- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第17章 二回目の惨劇〜前編〜 作者:ゆう


「すごいな…暗黒の気が沢山漂ってる…」

(リンクさま、ここにずっといるのは、かなりタイヘンなんです。
 はやくフォルテさまを見つけていきましょう…)

「ギ…ギギ…」
リンクたちは、金縛りに会ったかのように動けない。
だが、これは、金縛りではない。

『なんだ?!この凄い量の殺気は!?』

金縛りの正体は、殺気だった。

「まて…この殺気は…多分、ギブドだ…」

リンクの思った通りだった。だが、普通のギブドではない。
『オレだってギブドぐらい知ってるぜ…。だがな…あの生物は一体なんだ?!』
リンク達は、絶句する。それは、屍のよせ集めだった。

「リンク…アイツ、弱点がないよ…見つけられない…」
「ブォォォォ!!」

動けないリンク達に屍のよせ集めのギブドは襲いかかった。
リンク達は目を瞑る。
次の瞬間リンク達は目を開けると、そこにはフォルテの姿があった。

「!?…フォルテ…!?」
「……………」

リンク達は、いつのまにか金縛りが解けていた

「フォルテ!!大丈夫だったか?!」
「……………」
『!!』
シュバは、フォルテをよく見る。
『リンク、フォルテから離れろ!フォルテは操られてる!!』
「えっ!?」
「うらぁぁぁ!!」

フォルテは切りかかった。
シュバはとっさに地面に手をつく。

『うぉぉぉぉぉぉ!!間に合えぇぇぇぇぇ!!』

シュバが手をついた地面から、光が飛び散った。



第17章 二回目の惨劇〜前編〜
 2005年5月1日 作者:ゆう