朝5:30
「ねぇ、シュバ?」
『なんだよ…フォルテ、変な声出して気持ちワリィ…』
「あなたって、私の一番傑作なんだけど…なんか、物足りないのだから…」
「人になってみない?」
『はぁ!?』
「だから、私達と同じ人にさっ!頑張って、召還するから!」
『しょっしょうがねぇな…テメェがそこまで言うなら…(本当は、かなり嬉しい)』
『だが、一つ願いがある!聞け!』
「なにぃ?」
『足だけは早くしてくれ!』
「オッケー!Beautlfulかつ、Elegantで足がとても早い人間にしてあげるよ!!
少し、勉強するから、時間をちょうだい?」
『おう!』
朝7:00
「うん?シュバ、やけに嬉しそうだなぁ…」
『なんでもねぇよ!』
「?」リリィが入ってきて小声で言う。
(ジつは、あさきいちゃったんですが、フォルテさんが、シュバさんを、
人に召還してくれるんですって!)
「なるほど〜」
「シュバ〜、人にする仕組みが分かったよ!!じゃあ、早速やろっか!」
「リンク、召還を始めたら、あたしは手を離せなくなる。だから、敵が来てもあたしは、
戦いを助けられない!分かったね?」
「うん。まぁ、頑張るよ!!敵がきてもどうにかする!」
「では、始めよう…行くよ…
[この者、新たな体を望む者なり。この者に、新たな体授げるために我は、力を出す…]」
その時だった。
「ヤッホー!また、新しい獣を作ってきたよ〜」
「ダーク!!」
「フフン、今日は何人でやってもいいよ〜♪」
「うおらぁ!!」
「なんだよ〜オレに斬りかかってくんなよ〜」
ホログラムだったらしい。ダークリンクを斬ることは出来なかった。
「お前の相手は、コイツだよ♪」
すると、巨大な蜘蛛が降ってきた。
「お前、こういう気持ち悪い系が好きなんか?」
「別に〜。じゃね!頑張って〜」
そう言い残して、ダークリンクは、消えた。
「よしルル、また目覚めてくれるか?」
「はい!!」
「よし!目覚め…」
スッと何かがリンクの口元を巻いた。
(!?糸…!?蜘蛛の…!?)
リンクがビックリしていると、その巨大蜘蛛が口を開く。
「オレがはいた糸は、剣では絶対切れない…。」
リンクは、いつの間にか手まで塞がれていた。
「時の勇者の首が、ダーク様の手土産だぁ!」
リンクがダメだと思った瞬間
「じゃあ、焼いてみるってのはどうだ?」
リンクの後ろから、火の粉が飛んできた。
「グッグアアアア!!」火の粉が、巨大蜘蛛の体につき燃えだした。そして、巨大蜘蛛は
焼け死んだ。
『リンク、ワリィな…遅れちまって…』
ー赤い角、口調、髪の毛の色、ー
「まさか、シュバか…?!」
『ああ。フォルテが、作ってくれたオレの新しい体だ。』
『よろしくな、リンク。危なくなったら、オレに言え!
オレの灼熱の炎を浴びせてやるからな!』
人になって、今までより頼もしくなったシュバ。
より、心強い仲間になった事を実感したリンクだった。
オマケ↓
(リンクさま、つぎのきおくのありか、ぼちはもうすぐです!)
「よし!急ごう!」
『まてリンク、オレは人の姿だろ?だから馬にならないといけないんだが、フォルテは、
今疲れて寝てるし、どうすれば良いんだ?!』
「お前は、足が早いんだから、フォルテをおんぶしてやればいいじゃないか!」
『おんぶ!?バカ野郎!馬の時とは違うんだぞ!?』
「じゃあ、なんで足早くして貰ったんだ?」
『えっ、お前等について行けるようにだよ…(ホントはなんとなくだけど、恥ずかしく
て、言えねぇ!!)分かったよ…おんぶするよ…(赤面)』
こうして問題を解決し、リンク達は旅を再開した。(笑)
第14章 シュバを人に
2005年4月24日 作者:ゆう
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