ひとりごと
アメリカで起こった多発テロ、あれから１ヶ月以上も過ぎました。
なんの罪もない多数の市民を標的にした残忍なテロ。絶対に許しがたいものです。
連日のニュースでは、米軍などによるアフガニスタンの軍事報復の様子が報道されています。
テロは決して許されない行為ですが、軍事報復という形でのあり方に、以前、ユニセフの親善大使の黒柳徹子さんがTVで涙ながらに言っておられた、アフガニスタンの餓死の危険にさらされてる子ども達のことを思うと、心が痛む毎日です。
報復は、さらなる暴力と憎悪を生み、果てしない武力の応酬へと連鎖します。
昨日の国会では、テロ対策に乗じた自衛隊の参戦法も強行採決されました。
日本は世界中に誇れる憲法９条で、これまで戦争には無縁と私は思っていました。
でも、昨日の内容は、明らかに自衛隊が後方支援という名目で、戦争に出かけていくことになります。
戦争に前方も後方もないのではないでしょうか。
私の実の弟は自衛隊にいます。
子どもの頃、台風の災害で活躍してくれた自衛隊を見て、感動して入隊しました。
私は自衛隊は、憲法のもとではあまり必要と思ってないのですが、弟は１８年経った今でも、純粋に人を守ると思っています。
今、ハワイでの愛媛丸の引き上げの作業に行っています。
そんな訳で、昨日の成り行きは他人事でない思いでした。
今こそ、国連を中心にした法の裁きでテロを根絶して、２１世紀を争いのない平和な世界であって欲しいと思います。
今、ジョン・レノンの「イマジン」を聞きながら、ひとりごとを書いています。
「想像してごらん、みんな平和に暮らしていることを・・・・・・」の１節が、胸に響きます。
(2001/10/17)