- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第九章 デスマウンテン 作者:ゆう

「♪〜♪〜♪〜」

時の神殿から、オカリナの音色が聞こえてくる。
神殿の外には、魔物と格闘している女と馬がいた。

「SHIT…いくらあたしが強いからって、数が多すぎるよ…」
『お前、自分が強いと本気で思ってんのか?』
「なぁんか言いましたか?Elegantなシュバ君?」
『いや、なんにも言ってねぇよ!(滝汗)』
「すまん、待たせたな!!…あれ、もしかして、取り込み中?」
「リンク!取り込んでなんかないぞ!」

(リンクサマ、はやく!!つぎのきおくはどこかのはかばです!)

「墓場…?てことは、カカリコ村の墓地の事じゃナイ?」
「そうだな…行くぞ!フォルテ、援護を、頼む!!」

リンクの手には、マスターソードが握られていた。
だが、いつものマスターソードではない。
握っていると、力がわいてくる。
リンクは、サキとゼルダの力が入っているんだろうと思った。
平原に出たリンク達。

「エポナ!!」
「シュバ!!」
「ヒヒーン!!」
「ここに居るだろ!乗れ!」

リンク達は、走りだした。カカリコ村は、ここを左だ!
そう言って、曲がろうとしたとき…

「なっなんだ!?」

リンク達は、ねじ曲がった空間に飛ばされた。

「あっあっあぁ…!」

フォルテが何かに向かって指を指していた。

「どうしたんだ?フォル…」

リンクの目に殺意が漲った。

「久しぶりじゃないか…」
「ダークリンク…」
「長いだろ?その呼び方じゃ!ダークで良いよ!ダークで!」

ダークリンクは、フォルテを睨みながら、
「フォルテ、裏切ったな…?」

フォルテの瞳は、恐怖の色をしていた。

「も、申し訳ございません!ダーク…」
「『フォルテ!!』」

フォルテは、我に返る。

「なんだよ、ツマンねぇな…」
「お前のことはダークって呼んでやるよ。サリア達は…」
「お前等のこと見てんと、楽しいから、生かしといてやるよ…早くオレんとこにこい…」
「まて!!ダーク!サリアと、マロンはどこに居るんだぁ!?」

リンク達は、空間から、ほうり出された。

「マロンとサリアは、オレの城で丁重に扱って居るぜ…。」



「あいてて…あれ!?ここは、デスマウンテン!?」
「ほう。このクソ暑いMountainは、デスマウンテンと言うのか…。」
「フォルテ!!さっきは、大丈夫だった!?」
「ああ…御陰様で。…ありがとうな、リンク…」
「アレィ?!あなた達は、誰でぃすか!?」
「!!もしかして…ヴァルヴァジアの子供か!?」

ー突然現れた竜の子供ー
この子が、ハイラルの運命を変える力を持っていることに、
リンクは気づかなかったのだった。



第九章 デスマウンテン
 2005年3月27日 作者:ゆう>