鹿寄せ
ライン

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先日のTVニュースで奈良公園でやってる鹿寄せを見たmizumamaはすごく行きたがっていたので、
せっかくのお散歩日和お天気だから、2月12日の土曜日に行きました。
鹿寄せは奈良鹿愛護会が、1月23日から3月11日までの寒くて餌が不足する頃、飛火野で午前10時きっかりに雨の日も毎日行なわれます。
  明治25年に鹿園竣工奉告祭にラッパを使って鹿寄せが始められたそうですが、戦争の時は中断していました。
戦後になって、昭和24年に中断していた鹿寄せが復活されました。
7月から11月まで、ナチュラルホルンでベートーベン作曲の「交響曲第6番田園」の一節を吹いて、シカを寄せる訓練を行っていて、ホルンの音色で集まってくる鹿は、たぶん全国でも奈良公園の鹿だけだと思います。
昭和55年からは、「奈良大和路キャンペーン」の一環で一般公開が始まり、今年は12/15〜3/21の期間に行なわれます。

飛火野

 鹿寄せは、この奈良公園の飛火野で行なわれています。
始まる20分前に着いたら、もうたくさんの方が鹿寄せを待っておられました。
向かって左の山は、今は冬で閉山中の若草山です。

(2005/2)
   
鹿寄せの始まり
 
鹿愛護会の若い方が吹くホルンの音で、いよいよ鹿寄せが始まります。
ホルンを吹いておられるところを間近で撮りたかったのですが、たくさんの方がいたので小心者の私は遠くから撮りました。

(2005/2)

   
鹿の行進

 ホルンの音を聞きつけた鹿が森の中から現れました。
一列になってお辞儀をしながら走ってきました。
なんと行儀のいい鹿達なんだろうなあと思いました。
私がデジカメで撮ってる前で、mizumamaもデジカメで撮ってましたが、うまく撮れたのかなあ。

(2005/2)
   
餌を求める鹿
 
 向こうでたくさんの人たちに囲まれてたくさんの鹿が餌を貰ってましたが、他の所でも観光客から餌を貰ってました。

(2005/2)

   
鹿の群れ

 鹿寄せで鹿が貰う餌は、りんごやサツマイモを小さく切ったものでした。
公園のあちこちで売っている鹿せんべいは、どうやらおやつみたいです。
売りに来られたので10枚150円の鹿せんべい3つ買ったら、あっという間にたくさんの鹿が寄って来て食べられました。

(2005/2)
   
ホルン吹きの人
 ホルンはこの方一人で吹いておられます。
餌やりも肩に下げた入れ物の中に入っているのを、一人でされています。
餌やりも終わり、鹿もお腹がいっぱいになったみたいで、大人しくしていました。

(2005/2)

   
春日大社神苑

 鹿寄せが終わり春日大社の参道が目に入ったので、mizumamaがまだ行ったことないとのことなので行こうかと思いましたが、入り口の神の使いの鹿が休むという神苑のとこで、春日大社社務所がされている「春日荷茶屋」の万葉粥の名前が目に入りました。
たぶん奥まで行っても、最後は階段で車椅子では上れないから、お昼前だし名物の万葉粥を食べて帰る事にしました。

(2005/2)
   
万葉粥

 春日荷茶屋の万葉粥は、出し巻き玉子とこんにゃく料理の一品料理とお漬物が付いていました。
粥の具は、白みそベースの季節にぴったり合った食材に替わります。
2月は節分の月なので「大豆粥」でした。
粥に使われる水は、朝早くから春日大社で祈祷されたのを使ってるそうです。
このお粥1050円也。
たかがお粥、されどお粥。

(2005/2)

   
浮見堂

 万葉粥を食べて駐車場に帰る途中、浮見堂のそばを通りました。
鷺池に浮かぶ檜皮葺き(ひわだぶき)、八角堂形式(六角形)のお堂です。  
旧浮見堂が老朽化したために、平成3年から平成6年にかけての3年間の修復工事によって、その美しさを今によみがえらせました。
本来なら、水面に写る姿が美しく、水辺の憩いの場となっていますが、何故か池の水が全部抜かれていて、池底はカラカラでした。

(2005/2)