルは前作とあまり変わりがないが、これはこれで味。一曲ジョニ・ミッチェルをカバー。
hiro:n「SWEET DESSERT SOUL」:2枚目。序盤、前作から一転した「黒さ」に驚く。ジャクソン5やスティーヴィーワンダーが好きらしいし、こういうのが本来やりたかったことなのかしら。R&B色を強くすることは飽和気味の市場においては吉と出ないのかもしれないけれど、その意気やよし。ボーカルの独特の間の取り方は健在で、このあたりが他と一線を画している。素直じゃない、ちょっとひねくれたR&B。いや、本人は素直に作ってるんだろうけど。中盤以降は普通のポップスも多くなるが、歌唱は変わらず。「Theme
2001」の後半は圧巻。
TORTOISE "TORTOISE":ファースト。勢いのある、ノリノリ(死語)のアルバムかと思いきや、別段そういうこともなく、淡々としたおとなしいインストアルバムだった。インストであることはわかってはいたけれど。もう少し昂揚感を与えてくれてもいいような感じで、ちょっと物足りなさがある。どのアルバムもこういう感じなのかしら?
ただ、中心のジョン・マッケンタイアが鍵盤打楽器・太鼓関係の人でいて引き出しが豊富な人なので、しれっと面白い楽器を使っているのは好感。もっと強烈に太鼓の音を聴かせてくれてもよさそう。
STARS
OF THE LID "THE TIRED SOUNDS OF STARS OF LID":krankyレーベル。クラムボンのミトが公式サイトで「クラシックの本番前に演奏者が弾くチューニング音を不定期に大きくしたり小さくしたり、その中でちょっとだけSEやシンセの音が聞こえたりする感じ」と書いたが、そのまんまである。聴きようによっては退屈でしかない音楽だが、これはこれで面白い。と思う。「テレタビーズ」や「いないいないばあっ!」みたいな弛緩しきったユルさでなく、ユルい中にも緊張が見えて、緊張と緩和が上手い具合に両立しているというか。
長崎みなみ・和田カヨ「まじかるぴゅあソング」:あーあ、とうとう買っちまったよ。某イベントでかかりまくり、来客に衝撃を与えた一枚。げっちゅ屋の関連商品。へなちょこな唄とへなちょこな詞・曲、そしてへなちょこなアレンジがかえって感動を呼ぶ…わけではなく。全部通しで聴くにはあまりに辛いんですけど。みんな大丈夫なんですか?
それでいて、一、二度聴いただけで脳内に刷り込まれる楽曲がとんでもねえ。「まじかるぶっくま〜く」なんて、なんで3バージョンも入ってるのよ!
一回通しで聴くと覚えちゃうって。音楽を聴いて腰砕けになりたい人に。
●16日買ったCD
大木彩乃「鏡と女」:前作がものすごく良かったので期待した3枚目。基本的には前作の流れを踏襲し、ピアノやエレピで静かに紡がれる。音は少ないが、それによって生じる間さえも聴かせるような、氷の世界で演奏しているような静謐さにあふれている。ミックス巧い。前作もじわじわと来たので今回もそうだと思うけれど、とりあえず今でもいいなと思う。外で聴くにはまるで向かないが…部屋で膝を抱えて聴くような音楽。
ORIGINAL LOVE「ムーンストーン」:前作がものすごく良かったので期待した最新作。よく跳ねるピアノ(大半を本人が演奏)が気持ちいい。今回も生楽器演奏が基本で、この人の曲にはやはり生楽器、という思いを新たにする。単純に好きなのもあるのだろうが、「夜行性」を1曲目に持ってきたのが抜群で、一気に引き込まれる。当たりじゃないかしら。
LUNA SEA「SINGLES II」:活動再開後のカップリング集。別な言い方をすると、アルバム未収録曲総ざらい。活動休止前のカップリングはこれでもかというくらい名曲揃いだったが、再開後は地味なものが多くなっている。後半はマキシシングルになって、カップリングが2曲に増えたのも多少影響しているのかもしれない。そんな中で「INTO
THE SUN」は群を抜く。こんなふうな演奏って好きなのよね。
TOKIO「5 AHEAD」:買ったのは通常版(ジャケがいちばんいいやつ)。それにしてもこのグループがこんなにまともになるとは思ってなかったですよ。あまつさえ移籍までしてしまって。移籍第一弾は既発シングルも多数含むアルバム。困ったことによくできている。シングルも発売時には聴かずアルバムでようやく聴いているが、シングル曲からしてソニー時代より曲に恵まれてるように思える。今作で多く書いているのは久保田光太郎。あんた偉いよ。更には「DR」あたりで聴けるピヨピヨ鳴るオルガンよ!
メロリンコであります。自作曲はあまりなく、それも特におちゃらけているわけではないが、それでかえってきっちり中に収まっていて良好。「Graffiti」あたりから立て続けにいいのを出してますね。
●23日買ったCD
雫...「戦争を知らない大人達 〜END OF THE Lost Age〜 Second
Image」:ヘボビジュアル系。このバンドの特徴として、ボーカルの力量が全然なってないというのがあるが、本作(一応メジャー流通)でもそれは如何なく発揮されている。やっぱりこの人やばいよ。一方で、楽器の音色は意外にも好きなタイプである。「あれ?
案外いいかも」と思わせておいて、唄が始まったら「やっぱりダメだ」と思うパターンの繰り返し。それでも買ったのは、「サイレン」のJOYSOUNDに入っているバージョンが聴けるからで。馴染んでたバージョンに比べてキーが低く詞も一部異なり、ボーカルはちょっと真矢の声に似てる。
godspeed
you black emperor! "f#a#∞":ファーストアルバム。曲の山への持っていきかたがちょっと物足りないのは、1曲たかだか20分程度しかないからか。30分くらいあればいい具合になったような気もしないでもない。もっとも何分であっても曲の流れを覚えるようなバンドでもなかろうし、一時の享楽に身を委ねる程度でちょうどいいのかもしれない。…何いってるのかよくわからないな。ともかくも、セカンドのほうがいいんじゃないかしらと思います。
●30日買ったCD
Raphael「不滅華」:未聴。亡くなった華月によせて編まれたコンピレーション。実質ベスト盤。未聴、というか半分くらいはカラオケで唄えるけど。格安だったので買っておいた。これで「lost
graduation」がいつでも聴ける。「タッチ」のカバー収録。
COLOR「Red
Discs」:未聴。ファースト。いい機会なので買った。実はCOLORって、嫌いじゃない。「Why?」「翼がなくても」あたりは結構好き。でもこれはイントロ再生した感じでは電子的すぎて、ちょっと苦手かも。
COLOR「Love Execute」:未聴。セカンド。名盤の予感…。
●30日買ったシングルレコード:すべて未聴
ひかる一平「胸さわぎの放課後」:たぶん有名だよね?
でも聴いたことがないので買ってみた。下手なのかなと思いつつも、松本隆+原田真二なので曲は悪くなさそう。
ツー・マッチ・ボーイズ「ギンギラギンに45rpm」:誰?
ともかくも、A面はマッチメドレー。なんだ、佐久間正英編曲じゃん。堅実仕事そう。
スターズ・オン「ショッキング・ビートルズ45」:上のマッチメドレーと似た感じのビートルズメドレー。時代の仇花っぽい。
ザ・タイガース「銀河旅行」:再結成後。初めて見た。
本業寺山音「むごい話」:もう一枚あったがこれだけピックアップ。名古屋の人っぽい。「ハイ
それまでよ」みたいな曲?
民謡「炭坑節/おてもやん」:民謡ゴールデン・シリーズ。単純に聴きたかった。
なかにし礼「時には娼婦のように」:有名なわりにこの頃の曲ってあまり知らないし。本人歌唱だし。
あおい輝彦「センチメンタルカーニバル」:裕次郎風の爽やかなジャケを見て手に取った。B面「湘南ビーチガール」も気になります。
西郷輝彦「涙をありがとう」:B面「君はピンクのカーネーション」が気になった。しかしA面も最初と最後で「兄貴ッ!」と叫んでいる(呼んでいる?)らしい。拾い物かも。
●30日買ったレコード:すべて未聴。以下全部で税込683円ってのは、今までに経験したこともない安さ。状態も見ずに買ってるけど…。
野口五郎「風に舞う花びら 野口五郎演歌の世界」:「青いリンゴ」以前の五郎のすべて?
「博多みれん」ももちろん収録。
野口五郎「野口五郎 オン・ステージ」:実況録音盤。カバー多数。五郎のカバーだからまともそうだが、カーナビーツも唄った「クレイジー・ラブ」は狂おしく唄ってそうでちょっと楽しみ。
フォーリーブス・郷ひろみ「ジョイント・リサイタル」:実況録音盤。買うのは2回目。勢い。お客様へのプレゼント用か。
松本伊代「伊代 IN 武道館」:実況録音盤。武道館って…当時のアイドルって凄かったのね。「ジョニーB.グッド」「プリーズ・プリーズ・ミー」などを演ってる。
柏原よしえ「よしえのLOVE LOVE
CARNIVAL〜柏原よしえコンサート'82〜」:実況録音盤。こちらはアイドルの王道・中野サンプラザ。「イエスタデイ・ワンス・モア」などを日本語で演ってる。訳詩陣を見る限りでは普通そうだが。
沖田浩之「ヒロ・イン」:買ってみましたよフクダさん。
伊武雅刀「Mon-jah」:一応欲しかった一枚。歌詞カードを見る限りでは、うわぁ…なんか凄そうな。
田原俊彦「田原俊彦」:さあここからは怒涛のラインナップですよ。買うのは2回目。前に買ったやつは音がよく飛んだのでもう一枚欲しかった。
田原俊彦「TOSHI'81」:「ハッとして君のハートをキャッチ!」というコピーのわりには「ハッとして!Good」は未収録。
田原俊彦「No.3 shine Toshi」:よくもまあこんなタイトルを平気でつけられるものだ。それを喜んで買うわたしもわたしだ。
田原俊彦「夏一番」:タイトルのわりに手作りセーターを着ているのはどういうことだ。サマーセーター?
田原俊彦「ジュリエットからの手紙」:香りつき特製ピンナップ封入。果たして発売当時の香りを維持できているのか?
ピンナップ紛失・あるいは香りが消えていることを希望。
田原俊彦「風の上ならSo Happy」:12インチ。カプリソーネイメージソング。カプリソーネ!
懐かしすぎ。林檎味を凍らせると旨いんだ。B面は「チャールストンにはまだ早い」の台詞入りカラオケ。こっち目当て。
田原俊彦「メルヘン」:デビュー5周年記念LP。
田原俊彦「TOSHI 10R NEW YORK」:もはやここまで来ると、目についただけで抜き取ってる。
田原俊彦「Don't disturb」:具合を悪くしそうなアップジャケット。
田原俊彦「失恋美学」:なんか、サントラとベスト盤を除けば「A面コレクション」「B面コレクション」までのアルバムはほとんどすべて揃ってしまったみたいです。
6月4日
中山美穂が(よりにもよって)辻仁成と入籍。何イィィ! そんなことして、輝かしい自分の履歴に傷をつけていいのですか。ミポリン(死語)。「辻仁成という病」にかかってしまったのですか。
6月3日
七尾旅人と古明地洋哉のカップリングツアー、名古屋公演。開演少し前に飛び込んだが、人の少なさに驚く。つうか、クアトロにテーブルと椅子があるよ!
どういうことよこの少なさ!
1曲、ふたりっきりで演奏。旅人がギターとコーラスで、古明地がポエトリーリーディング。旅人のコーラスが音源そのままで、うわー、ホンモノだー、とミーハーな感想を抱く。
で、先に出てきたのは古明地洋哉。本人アコギ・エレキ・ベース・バイオリン・ドラムの編成。いきなり暗い曲を連発してこりゃダウナー系だと思ったらば、普通の曲もできるのだった。バイオリンの入り方がスギゾーっぽくて、良かった。PAが不調なのか、エレキが入るとボーカルもバイオリンもきこえなくなってしまうのはいかがなものか。まあ、曲は嫌いじゃない。買ってもいいかも。
続いて七尾旅人。楽しみにしてた!
マニピュレーター(ギター・ベースも兼任)2名に本人。弾き語りがすごく良い。ギターの鳴りが素晴しく、沁みた。いっそ全曲弾き語りにしてもよかったのではないか。それくらい良かった。ぼそぼそとしたMCも良かった。みゃあ。全曲新しいアルバムと未発表曲からだったのがちょっと残念。「コーナー」とか、昔の曲も聴きたかったわ。とりあえず今回は、生で聴けたというだけでも大きな意義があるけれど。「今回は」なんて書いたけど、もうないかもね。
サッカーワールドカップ。トルコ、負けてしまった。せっかくリードして折り返したのに。あとちょっとのところで逆転負けかよー。えーと、次は5日のアイルランド対ドイツに期待、だが。やっぱりアイルランド、負けてしまうのだろうか。
榎本加奈子、CDデビュー。本当かどうかはともかくとして、一枚限りという潔さ。そういえば、上原さくらはもう出さないのかしらん。
6月2日
サッカーワールドカップ。ナイジェリア、負けてしまった。前半は互角以上の戦いをした感じだが、後半攻められ続けたのが痛かった。カヌーが負傷してほとんど活躍できなかったのも残念だ。同い年のヒーローなのに。
あしたは七尾旅人の名古屋公演である。一応先行予約というか、チケット取り置きに申し込んでいるのだが…改めてメールを見ると、「開場1時間前に集まってください」と書いてある。…ムリじゃん! 開場1時間前ったら17時ですがな。うちは終業が17時ですがな。会場は職場から自転車で10分くらいのところですわ。うーむ、取り置き分は諦めるかー。もったいないしイベンターさんに申し訳が立たないけれど。開演直前に行って、当日券があったらそれで入場しましょう。そうしましょう。とほほ。
●きょう聴いたCD
Pierrot「HEAVEN」:随分と明るくなって、変態さが薄れてきた3枚目。明るくなってしまうと、他のバンドに太刀打ちできないんだけどなあ。これまでの作品には何かが蠢いていた感じがあるのだけれど、今回はそれがきれいさっぱりなくなってしまったような気がする。本来の持ち味である、憂いを帯びた暗い曲もやってはいるけれど。一つの形にははまらないように、とは前に見たインタビューで語っていたことなのでこれでずっと走っていくわけではないだろうが、前のほうがよいかな、というのが現在の正直なところ。次どう出るか、か。佐久間正英が2曲アレンジに参加してる(ほかは西脇辰弥)のだが、この2曲だけ手触りが違うのがちょっと面白い。ボーナストラックあり。
Plastic Tree「Single Collection」:一般の人に薦められる(と、勝手に思っている)数少ないビジュアルものバンドのシングル集。アルバム未収録のカップリングも入ってると見た。このバンドはビジュアルものに振り分けられるとはいえ、それっぽい面影を残していたのはデビュー当時くらいで、曲は至極まっとうだと思ってる。で、幾度となく手を出そうとは思っていたのだけれどなかなか出せなくて、今回めでたく購入と相成った。さて、本当に至極まっとうである。ベースが強いので好き。デザイアやマスケラは同じ良質ものでも歌謡色が強いが、このバンドはボーカルの声質で得をしているのか、ロック寄りなような気がする。UKロック好きにもわりと受けがいいというのもなんとなくわかる。「得をしている」と書いた声だけど高くて透明で、詞も悪くいえば不思議ちゃん的なので好き嫌いはあるかも。
V.A.「『拝啓、越路吹雪様。』サン・トワ・マミックス
越路吹雪トリビュート」:越路吹雪は名曲揃いなので当然トリビュートしてもいい出来であるはずだが、原曲のイメージが強すぎるのか、しっくりしない曲も何曲か。そんな中、桜井鉄太郎「そして今は」が白眉で、ほかエレクトリック・グラス・バルーン「イカルスの星」RCサクセション「サン・トワ・マ・ミー」あたりが良かった。コジマ「ろくでなし」ももちろん良いけれど。で、最後にコーちゃんのオリジナル版で「愛の讃歌」が入ってるのはよかったのかしら。これを買うのは基本的に越路吹雪を聴いてない世代なんだろうから(自分もそのひとりのはずだけど)、本家を知るという意味ではよかったのかな。
近所の中古店のバーゲンに参戦。あまり考えないで拾い上げる。もう少し考えて買うべきだったのではないか。とは思うがあまり後悔してない。「オリジナル原盤による戦前の流行歌−昭和2年〜8年−」ってやつはやはり買うべきだったかなぁとひっかかるけれど。
映画「少年と砂漠のカフェ」を観る。よくわからない映画だった。例の事件以前のアフガンの政治の混乱とか、イランとアフガンの関係とか、複雑な問題を多く含んでいるのだろうし実際含んでいるのだけど、印象としては「ゆったりと、なんでもない日が過ぎ去っていくさま」を映した感じ。それに複雑な問題が絡んでいる、というか。
きょうから再放送がスタートしたホークスの特番が録画されているか確認するも、いきなり番組が差し替えになっていて落胆。2週間くらいあとに夜中にやるはずだからいいけど、がっかり。
来年の大河ドラマの主要キャストに内山理名。話題の中心は米倉涼子だけど。ウチヤマはNHKに好かれてるからともかく、米倉がいきなり大河って大丈夫なのかしらん。演技って見たことないけどNHKに出ても大丈夫なのかしらん。この2人にしても堤真一にしても仲間由紀恵にしても、配役としては今年のように若者に媚びた感じですか。で、佐々木小次郎はまだ出てきてないみたいだけど。…田辺誠一とか? もう少し若い役者かしらん。
●きょう買ったCD
Pierrot「HEAVEN」:未聴。安くなかったけど置いてあったので買った。メジャーにいってから3枚目。まだ3枚目か!
このバンドとは密度濃く付き合ってたからそんな気がしない。
Plastic Tree「Single Collection」:未聴。あと1年くらい待てば500円コーナーにありそうなものなのに、買ってしまうのが弱い。このバンドは「パペットショウ」が聴ければ、と思っていたのだが、まあいいか。
V.A.「『拝啓、越路吹雪様。』サン・トワ・マミックス
越路吹雪トリビュート」:未聴。越路吹雪トリビュート。店によってはたぶん500円くらいで買えるんだろうけど、全集買ったことだしタイミングってことね。
●きょう買ったレコード
ピンク・レディー「ピンク・レディー・チャレンジ・コンサート」:未聴。久しぶりにレコード買った!
今年初?
彼女たち初の実況録音盤。「はじめてのコンサートで胸がドキ・ドキ!」だって。なかぐろがいいですね。