リンク達はロンロン牧場に行った。
すると、マロンがいた。
「妖精クーン！」
マロンがそう言って手を振っている。
「あのさ、この二人の馬が欲しいんだけど売ってくれる？」
マロンが笑いながら答えた。
「あ、馬が欲しいんだね？いいよ！」
「ありがとう！じゃぁ、はい。３００ルピー。」
リンクの手にはルピーが輝いていた。
しかしマロンは首を横に振った。
「いいんだよ。お金なんて、馬が欲しいのはハイラルの為なんでしょ？それなら、この子達も幸せだからさ。」
そう言ってマロンは二匹をくれた。
マロンが言った。
「えーっと、この子はホリー、この子はクラー。」
ルーラがホリーにラウスがクラーに乗った。
「この子達、エポナの兄弟なんだよ。だからいい子だし、速いよー」
そう言ってマロンが三人になんとシャトーロマーニをくれたのだ。
さらにロンロン牛乳ももちろんくれた。
「ねぇ。なんでシャトーロマーニがここに？」
「え？知らないの？あのね、ロマニー牧場とロンロン牧場は古くから経営してる牧場なのね。それで、ハイラルとタルミナの交流につながるようにってハイラル王様のご命令なのよ。」
リンクは驚きで声が出なかった。
そして、リンクはマロンとタロン、インゴーに別れを告げ、砂漠に向かった。

第九章　完