リンク達は砦に入った。
しかし見張りはいなかった。
見張りの屍がバラバラになって転がっているだけ。
四人は恐怖を覚えた。
しばらく行くと人影が見えてきた。ナボールだ。
「お姉ちゃん!」
やはり姉妹だった。
と思った時だった。
「まてっ!」
グルガだった。
「グルガ!来やがったな!今度こそこの俺がぶっ飛ばしてやるからな!」
「ふっそれはどうかな?」
「なにっ?」
「ぶわぁぁぁぁぁぁぁぁん」
奇妙な音と共に黒い剣がグルガの手にあった。
ライトセ〇バーのようだった。
リンクは剣を抜き構えた。
「でやぁぁぁ!」
「ふっふっふ」
ふわぁぁーん
グルガが軽々とリンクの剣の上に乗った。
(そうだ!)
リンクは剣を引き戻し、グルガが落ちた。
「どりゃーーーーーーーー!」
ズバッ
「くそぉ!なかなかやるなぁ!覚えとけ!」
グルガは消えた。
そして宝箱がいつもの様に現れた。
中には本が入っていた。
中にはこのような事が書いてあった。
「この呪文を魔法の力使い唱えれば武器や道具が合成出来るだろう。
そして戻す呪文も書いておいた。俺はもう疲れた。
そろそろ俺も老いぼれだ。これで書き終」
途中で文が途切れている。
多分、作者は書き終わる前に死んでしまったのだろう。
しかも斬殺だ。
本にはしっかりと血が染み付いている。
リンクはその呪文を唱えてみた。
「ラ・スプレッジ・ドスール!」
すると、ディンの炎とブーメランが合体した。
ブーメランが燃えている。
もう一度呪文を唱えた。
「ラ・スプレッジ・ドスール!」
すると氷の矢とフックショットがくっついた。
フックショットの先端が凍っている。
そしてリンク達は砦を探索し始めた。
続く
|