今私にできること |
奈良東大寺のお水取りも終わり、待ちに待った春です。
春になると心も軽くなってくるはずですが、最近のニュースをTVや新聞で知るにつれ、落ち着かない気分になります。
今、イラク情勢は日一日と緊迫の度を増し、戦争回避か開戦かの報道が連日行われています。
3月15日は、平和を願う人たちがアメリカ・カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・イエメン・ヨルダン・韓国・インド・オーストラリア・メキシコ・アルゼンチン・そして日本各地でも、大規模な反戦デモが繰り広げられました。
東京では、なだいなださんが発起人で1万人余の人が思想や信条を超えて、イラク攻撃反対の集会とパレードが行われたそうです。
しかし今朝のTVニュースで、16日米英スペインの首脳が緊急3カ国会談を行い「3国が国連安全保障理事会に共同提案したイラク攻撃容認の新決議修正案が17日に採択されなければ外交努力を打ち切り、決議なしで武力行使に踏み切る」との会談後に記者会見が伝えられていた。
国際世論も平和を願う声が大多数を占めているにも関わらず、アメリカに追従して武力行使容認向けた日本の首相の情けない発言にも、歯がゆさばかりか怒りさえ感じます。
日本には恒久平和を願う日本国憲法があります。
前文には、<恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚し・・・・・全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを願う>と書かれています。
中学生の時に社会科の先生から、「戦争をしない」じゃなく「戦争を起こさせないために、一人一人が恒久平和を願い行動を起こさないといけない」と日本国憲法の授業で教わりました。
今私たちに求められていることは、護憲、反戦から一歩踏み出した、「平和への創造」だと思います。
そのために私に何が出来るか。。。
ここ数日考えてみました。
療養している身では外に出ての行動は出来ませんが、このひとりごとで私の思いをみんなに聞いてもらうことは出来るんじゃないかと思いつきました。
戦争になればまず一番に犠牲になるのは、子どもやお年寄りや障がい者です。
国連の査察を継続・強化し、平和的解決し、戦争回避を願います。
(2003/3/17)