01年8月の芸能日記。


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8月1日〜31日

中京地区の情報誌「Kelly」にクラムボンの郁子嬢が連載を持ってるということで立ち読み。名古屋の純喫茶を訪ねるというもの。おー、毎月名古屋に来てるのか。一度偶然会ってみたいものである。しかしこちらは喫茶店を利用しないのでそれだけで会う可能性は減ってしまうのであった。しかも連載は終わってしまったのだった。早すぎやしませんか。確か、3回しか載らなかったと思うんですが。月1回とはいえ毎月名古屋に来るのは大変だったということだろうか。

セックスマシンガンズ、また男性限定ライブを敢行すると。今回の会場は東名阪では大阪厚生年金会館大ホールのような3,000人規模のホールで、そういうところで性別を限定して行うのだから余程集客力がついてきたことが伺える。こんな大きい会場でも埋まってしまうんだろうなあ。でもサイパンもスッシーももう居ないんだよなあ。
この人たちは今月終わりにミニアルバム風味でマキシを出すが収録曲に「洗濯してね」が入ってるのにちょっとひかれる。これは確かメジャーデビュー前日にやったライブで披露したくらいしかやってないはずの曲だがとうとう音源化。このライブは今はなき日清パワーステーションだったし当時はまだマシンガンズって名前を知ってるくらいで音は聴いたことがなかったから当然行ってないし、そんなわけで「洗濯してね」も聴いたことはないんだが、確か当時の記事には「バラード」って書いてたはずなのでどういう曲なのやら気になります。
…で、試聴してみた。バラードっていうか単なるスローテンポの普通の曲じゃんか! ちょっとがっかり。

「FUN」に田原俊彦が出演。思わず全部見る。ゲストは彼と中澤姐さんだったのだが、トシちゃん20分姐さん5分という素晴らしい構成。今日び彼の割合がこんなに高い音楽番組が地上波で見られるとは思わなかった。いや、BSやCSでも見られないだろうけど。過去の映像のオンパレードには怒り気味に「やめてくれよ」みたいなことを言ってた彼だが、初期の記憶がいまひとつない自分にはありがたかった。「悲しみTOOヤング」の映像なんて、初めて見た。TSUTAYA限定販売シングル曲の披露時にはギターを弾きながら唄うという大サービス。但し簡単そうなコードと単調なフレーズ! あと元CHA-CHAの日野くんがまだバックで踊ってた。元気かね。

世界陸上に何故か矢田亜希子が出演。どういう意図だ? しかも意味なく肌の露出が多い気がするが。織田裕二や川平慈英もそうだけど、世界陸上の人選はよくわかりません。スポーツ小僧だったといってもODAは野球だしジェイはサッカーじゃないか!…陸上出身者が軒並み地味だということですか。学生時代陸上をやってた有名人もいたはずだけど…忘れてしまった。ともかくも矢田亜希子というのはわかりません。

再来年の大河ドラマは宮本武蔵、らしい。「バガボンド」人気を当てこんだか。放送時期が半端に遅いのがNHKらしい。主演は誰になるのやら。上川隆也? 彼はNHKも大好きな人なので良いんだろうけど、既にテレビ東京がやってるから可能性は低いか。…真田広之、か? 顔が整いすぎて土臭い感じがしないけど。「太平記」で主役を張ってからもう10年くらい経つはずなのでそろそろ再登板も可能かも。うーん、堤真一あたりかしらん。年齢的に脂が乗っている時期かなあ、と。ごついし。

夏季休暇。10〜14日、来客につき濃密な時を過ごす。表現エロいか。観光もせず、大須に行ったり中古CD店をまわったりちょうど行われていたCD・レコードバーゲンに参戦したりユルい番組を見たり話をしたり話をしたり話をしたり。CDをしこたま買い込む。辿り着くまでにちょっと時間はかかるが優れた中古CD店を発見できたのも収穫。15〜19日、買い込んだ音源消化に努める。何しろ丸2日延々流してようやく一周する量だから全部通して聴くにはちょっと辛い。そろそろよく聴くものとあまり聴かなくていいものが分かれてきたが。

ビデオに録っていたタイガース「華やかなる招待」を観る。サリーの「ちょっと」のイントネーションが「世界はボクらを待っている」と一緒なのに爆笑、深刻な場面でそれまで好演していたジュリーが突然場違いな演技を見せて爆笑。この2ヶ所だけでも観る価値ありと言っては言いすぎか。最初嫌な人だったのが最後は味方という青春劇にありがちな展開だが、まあモノもモノなのでご都合主義でも一向に構わない。ともかくも、リーダーであるからかサリーの台詞・出番ともに多いので満足の一本。サリーファン必見、である。ちなみにサリーってのは今の岸部一徳ね。

名前だけはちらちら見かけていたshiinaって人。誰だか知らないけどいろんなところにクレジットされてるということは大型新人(向こう側にとっての)なのか、と思っていたらばなぁんだ椎名法子でしたか。しょうもない。この名義にはどういう意図が。

毎月20日はスカイパーフェクTVの大開放Dayとかで、多くのチャンネルが無料で見られる。平日だろうが何だろうが毎月20日なので恩恵に与ることはほとんどないが、今月はちょっと夜更かししてザッピング。吉本専門チャンネルのヨシモトファンダンゴTVが案外と面白いかもしれない。吉本の若手のネタがテレビで見られる、というのは関西を離れてしまった自分にとっては非常にありがたいことではなかろうか。見る見ない、面白さはまた別の問題であるが、とりあえず見られるように押さえておこうかと。

時たまタワーレコードあたりで新譜の情報集め。来月はいよいよ小島麻由美のアルバム発売ということで気合も入ります。クラムボンも10月11日でほぼ確定のようで楽しみ。未だ一枚も持ってないがいずれ買うであろうヨーグルト・プゥも来月早くもアルバム発売の模様で、これも買うかも。何にせよ今活動している人の新しいオリジナルアルバムを久々に買うことになりそう。…でもせいぜい2ヶ月ぶりくらいか。

前回のファンクラブ会報に案内が載っていたのでダメもとで申し込んでいたゴスペラーズの刈谷公演が当選。ファンクラブ販売以外は刈谷市内の限られた店舗でしか売られないため、ファンクラブ会員以外はほとんど刈谷市民になるはず(あくまで理論上は)の不思議なコンサートに行くことになった。

クラムボン、初冬のツアーの案内が届く。今度はアルバム発売に伴うツアーってことで会場も多いぞ。名古屋はクアトロからダイヤモンドホールにステップアップ(のはず)だ。今から楽しみであります。

台風によってゴスペラーズの愛知公演が延期に。行くつもりだった公演の次の日のやつなので申し込むのを忘れずにしっかり申し込んでいたとしても影響はなかったのだが、知人は直撃を受けてしまった。ご愁傷様、としか言いようがない。しかしこういうこともあるもんなんですねえ。そりゃあるんだろうけど。

ゴスペラーズのファンクラブ、会員有効期限が押し迫ってからようやく更新の案内が届く。ちょっと遅すぎやしませんか。昨年とかは期限の2、3週間前に届いていたような気がするが、今回はわずか1週間前である。古いファンも大事にしてくれ。ちょうど郵便局に行く用事があったので、見つけたその足で更新を済ませてきた。早いもので5年目に突入である。

優先予約で申し込んでいたみうらじゅん×いとうせいこう×SLYのロックンロール・スライダーズ武道館公演(!)のチケットが届く。一応優先予約なのだが、スタンド2階席と相当後ろ(アリーナがあってスタンド1階があってスタンド2階で終わり)だ。もちろん、行かれるだけで嬉しいことなので贅沢は言っていられないが。優先予約でこの場所ということは、相当数の優先予約があったことが考えられる。そりゃ一般発売チケットもあっという間に売り切れますわ。

半ばに突如ビデオデッキの調子が悪くなり、クリーニングテープでも効果が見られなかったのでメーカーの某芝に来てもらう。ヘッドの磨耗かと思っていたのだがどうもそうではない模様。お持ち帰りされる。早く帰ってきておくれ。

謎の不在票が届く。差出人はフジサンケイグループ。全く心当たりがない…。フジサンケイグループが何の用だ、と思って取りに行くとキッチュの舞台「ニッキーズ・パビリオン」のチケットだった。申し込んだことをすっかり忘れてました。で、サンケイ企画主催でした。何ら謎ではなかったのだった。で、1階B列だという。それってもしかして2列目っすかー。またキッチュを間近で見られるんですかー。うははは。

●最近見聞きした曲
shiina「大きなあなた小さなわたし」:椎名法子なら見てみるかといった感じでViewsicのオンエアで見てみた。彼女の曲を聴くのは「青空だけが空じゃない」以来だが、その時の声のイメージとは大分違ってた。こういう声だったっけ? 高音が苦しそうな唄い方だがいいんだろうか。というか実は曲はどうでもよくて、随分前にもちょっと触れたようにわりと好きな顔なので見た、というところ。化粧はかなり濃いが元が地味めの顔なのでちょうどよいと思う。クラキマイに代表?される映像のマジックもあるのでこれが彼女だというのは難しいがよく撮れていて彼女を拝む分にはよいと思う。
ZONE「secret base〜君がくれたもの〜」:蓋を開けてみればデビュー曲「GOOD DAYS」がさほど売れず尻すぼみになるかと思っていたら、この曲はTBS13時30分枠ドラマの中で最高視聴率を先日記録した「キッズ・ウォー3」の主題歌なのでわりと中位で踏みとどまってる(それどころかぐんぐん上昇)。随分とおとなしいスローテンポな曲。服装までおとなしくなってた。一番若い子の唄が群を抜いて上手くなってたので少々驚いた。「ずるい」と言ってしまいそうなほどベタな泣きのメロだがちょっとぐっと来てしまったのが口惜しい。演奏シーンがほとんどないのは「見せても無意味」とでも思ったのか?
クラムボン「残暑」:CDを買ったので音のほうは下に書いているがPVについて。素晴らしい。今年はほとんどPVを見られてないけど、今まで見た中ではたぶんベスト。鼻血はいつの間にかなくなったみたい(「サラウンド」未見につきはっきりわからない)だが、まあそれは大きな問題ではなく。ロードムービー風に様々に景色が展開されていくのが好き。メンバーもいい表情だし。フィルム録りは良いですなあ。

●最近買ったCD
タイガース「The Tigers Perfect CD Box Millennium Edition」(8/10):昨年の暮れから、今の時期に買おうと決めていたBOX。しかし注文してもメーカー在庫切れにて注文不可、名古屋・大阪・京都と探しても見つからず、東京の知人に頼んでようやく入手。感謝。さて内容は前に出たCD BOXを再編した12枚組。
1・「タイガース・オン・ステージ」。デビューアルバムにしてコンサート盤。ものすごく粗いがワイルド。マイクボリュームは大失敗。2・「世界はボクらを待っている」。映画のサントラという位置付け。実際はシングル曲に台詞を足したような感じ。台詞の棒読みが良い。3・「ヒューマンルネッサンス」。評判高いコンセプトアルバム。お上品。基本的に下手なサリーがここではわりといい味。タローの「青い鳥」も良い。4・「自由と憧れと友情」。解散直前のアルバム。もはやGSではない。サリーの声の不安定さが素敵。5/6・「ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム」。コンサート。厚みの増した演奏で楽しめる。「ホワッド・アイ・セイ」傑作。7/8・「ザ・タイガース・フィナーレ」。コンサート。元は1枚ものだったが再編され2枚組に。しかしMCは大半カットで面白くない(もっともアナログで持ってるからいいけど)。「青い鳥」でのタローの涙にこちらも涙。感動的なエンディング。9/10・「シングルコレクション」。シングルA・B面を発売順に入れただけ。しかしちょうどトッポ脱退前・脱退後に分かれているのが偶然とはいえよい効果。11・「レジェンド・オブ・タイガース」。前回BOXの目玉のレア音源集。それにさらに曲を追加。やはりハイライトはサリーか。12・「Tigers a go go!」。今回の目玉。オープンリールで残っていたチャリティーショーの音源。とにかく下手くそ。OP「サティスファクション」イントロでいきなり弾き直し。ピー「オーケイ!」、すさまじい。素人でもここまでやらない。
通して聴くと、上手くはないにせよ残した足跡の偉大さ、実績の大きさが感じられ、71年1月でも解散は早すぎたような気がしてしまう。もしくはもっとライブ音源を残してほしかった。昔から「ジャガーズ好きだ」「ガリバーズ好きだ」、最近では「テンプターズがいい」などと言っていたのだが、やっぱりタイガースも大好きです。音源はまだ残っていて、ウィスパーカードシリーズとか「天地創造ものがたり」シリーズがCD化されてないので楽しみはまだまだ。早いCD化を。
ORIGINAL LOVE「ビッグクランチ」(8/11):最新盤。雑誌記事ではターンテーブルを積極的に導入、とかL?K?Oが共同プロデュース、ってことだったので電子的な音を想像していたのだが意外にも「L」より生楽器が多かった印象。茂木・沖山などバックも堅実。最初の想像からいい方への誤算があったので楽しめた。曲も好き。何が好きってこの人のストリングスの使い方が本当に好みなのである。「DESIRE」以降のオリジナルアルバムがこれで一気に揃ったが、「L」以外はどれもそれなりに良かったと思う。「L」はちょっと…。
細野晴臣「HOSONO HOUSE」(8/11):ソロ初作。ティンパンアレー初仕事。録音レベルが小さいのがちょっと気になる。ゆったりした流れで眠りを誘う、かもしれない。ポップスではないしフォークでもないし、かといってロックとも言い切れないようなつかみどころのない音像はこの人ならではか。同じ時期に買ったはっぴいえんどと共に、ネガティブな意味でなく畳がよく似合う一品。
ピーター「ベスト・オブ・ピーター」(8/11):70年代の彼の作品の集成。シングル盤コーナーでもよく見る曲ばかりなのでおそらくは有名なものが揃っているのだろう。日本の歌謡曲独特?のじとっとした暗さ爆発の名歌謡続々。梶芽衣子の男性版? 覚えやすさも手伝ってつい唄ってしまう。同じ時期に買った大量の音盤の中で頭一つ抜け出た感じで、ヘビーローテーション。自分の起源が歌謡曲であることを再認識させられる。歌謡曲好き必聴。定価で買っても2039円。たぶん定価でも惜しくない。
キャイーン「SHI〜NE☆」(8/11):シャイーンと読む。ちょうどポケットビスケッツがバカ売れした時期のもの。何故かCMJKプロデュース。おちゃらけたおバカなものを期待していたのだが至って真剣な打ち込みポップス。メインは天野。わりと上手い。ウドは数曲でリードを取ったりラップをやったり。「上手い人は唄を唄い、下手な人はラップをやる」という音楽界に対する勝手な偏見がより一層強くなる。
DIXIE TANTAS「NEW ROOTS」(8/11):キャイーンは2枚500円コーナーから拾ったもので、併せて買ったのがこれ。まだ活動は続いているようだが最近話をとんと聞かないデキシータンタス、現時点での最新盤か? リアルタイムで好きだった「PARADE」が入ってるのがちょっと嬉しい。音は思っていたのとさして変わりない。ファンクと言えばよいのか。カンガルーポケッツを土臭くしたような音。気持ちよいし好きだけど、飽きが来るのがやや早いかもしれない。
左とん平「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」(8/12):マキシ風。吹越満版は聞いていたがオリジナル版は今回が初めて。深町純編曲。吹越版に慣れてしまって音厚のしょぼさに物足りなさを覚える。古い曲だしアレンジが悪いってわけではないんだろうけど。むしろ語りもの「東京っていい街だな」「続・東京っていい街だな」の方が好き。
清水ミチコ「幸せのこだま」(8/13):彼女が歌ったり物真似したり一人コントしたりするバラエティもの。ヘビメタシャウトまでできてしまうところに幅の広さを見た。ただ台詞ものが多いせいでBGMには不向き。
はっぴいえんど「はっぴいえんど」(8/13):紙ジャケ仕様。通称ゆでめん。細野ソロよりは随分とロック寄り。日本語ロックの始祖と言われるのだからそれも当然だが、所謂ロックともまた違うような…。「いらいら」〜「朝」の流れが好き。大瀧らしさ爆発の「いらいら」はともかくとして(失礼)、「朝」が好きなのだ。こういうミニマム曲がやっぱり好きみたい。これを未開封20%OFFで買えるなんて豪気な店もあるものである。細野ソロと共に、ネガティブな意味でなく畳がよく似合う一品。たまにじっとスピーカーと向き合って聴くことになるのだろう。
Folder「THE EARTH」(8/13):昔は嫌っていたはずだがCDまで買うようになってしまった。いや、ここ1年くらいはずっと買うつもりで探していたのだけれどどこも高くて…。今回800円で見つけたので購入。宮里明那の声もちらっと聞こえてくるがやっぱりメインは三浦大地。うーん、上手い。上手すぎる。高音にまるで無理がない。高音ばかりが声じゃないけど、当時の彼の声質としてはやはり高音が出るってことが重要なような。メインで曲を書いてるのは小森田実。既聴感漂う曲が多いのはどういうことだ。同時期購入音盤ではピーターと共に頭一つ出た存在。
Selfish「Colors of Love」(8/13):懐。高校生の頃に借りてテープでよく聴いていた。アルバム未収録シングル「Realize」が未だ私的シングル順位No.1のセルフィッシュ(Vo、Tp、Ds)のデビュー盤。買って持っておこうとは思っていたものの300円ですら買ってなかった音盤、今回100円で捕獲。ああ、今でもきっちり唄えます。懐かしさに浸るための一枚。
Selfish「Dig it!」(8/13):2枚目。これは未聴だった。これも100円。1stもそうだが、こうして改めて聴くと古臭さは否めない。キーボードの音が安いのか。初期のTo Be Continuedみたいなベタベタさがある。たまに好きな曲が出てくるが全体的に地味。売れなかったのも止むなしか。あとは3枚目があればアルバムコンプリートのはず。3枚目は、300円までなら出せるかな…それ以前に中古で見たことがないけど。
永瀬正敏「CONEY ISLAND JELLYFISH」(8/13):セルフィッシュ以下の5枚は同じバーゲンコーナー内での発掘で、これは初回版300円。この人も、出た頃から買おう買おうと思いつつも買ってなかった人。基本的にはあまりアクの強くないさらっとした声だがたまに極端な歌唱法を見せる人で、似非忌野清志郎になったり似非宮沢和史になったりしてる。音は意外と洗練された感じ。ゲスト豪華。
永瀬正敏「Vending Machine」(8/13):200円。トキオッのカバーあり。まあこれはシングルでも出たからちょっとは知られているかもしれないが。FM fanのCDレビューの邦盤トップを飾ったのを妙に覚えているが、果たしてそれほどのものなのか。ファーストの方が面白いし好き。
モダンチョキチョキズ「ローリング・ドドイツ」(8/13):300円。この値段なら試しに買ってみますかという感じで。「新・オバケのQ太郎」も入ってるし。ほとんどが様々なアレンジによるカバー。最初はぱっとしないが徐々に(フィリップ君の寒いギャグを含め)はまってゆく感じがする。「恋の山手線」が出色。たぶんこれはオリジナルもいいに違いない。聴きたいわあ。で、300円投資してみた結果はたぶん他のものも500円以下なら買うでしょう。といったところ。わりと好き。たぶんビンゴボンゴも好きだろう…(何となくイメージがだぶる)。
クラムボン「残暑」(8/23):マキシ。前作に引き続き亀田誠治プロデュース。「サラウンド」もそうだったが、それまでと何が違うって音の厚みだと思うのです。低音に荒々しさが増したような気が。じわじわとくる昂揚感がたまらない。ただ、ボーカルレスは要らないから3曲収録にしてくれ!
V.A.「OZ disc strange single colleciton」(8/31):注文してたのが届いた。知ってる人は知っているOZ discのヘンテコシングル集。春先から人のうちや外出先でちょこちょこ聴いていたので今更ってところだが、改めて聴くととんでもねえ。ラジコンを操作して演奏した曲とか1mのピックと2mのスティックで演奏した曲とか、映像が伴わなければ意味がないような曲が多数。映像が見たい。すさまじいのはやはりカトウさん(「カトウさん」で一応の名義)か。こんな曲誰も作れないし唄えません。「東京タワーのうた」が唯一親しみやすいラテン系のナンバー(笑)だがそれ以外はほとんど現代音楽の趣。ヘンな曲を聴きたい人、現代音楽好きに。
Pierrot「DRAMATIC NEO ANNIVERSARY」(8/31):移籍第1弾マキシ。うーん、何回も聴かせる力に欠けている印象。聴きこみが足りないせいかもしれないけど。アイジ曲は好きだが。
Nathalie Wise「THE MARBLETRON SESSIONS 2001/06/11-06/14」(8/31):2000枚限定なのに予約を忘れていたので買うのを半ば諦めていたが、店頭にコーナーまでできて大量に置いてたのでつい買ってしまう。BIKKEと斎藤哲也と高野寛のバンド。当然高野寛の絡みで知ったわけだが、彼の音作りとはまた違う感じ。昔アルバムでBIKKEと組んで作った「TIME WAVE ZERO」を研ぎ澄ました印象、か? それとも違うけど…。音は極力少なく、言葉を伝えようとしている気がする。BIKKEがトーキョーナンバーワンソウルセットの人なので、唄というよりは語りに近いが、所謂「うたもの」というのはこういう人たちのことを言うんでしょうかね。

●最近買ったレコード
SE「効果音ライブラリー23 劇場・寄席」(8/11):そのまんま。200円とはいえこういうものを買ってしまうのはその場のテンションの高さの成せる業。何に使おうかなんて、全然考えてない。
ラブ・アンリミテッド・オーケストラ、ラブ・アンリミテッド「愛のテーマ/恋のお蔭で」(8/11):キャセイ航空のCFソング、みたい。ユルいジャケットなので買ってみた。A面はイメージ通りのユルいイージーリスニング。B面は唄入りのシュープリームス風(実際前座をやったらしい)。特にどうということはない。
山田邦子「山田邦子ファースト」(8/12):ファーストにして唯一の?アルバム。どぎついジャケットにとどまらず、封入のぶりっ子シールがまた…。そして「邦子のかわい子ぶりっ子」が頭から離れてくれないのである。1回しか聴いてないのに…。大瀧詠一の「アンアン小唄」もあるが、全体でもって恐るべき破壊力を持って迫ってくるような、そんな一枚。
シブがき隊「ボーイズ&ガールズ」(8/12):100円なら買ってもいいか、って感じで。デビュー作。ものすごく下手。こんな一言で片付けてはいけないようなほど下手くそである。身近なところにYMF好きがいるけれど、下手だってのはしかたのないところです。勘弁して下さい。下手で笑ってしまったのなんて何年ぶりだろう…。デビュー当時のSMAPよりはるかに下、だろう。引き合いに出すのは何だけど、最近歌を出してないありがち苗字の某歌手は音をすさまじく外すことで「下手だ!」って感じだったが、この場合大きく外しているわけでもないのに下手オーラが放出されている印象。で、そんなことばかり気にかかってそれ以外特に感想を持てないままである。

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