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ひとりごと

サンタクロースはいるの?

 
12月に入ると、街中にクリスマスソングが流れてきます。
我家では、もうサンタの話しも出なくなって、かれこれ10年になりちょっぴり寂しい気もします。

 先週連れて行ってもらったスーパーのツリーの前で、小学生の女の子がお母さんに「サンタクロースっているの?」って聞いていました。
すごく懐かしい言葉に、じっと耳を傾けて聞いてみると、そのお母さんは「え〜。まだ信じてるの?あんただけやで、○○ちゃんかて○○ちゃんかて、そんなこともう言わんで。」
瞬間女の子は、何か言いたそうでしたが、黙りこくってしまいました。
その会話を聞いて、10年前の子ども達が、私の脳裏に浮かんできました。

 我家の3人の子どもたちは、幼い頃、ずっとサンタクロースを信じていました。
北の寒いとこにサンタの国があって、1年をかけて世界中の子ども達にプレゼントを作ってくれていて、クリスマスの1ヶ月前に壁に欲しいプレゼントを書いて貼っておくと、サンタの国に飛んで行って、必ずプレゼントを持ってきてくれるものと思っていました。

 末っ子が小学6年生の時、学校から泣きそうな顔をして帰ってきました。
話しを聞くと、どうもサンタクロースのことで、1人だけいると言ってクラスのみんなから馬鹿にされたようです。
「お母さんは、うそつきや!お兄ちゃんかて、いるって言ってうそつきや!」そう言っているとこへ、中学3年だった長男が帰ってきました。

 長男は「そんなにお母さんを困らせないで、話しを聞けよ。あのなあ、サンタクロースはいるんやで。目には見えないけど、お父さんとお母さんにサンタクロースの代わりになるように言ってくれてるんや。妖怪やお化けはいるって思うやろ。でも、実際は見た人いるかなあ。でも、心の中にはいるんだよ。お父さんやお母さんが、子ども達を喜ばせたいってサンタクロースの心になってくれてるのに、いるとかいないとか言うような問題じゃないよ。」
末っ子は、わかったようなわからないような顔をしていましたが、自分なりに理解したようです。やっぱりサンタクロースはいるんだと。。。。。

 そんな末っ子も、中学生になった年から、プレゼントを書いた紙を壁に貼らなくなりました。
だから、当然サンタクロースも来なくなりました。

 話しは後先になりますが、長男も娘も小学3年のころからちゃんと知っていたようです。
でも、弟が本気で信じてるから、夢を壊さないように黙っていたようです。
「サンタクロースはいるの?」って小さい子が尋ねたら、「いるよ。」って答えてあげたいものですね。

(2001/12/5)

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