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夢がかなったキルト展(その3)

11月30日(金) ジョイント展2日目

 皆さんからのお言葉に甘えて、お昼を過ぎてから会場に行きました。
前の日よりも多くの方が来ておられ、午前中に来て頂いたメル友の方もおられ、わざわざ来て頂いたのにお会いできなくて申し訳ありませんでした。

 今回この作品展で華輪の会さんとの橋渡しをして頂いた島根県庁のAさんが来られていました。
 私はAさんとはもちろん初対面で、それにネットでもお会いしていなかったのですが、そこは島根という共通の話題があったせいかすぐうちとけました。
このジョイント展のために、お忙しい中をボランティアでわざわざ来られました。
島根の話題で会話が盛り上がるのも、なかなかないことです。
 
 Aさんは私の出身小学校も知っておられました。
実は私が卒業した小学校は、明治の学区制が始まったころの校舎をまだ使っていて、以前TVで全国に放送されたことがある、日本で一番古い木造の校舎です。
講堂の桜の木の床を、糠雑巾で磨いたことや、床がぬけるので急ぐ時でも絶対に廊下を走ってはいけないことなど、小学校の頃を思い出しました。
ひょっとして私ののんびりした性格は、あの古い小学校の校舎のせいかもしれません。

 綿恋くらぶの種ちゃんとさちよさんも到着されていました。
種ちゃんは綿恋のHPのWEB担当をされていて、パッチワークの腕前も関東に住まれていた時、ハーツで学ばれたそうでかなりの腕前で、今回のジョイント展にも素晴らしいキルトを見せて頂きました。
綿恋くらぶの中では若手だそうで、とっても可愛い方でした。
さちよさんはとっても落ち着いた方でした。
もちろんすぐうちとけることが出来ました。

 夕方近くになって、そうそう明日で帰られるのにどこか手芸店でも案内をと思いました。
ちょうど来場者もボツボツとなってきて、玄ちゃんに案内してもらい、華輪の会さんと一緒にお当番させてもらいました。
もっと早く気づいたら良かったのに、なにぶんにも気が利かなくて申し訳ない。

 この日は、夜7時まで。
終わる時間ギリギリ頃、みんなが手芸店から帰られてその日は終わりました。
この日は土曜だったせいか、前日を上回る方が来られました。
いよいよ明日は最終日、寝る前に毎日新聞社の方から、明日の朝刊の奈良版に掲載しますとの電話がありました。
最後にお楽しみのオフ会も予定してるし、明日こそは一番に行きたいから珍しくネットも覗かないで寝ました。


2002年12月1日(日) ジョイント展最終日

 さて最終日がやってきました。
朝起きたら、玄ちゃんが駅前で毎日新聞を買ってきてくれていました。
ん?心配は的中です。
奈良版のトップに写真入でデカデカと住所も名前もおまけに歳まで。。。。。
なんだか指名手配されたみたい。
取材の時、障がい者を見る視点ではなく、ネットを通じて綿恋くらぶと華輪の会さんたちのお陰で実現したことを前面に書いて欲しいと言ってたのだけど、私にはちょっと残念な思いでした。

 会場にはこの日は、ちゃんと始まる9時には行けました。
新聞報道の記事を見たとのことで、前日よりも朝早くからたくさんの来場者がありました。
やはり、新聞効果はすごいもんです。
会場周辺の方が普段着にコート引っ掛けて来られた方、うちの近所の方、親戚の方で数年お会いしてない方、私が小学校の時PTAで一緒に役員をした仲間。
メル友の方も奈良の方以外に、遠く名古屋、滋賀、京都、大阪から来て頂きました。

 もうみんなとの会話が楽しくて楽しくて、ついフィーバーしてたら、やはり息切れ状態になってきました。
お昼まで1時間ほど少し別室でお休みして、奈良三井ガーデンホテルの「花葵」でお楽しみのオフ会です。

 参加者は、綿恋くらぶのひまわりさんとのりこさん、種ちゃん、さちよさん、滋賀から来られたアンさんとまりこさん、私と玄ちゃん8人です。
松花堂弁当での会食です。
アンさんもまりこさんもこの日が初対面です。
みんな最初は大人しそうな感じがしたのですが、お話しし始めるともう昔からの旧知の仲の気分で途切れなく話しがすすみました。
オフ会って、ほんとに何回参加しても初めてお会いする気がしないもんなんですよね。
いつもTVで、ネットの出会いでの嫌なニュースを聞くたびに、素敵な出会いばかりの私は???と思います。
お話しも、作品つくりのことや住んでいる所のことや子どもの話しやダンナの話etc。。。
気づくと2時間も経っていました。
名残惜しいけど、そろそろ会場が最終日は3時なのと綿恋の方は帰る電車の時間の都合もあるのでお開きにしました。

 会場に帰ると、以前一緒に働いてた同僚の方が待ってくださっていました。
お会いするのも数年ぶりでした。
そして3時、素敵な3日間は終わりました。



 この3日間、多くの方とお会いして夢のような毎日でした。
HPを開設し2年。
私の世界がとてつもなく広がっていって怖いくらいです。
作品搬入するまでお会いしていなくてまったく顔も知らない者同士が、心を通じ合うことができ作品展を成功させたこと、どう表現したらいいかわからないほど感謝の気持ちでいっぱいです。。

 今回のジョイント展は、たくさんの方がボランティアで準備をして頂きました。
遠くから旅費や宿泊費を使い来ていただき、たくさんの作品の輸送までして頂いた綿恋くらぶの方々と島根県庁のAさん。
 お話しを聞いただけで快く協力を申し出て頂き、チラシ作りや会場準備や会場運営、それに来場者のお土産のたくさんの手作りのふくろう作りをして頂いた華輪の会の方々。
私の見たかった「日本海」を県外に持ち出すことを許可して頂いた島根県女性センター様、会場を無償で貸していただいた奈良市生涯学習センター様。
 たぶん私が知らないところでも、たくさんの方に協力して頂いたことと思います。
どうもありがとうございました。
 会期中多くの方に熱心に見ていただき、たくさんのお褒めの言葉をアンケートに頂きました。
綿恋くらぶの作品の良さを知ってもらえたことが、すごく嬉しいです。
皆様からは、お花や差し入れのお菓子やお寿司などもたくさんいただき、心もお腹もいっぱいにして頂きました。

 玄ちゃんはジョイント展のことを、最初軽く考えてたみたいですが、これだけのたくさんの方が動いて実現していただいたことを知り、とても感謝しています。
みなさんの温かい気持ちに応えられるよう、これからも自分なりに出来ることで努力していきたいと思います。
来年は、そのうち自然がいっぱいのふるさと島根へ、久しぶりに行ける様に体調を崩さないようにしたいです。
玄ちゃんも、出来るだけそのために年休をためておかなければと言っています。
その時まで、ますます夫婦漫才も磨きをかけておこうと思います。

 今回のひとりごとも、伝えたいことが多すぎてまたまた長編になってしまいました。
皆様、読み疲れがありませんように。

(2002/12/16)

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