- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第二十九章 風の魔物 作者:勇者のぼうし

リンクたちは今、ゾーラの里にいる。
リンクたちがキングゾーラと話している時、ゾーラの泉に異変が起きていた。
キングゾーラは、もちろんリンクにそのことを言った。
「今、ジャブジャブ様がご病気になっておられる。その原因を調べると、風の魔物「グリロック」が原因という事なのじゃ。だが、わしらには何もできん。ゾーラの勇者はタルミナ杉花粉症でダウンしているというし・・・・というわけでリンク、グリロックを倒してきてくれぬか?」
「いいですよ。その代わり、ここから風の宮殿にいけると聞いたのですが、そこにある風の真空石が必要なのです。グリロックを倒したら、そこに行かせてくれませんか?」
「わかった。そうしよう。」
そしてリンクたちはゾーラの泉に向かった。


リンクたちは剣を抜き、いつでも戦えるようにしていた。
ちなみに今、ジャブジャブ様は水にもぐって洞穴でじっとしている。
突然地面が揺れ始めた!
すると水から竜が現れた。
竜はリンクたちを見て一瞬ためらった。
「こいつがグリロックか。」
と指を鳴らしながらラウス。
魔法で出した弓を引くルーラ。
と色々言っているうちにルーラが矢を放つ!
ラウスはジャンプして回転斬りを繰り返す。
そしてナボーラが大きな剣を振り上げ、竜の指を切り落とした。
グリロックは小指があったところから血を流し、火を吹いた。
その隙にリンクが
「えやぁぁぁぁぁぁ!」
とグリロックの頭に剣を刺した。
グリロックが倒れた。そして消えた。
消えたところに一人の大男が倒れていた。きっとグフーに呪いをかけられていたのだろう。
大男が立ち上がった。
リンクたちは目を疑った。
そう。そこに立っているのは、あの第二十章で死んだはずのグレルックだったのだ。
「グレルック!」
リンクたちが叫んだ。
だがグレルックは
「?お前らはだれだ?」
「!」
「俺はグフー様に使える、グレルックだ。覚えておけ。」
そしてグレルックはどこかに消えてしまった。


「王、グリロックを倒しました。倒したとたん、ジャブジャブ様が元気になりました。」
「そうか。では、約束の風の宮殿に連れて行ってやろう。」
「やった!」
そのとたん王は呪文を唱え始めた。
「ラウトゥラユベルスクレスラバーミア!」
リンクはその瞬間消えた。

第二十九章 完



第二十九章 風の魔物
 2006年4月11日  作者:勇者のぼうし