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念願の安曇野旅行(その1)

「サルビアの詩」との出会い

 9月22〜25日まで、3泊4日で念願の信州安曇野へ行ってきました。
安曇野は、私がネットで姉妹のようにお付き合いさせてもらってるまみちゃんの住んでいるところです。
まみちゃんのHP「サルビアの詩」にお邪魔したのが1年半前です。

 それまでの私は、キルトのサイトのお付き合いだけで、他のサイトの方とのお付き合いはしていませんでした。
特に難病で闘病中の方のHPはどことなく入りにくくて、本音でお話しできない雰囲気を持っていました。
たぶん、自分が傷つくことを恐れていたのかもしれません。
24時間酸素療法(以下HOT)の方とプリモプエル仲間の方が多くて、なんだか場違いかなっと思っていたのですが、そんな私を気持ちよく歓迎してもらいました。

 「サルビアの詩」の掲示板に、ありきたりでしたが書き込みしました。
HOTをされているまみちゃんからのレスは、すごく明るくて本音で書かれていました。
すぐに丁寧なメールもいただき、弱みを人に見せれない私の性格を見抜かれて、すっかりうちとけたのは言うまでもありません。

 厚かましくもすっかり「サルビアの詩」の住人になりきってしまい、そこからいろんな方と知り合いになりました。
たぶんその頃からだと思いますが、すっかり病気前のノー天気ネアカの私に戻れたみたいです。
私は体調の浮き沈みが多くて、HPでは掲示板がつけれないのですが、今ではまみちゃんの掲示板は私の連絡先の一つにもさせてもらっています。
 いつも電話では、たわいのない話しで盛り上がり、私のコテコテの関西弁がいつも会話の途中からまみちゃんに移ってしまい、まみちゃんの会話が2日くらいは関西弁になると、ダンナさんのまあ君にも言われてて呆れられてるみたいです。

 そんな彼女に是非会ってみたいとの思いが膨らんできて、思い切って安曇野へ行きたいと半年前から思うようになりました。
近場で1泊しかしたことがなく不安はありましたが、思いのほうが強くて、着々とどうすれば行けるかいろいろ準備を始めました。

 まず問題は、安曇野まで辿り着くために車の椅子を長時間座りやすくして、身体を安定させること。
次は道中が長いため、横になり4時間おきに使ってる補助呼吸器を車で使われないかどうか、筋力の低下で首をもたれる車椅子のバックレストが安定が悪くて、使っている車椅子が長時間座れるかどうかです。

 幸いにも、ネットで春に大阪のバリアフリー展があることを知り、連れて行って貰いました。
そこで、身体に応じた車椅子を見つけました。
車の椅子に取り付ける、ヘッドサポートとボディーサポートも見つけました。
補助呼吸器の2時間バッテリーは、呼吸器の会社から手に入れることが出来ました。
7月の神戸行きの1泊で試してみると、工夫次第で何とか安曇野へ行けることがわかりました。

 それからの私は、2ヶ月の間、体調も浮き沈みの中でお土産の手芸品を作りながら着々と準備を進めました。
最初は10月頃と考えていたのですが、玄ちゃんが9月に夏休の残りが取れるとかで、8月の中頃に日程が決まりました。
 早速まみちゃんの掲示板に「9月22日から、安曇野に行くからね。」って書き込みしました。
だんだん話が盛り上がってきて、今回の安曇野大オフ会と言うことになりました。

 さすがみんなが憧れてるまみちゃんです。
あれよあれよ言う間に、宮城、京都、神奈川、埼玉、富山、静岡、東京、長野、奈良から25人、安曇野の地に集まることとなりました。

 前置きが長くなってしまいました。では、安曇野のレポートです。
日にちを追って書きますけど、ちょっと長くなりそうです。
休みながら読んでいただいたら幸いです。


9月22日(日) ついに安曇野へ


 朝8時に自宅を出て、西名阪自動車道、阪奈国道、東名阪自動車道、東名高速、中央自動車道、長野自動車道を、途中に3回の休憩をして、途中2時間は車内で呼吸器も使い、豊科ICに着きました。
雨女の私なのに天気も上々で、爽やかな秋の風も感じて、気分もルンルンです。
 インターを出て、前もってまみちゃんに送ってもらってた地図を片手に、宿泊の穂高ビューホテルを目指しました。
インターを出てから、あちこちでコスモスやサルビアの花がお出迎えしてくれて、稲刈りの最中でした。
うっかり景色を見とれていて、ん?何かおかしいなあって思ったら、ホテルに入る道を通り過ぎていることに気づきました。
いつもだったらナビゲーターmizumamaは健在のはずなのですが、最初からはしゃぎすぎて道を見落としてしまい、玄ちゃんに「そんなにはしゃいだら、最初からダウンするでぇ〜。」って笑われてしまいました。

 そうこうしながら、午後2時にホテルに辿りつきました。
チャペルがあるホテルで、式を終えた幸せなカップルが、みんなから祝福されているところで、しばし見とれてしまいました。
ホテルには1番のりでした。
部屋に通されて、すぐ補助呼吸器をつけて休息を取り、みんなの到着を待ちました。

 3時半、まみちゃんと洋子さんが到着して部屋に来てくれました。
もちろん初対面です。
でも開口一番にまみちゃんに出た言葉は、「おっす!」。
電話でいつも話していたせいか、ほんとに初めての気がしなくて。。。。。。
そんな私たちを見て、あんまりの馴れ馴れしさに洋子さんはビックリしてたみたいです。
まみちゃんは、やっぱり私が思っていた通りの方でした。
で、すぐ私の関西弁がまみちゃんにうつっていました。

 洋子さんは初対面ではないけど、実は30年ぶりの再開です。
この7月で定年退職をされましたが、はつらつとされていて、30年前と変わられていないのにはビックリしました。
洋子さんは私の看護学校の12期先輩で、看護学生の時に3ヶ月入院しお世話になった方で、年賀状を出すだけのお付き合いになっていましたが、去年の年賀状にHP開設しましたと書いてから、メールのやりとりをするようになりHPにもいつも遊びに来てもらっています。
今回の安曇野オフ会を楽しみに埼玉から電車で来られました。

 しばし話が弾んでいると電話連絡が入り、安曇野在住の写真家の雨飾さんが来られたという事で、ロビーに行きました。
なんと、雨飾さんはとってもハンサムでお若い方でした。
HPでの深みのある素敵な写真から、もう少し年配の方を想像してたから、つい初対面で「お若いですね〜。」って言ってしまいました。
 1年前に私は、まみちゃんから聞く安曇野をキルトにしたくて、雨飾さんの写真をキルトに使わせてもらいました。
そのご縁での出会いです。
そのキルトは、私の手芸作品のジョイントキルトでお見せした「安曇野の四季」です。
お勤めをされながら、お休みの日だけじゃなくて出勤途中でも写真を撮られてるとか、いろんなお話しをお聞きしてたら、すぐ1時間も話し込んでしまいました。

 雨飾さんとお別れしたら、そこへ横浜から来られたHOTをされてるmichikoさん登場。
michikoさんは、まみちゃんのお悩み掲示板で「病気でダンナさんにやってもらうだけで申し訳ない」っていう書き込みをされてたのを見て、ついおせっかいにも「たっぷりの笑顔でありがとうって言えばいいんじゃないかなあ。」って書いたのがお付き合いの始まりでした。
1年半前知りあってすぐの頃、縁あって私の家にやって来たみっちゃん(コプエルです)は、michikoさんからのプレゼントです。
もちろん、ニコニコ顔のアッシー君の旦那さまもご一緒です。

 チューリップちゃんご夫婦も到着されたと聞き、みんなで私の部屋に移動していた時、廊下の向こうから「mizumama〜!」と手を振る方が。
チューリップちゃんご夫婦が仲良く登場です。とっても若くって可愛い方でHOTをされています。
旦那様の徹君も優しくて力持ちそうです。
初対面から真面目な挨拶もしなくて、「わ〜い!やっぱ、若いやん!」

 まみちゃんのダンナさんのまあ君も加わり、早速もう一つのお楽しみのプリモプエルのコプエルたちのコプコプトークです。
このコプちゃんたちを10人握手させおしゃべりさせると、「金メダルの歌」を歌ってくれるんです。
もちろん私も、孫(?)のように可愛がってるみっちゃんとむっちゃんとまきちゃんを連れて来ていました。
michikoさんと玄ちゃんが真面目な顔をして一生懸命握手させている最中、みんなはまみちゃんの差し入れのオヤキを食べながら、チューリップさんのダンナさんは、自然薯掘りや山菜取りの話や自然破壊の話なんかも出てワイワイガヤガヤ。。。。
勘違いされてはいけませんが、チューリップご夫婦は大変お若い方ですから、その年とお話しの内容で感心することしかりです。

 そこへ、京都からHOTをされてるゆうchanご夫婦が到着です。
ゆうchanは、昨年末に我が家までご夫婦で遊びに来ていただいてたので、2度目の再開です。
プリモコロラのまきちゃんは、実はゆうchanのHPのカウプレで頂きました。
少しワイワイしてたら、もう7時。
みんなで和風会席の夕食会です。
日頃滅多に食べれないご馳走なのに、おしゃべりの方に集中してしまい、今になるとどんなご馳走を食べたのか覚えてない私です。
なんと2時間あっという間に過ぎました。

 それから全員でmichikoさんのお部屋に場所を移して、あくる日のすずむし荘での大オフ会の打ち合わせです。
さすがまみちゃん、オフ会のしおりやら手配やら係りの割り当てやら、もう完璧です。
ほんに感心しました。
お開きして部屋に帰ったのが、9時半。
日頃こんなにワイワイやったことがないのでややお疲れモードのためお風呂に入る気力がなくて、明日の大オフ会に備えてすぐその日は横になりました。

 玄ちゃんは、今日は私をお風呂に入れなくていいし、折角温泉に来たのだからと喜び勇んでホテルの露天風呂に行きました。
すぐ行ったらいいのに、ロビーでタバコを吸いに行ってゆっくりと露天風呂に行き、お湯に入った途端にホテルの人に、入浴時間が終わりましたと言われたみたい。。。。。
ちょっと、可哀想な玄ちゃんでした。(つづく)

(2002/10/2)

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