白川郷
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紅葉の秋、富山へオフ会旅行へ。
Kさんご夫婦のお勧めで、世界文化遺産の白川郷へ、石川のHさんご夫婦と6人で車を連ねて行きました。

白川郷へは、高速道路もできていたので、思った以上に富山県から近かったです。

白川郷は岐阜県の富山・石川県境にあり、人口1900人程度の小さな村で、合掌造りの家がいたるところにあり、その家ほとんどが今も住んでおられるとのことです。
家が埋まるくらいの豪雪地帯で暮らす白川郷の人たち、自然に逆らわないように工夫された家屋は、昔の人たちの培ってきた豊かな知恵のたまものです。


東海北陸自動車道での景色

 白川郷に近づいて行くほど、紅葉で山が色づいてきました。
平日なので、ゆったりできそうと思ってましたが、白川郷ICを出たところからはすごい車、車、車。
土日ならもっとかなと思うと、平日でよかったと思いました。
私は運転をしてたのでmizumamaがこの写真を撮ったのですが、この後急にお腹が痛くなって、白川郷に着くなり、トイレ探しをする羽目になりました。

(2007/11)
   
白川郷の風景(1)
 
合掌造りの特徴としては、第一に屋根裏の広いこと。
その広い屋根裏を何層にも区切り、おもに養蚕の場所として使用されています。
第二の特徴は、切妻屋根がほぼ正三角形の形状をしていて、屋根勾配がかなり急です。
屋根を葺く材料には茅が用いられ、およそ30年に一度の割合で葺き替えられるとか。
その茅葺に使う茅は、地域で協力して順番に使われているとのことで、地域のコミュニティーが密なのがうかがわれます。

(2007/11)

   
白川郷の風景(2)

 大昔は地面に穴を掘り、その上に直接合掌を組んで、人々が居住していたそうですが、風や雪に耐えられるよう工夫したり、茅(ススキ)やソネといった土地特有の建材を利用するなどの改良が行われ、現在の合掌造りの形に近づいていったとか。
いろいろ見て歩きたかったけど、村内に障害者トイレが真ん中に1か所しかないので、mizumamaのお腹が治まるまで、トイレ近くの建物しか見ることができませんでした。
でも見渡す限り合掌造りが見えて、リフレッシュできました。

(2007/11)
   
白川郷の風景(3)
 
合掌造りは火災に対して弱く、合掌集落の集まっている荻町では、今でも日に4回の「火の番廻り」と呼ばれる防火当番が、組ごとに決められているそうです。
55台の消火栓付き放水銃をはじめとする徹底した消火器具が完備し、毎年何回もの消防訓練が行われ、万が一火災が発生したときには、これらの消火栓が一斉に開かれ、合掌集落全体が水の中に包み込まれる仕組みになっているそうです。
荻町では、例え線香花火であっても禁止され、観光客はもちろん、地元のこどもたちでさえも、花火は禁止。
白川郷の人たちは、このような防火のための知恵と工夫と努力に加え、防火の神である秋葉神社を祀るなど、心の面からも火災への備えは万全です。
いたるところで、家の前に灰皿が置かれていました。
もちろん歩きたばこは出来ません。

(2007/11)

   
白川郷の風景(4)

 世界遺産に選ばれる条件は、

1、独特の芸術的成果を示すもの
2、建築や都市計画・景観に大きな影響を及ぼしたもの
3、消滅した文明や文化伝統の証拠を示すもの
4、ある様式の建築物あるいは景観のすぐれた見本となるもの
5、単一あるいは複数の文化を代表する伝統的な集落、土地利用を示すもの
6、すぐれて普遍的な価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術に関するもの
とのことです。

世界中で後世に残さなければならない資産てことです。

(2007/11)
   
白川郷の風景(5)

 荻町合掌造り集落を後にして、帰り道立ち寄った五箇山の岩瀬家です。
国指定重要文化財に指定されています。
中に入って見学ができました。
でも車椅子では入れないので、Kさんとmizumamaは、外で待っていてくれました。
ちょっと寒かったかな。

(2007/11)