ひとりごと
暑さがとても苦手な私だけど、7月の29日〜31日2泊3日で千葉まで行ってきました。
ネッ友のももえちゃん から、バーベキュー大会のお誘いの電話があったのが7月の上旬でした。
在宅で呼吸器をつけ意識のない寝たきりのご主人と重度障害の息子さんかゆちゃんを介護されて、娘さんとの一家4人で暮らしているももえちゃんは、念願のバリアフリーのかゆちゃんちを新築され、6月1日に引越しも終わりました。
その新築記念のバーベキュー大会なので、玄ちゃんも頑張って行ってみたらと言ってくれてオフ会の旅に相成りました。
まずは宿泊の予約をとネット検索をすると、あの問題になった東横インホテルが7月1日より全国のホテルでバリアフリー改造をしたとのことで、誠心誠意を持って対応させて頂きますと、HPに書かれていました。
東横イン千葉幕張ホテルはバリアフリールームもあり、ももえちゃんちへは30分もかからないとのことで、こりゃあ社会見学に泊まってみなくてはとすぐ電話予約をしました。
思いのほか簡単に予約も出来て、出発の日まで体調を崩さないように大人しくして、ネット地図で道順も調べちゃんと玄ちゃんのナビゲーターも出来るように、分厚い地図の小雑誌まで作り準備も万全にしてました。
なのにです。。。
出発3日前の夕方、ホテルから電話が。。。
「申し訳ありません。間違えて重複で予約を取ってしまって、もう一方のお客様に何度も電話してみても連絡がつかなくて、申し訳ありませんが・・・」
な、なんちゅうこと!!!
要するにダブルブッキングっちゅうやつですわ。
それも電話でもう一人の人と連絡が取れないからと、先約の私が断られたんですわ。
で幕張ホテルは空き室がないので、千葉駅前でとのこと。
そこはロビーには車椅子で入れるトイレはあるけど、バリアフリールームは無いそうで、ベット間隔が車椅子で近寄られるか聞いたら、「じゃあデラックスツインを用意いたします。料金は高いですが、幕張の方で差額料金はお持ちしますので・・・」と言われ、3日前じゃあ他も探されないから、仕方なくそこに泊まることになりました。
そんなこんなで不安材料が急浮上したままで、千葉に行く日がやってきました。
朝6時に出発する予定でしたが、いつものようにドタバタしてたら結局は7時出発になってしまいました。
阪奈国道、東名阪自動車道とまでは順調だったのですが、ナビゲーターmizumamaの言うことをちゃんと聞いてなかった玄ちゃんは名古屋都心環状線に入ってしまい、結局は空いてる中央自動車道でなく混んでいる東名自動車道で行くはめになりました。
途中何度か早めの休憩をしながら、私は車の中で呼吸器をつけて横になってウトウトウト・・・
玄ちゃんはひたすら鼻歌を歌いながら運転です。
やっと東京に入り首都高速に、名古屋での失敗にならないように、私も気合を入れて地図片手にナビゲーターです。
京葉道路に入るまで渋滞で1時間半もかかってしまいましたが、ホテルにはチェックインの2分前に無事着きました。
東横インのお部屋の広さは確かにデラックスツインということもあってじゅうぶんすぎるくらい広めでしたが、問題のトイレやお風呂は段差が25cmあって、やはり大変でお風呂や洗面やトイレのたびに玄ちゃんの手を煩わせてしまいました。
まあ料金が2人で1泊7560円でお安いし、駐車場は特別に確保しておいてくれたし、フロントのお姉さんの対応はけっこうよかったので、腹立ちはいくぶん治まりました。
さて2日目の朝、ベットの硬さで背中が痛くて早く起きた私は玄ちゃんを起こしてマッサージをしてもらい、おにぎりの朝食を済ませもうちょっと横になろうとしたら、「ももえちゃんちは準備で忙しいと思うし、早く行って手伝うからもう出かけたら?」と玄ちゃん。
まだ8時過ぎだけど地図片手に何とか無事かゆちゃんちにたどり着きました。
玄関前で「今着いたけど。」って携帯電話すると、「今、ホテルから?」「いんや、ももえちゃんちの前やん!」もうビックリされちゃいました。
とっても広い土地で新築のバリアフリーのお家はとっても考えて設計されてて、電動車椅子でスイスイ入っていけて、かゆちゃんと私の電動車椅子がゆうに動くことが出来ます。
部屋の中は電動リフトも付いて、お風呂もトイレもバリアフリー設計。
中でもトイレはすごい!
かゆちゃんの希望で名付けてジャングルトイレだとか。。。ほんとにジャングルの中でトイレをしてるみたい。。。
玄ちゃんは外で会場の設営のお手伝いで、私はクーラーの効いたお部屋でお邪魔虫です。
12時まであっという間に過ぎてぼちぼちみんなが集まって来られて、バーベキュー点火式。
全員が外に出て、もちお父さんも車椅子に乗せてもらって一緒に参加です。
ももえちゃんちに来られる病院の先生や看護師さんやヘルパーさんや親戚の方や友人や建築会社の方、そしてたくさんのネッ友、何人かわかんなくてざっと数えて40人近く集まってたみたいです。
お肉や北海道から届いたホタテも野菜も焼きそばも半端な量じゃなくて、デザートやスイカもお菓子もありで、みんなお腹いっぱいになり、あちこちで笑顔もいっぱい!
私はほとんどを部屋の中にいて休息させてもらいました。
大変な介護生活の中で、明るく逞しく暮らしているかゆちゃんちの魅力は、こうしてたくさんの人が集まって関わっておられるからなんやろなあと実感しました。
こんなステキなイベントに参加でき、ほんとに思い切って千葉まで来て良かったと思いました。
結局5時半くらいまでかゆちゃんちにお邪魔して、ホテルに帰ったのが6時過ぎてました。
ホテルに帰って横になってたら、今度は千葉のネッ友のJIKOちゃんがホテルまで会いに来てくれました。
それから夜の街に出て一緒にお食事をと思いきや、なかなか車椅子で入れるレストランがなくて、やっとイタリアンレストランを見つけてお食事しました。
Jikoちゃんは病気で養護教諭を3年間休職して、今年の4月にやっと職場復帰を果たしました。
まだすっかり良くなったわけじゃないけど、まずは復帰おめでとうです。
3日目、帰る道中でのミニオフ会を予定してたもんで、7時にホテルをチェックアウトしました。
途中渋滞にも遭ったけど、無事目的地の長野の豊科に着いたのが1時でした。
待ち合わせ場所に着きまみちゃんに携帯すると、電話が通じなくてと思って前を向いたら、なんと目の前にまみちゃんがいてビックリ!
まず平安堂安曇野店で、ネッ友のぶたすけちゃんが出展しているフエルジ作品展を見学。
そしてしばらくすると、HさんとKさんとぶたすけちゃんとお母さんと来られて、ニューヨークグリル&カフェへ。
なんとそこのケーキや飲み物はアメリカンサイズとかで、めっちゃでかい!
おしゃべりもお腹も満喫して、あっという間に3時間も経っていました。
まだまだゆっくりしたかったけど、次の日は玄ちゃんのお仕事なので家路に向かいました。
帰り道は疲れが溜まってきて、私はウトウトしっぱなしでしたが、玄ちゃんはずっと運転でご苦労様でした。
今回の2泊3日のオフ会の旅、またたくさんの人に出会いました。
またしばらくは疲れが残りますが、しんどさも身体の痛さも行って来れた満足感で不思議と心地よい余韻となってます。
この暑さが過ぎたら、今度はどこへ行こうかと思案中の私と玄ちゃんです。
ほんとにオフ会の旅は病み付きになりますよね。
(2006/8/2)