- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第16章 フォルテ救出大作戦 作者:ゆう


『フォルテを守れなかったなんて…
 オレは、アイツを… 守るための召還獣なのに… 守りたかったのに…』
シュバの頬に涙が伝っていた。

「シュバ、泣いてる暇はないよ…。」
『ああ…オレは、アイツを倒す…』
その時だった。

「リンク!よかった!探したぞ!」
懐かしい声だった。彼女はーー

「サキさん…」
「なんだ?リンクどうしたのそんな悲しそうな面並べて?」
「サキさん…どうしよう…サリアも、マロンも…フォルテさえも奴らに…」
「リンク、私はあなたに渡すものがあるから来たんだ。」
「渡す物…?」
「正確に言うと、歌だがな。傷を癒やすつまり、『治癒の歌』だ」
「よく聞けよ…」

《♪〜♪〜〜♪》

リンクは真似してオカリナを吹く

《♪〜♪〜〜♪》

「上手いじゃないか!リンク!」
「…治癒の歌は後で必ずいるようになる。忘れちゃダメだぞ。」
「…ありがとうございます…」
「よし、早速…フォルテちゃんのとこに行くよ!」
「えっ…!?」
「私が連れてってやる。でも、連れていくだけだ。後は何もしてやれない。」

コクリとリンクは頷いた。

「よし、行くぞ!」
「ハイ!」

リンク達はある墓石の前に行った。

「シーカー族の墓石…?」
「力を合わせて押してみなさい。」

リンクは言われた通りにした。すると…

《ゴゴゴゴゴゴ》

墓石が動き出し、そこに大きな穴が開いた。

「ここが奴の巣穴に行く一番の近道だ。
  だが、奴のところに行くまでの道のりがキツい。
  それをガマン出来ないと言うなら、行くな。」
『いやだなんて誰が言うか!行くぞ、リンク!』
「うし!行くぞ!」
「リンクしゃま、ボクも頑張りますぅ!」
リンク達は、穴に飛び込んだ。


「うっ…ここはどこだ…?」
フォルテは薄暗い穴の中で目を覚ました。
自分の手を見ると鎖が巻き付いていた。

「(召還陣…ギリギリ書けそうだが…)」
フォルテが考えていると、

「起きたかぁ?」
フォルテはその生物の余りの大きさに腰を抜かすかと思った。

「(なんだ?!このバカデカい生き物は!!まさか、モグラか?!)」
「お前は、もうじきやってくるダークリンク様に受け渡すんだけんど…」
「少し、遊んでやんか!」
「何を言っている?」
「お前のその鎖外してやってもいいだよ?」
「何!?」

その時だった。後ろから別の人間の声がした。

「うん。ただし、お前を洗脳するけどね。」
「ダッダークリン…」

フォルテが言い終わらないうちにパチンとダークリンクが指を鳴らす。
すると…
フォルテは意識を失った。

「洗脳完了。後は、ドリュウお前の好きにしていい。」
「ありがとうございますだ、ダークリンク様。」
「あっそうだ。仲間同士で戦わせてみましょうが!楽しいですし!見てる方は!」
「はっはっはっはそれは良いね!やってごらん?ドリュウ。はっはっはっは」

ーダークリンクの高笑いだけが穴の中にいつまでも響いたー



第16章 フォルテ救出大作戦
 2005年5月1日 作者:ゆう