第五章 新たな敵 作者:ゆう
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リンクは急いでいた。
次の記憶が、湖…
つまり、
ハイリア湖にあることが分かったからだ。
ナビィとリリィは、リンクのことになると、ケンカになるが、
それ以外のことでは、仲がとてもい良い。
「ハイリア湖まで、もう少し…。」
ハイリア湖の入り口にある柵をエポナで飛び越えて、ハイリア湖についた。だが、遅かった。ハイリア湖は、一面焼け野原だった。
「大丈夫だよ!みんな!記憶さえ手に入れれば…。」
すると、どこからともなく、不思議なバイオリンの音が聞こえて来た。
すると、エポナの様子がおかしくなる。
「エポナ、どうした!?」
「あたしのバイオリンで、心を惑わしたのさ。」
音の方を見ると、同じ歳ぐらいの少女が立っていた。
「あたしの名は、フォルテ。あたしのElegantな一番傑作、
ロックドラゴンを倒したのは、あんたね?」
フォルテは続ける。
「エポナ…可愛い名前ね…。こっちへおいで、Wonderfulなエポナちゃん。」
『ヒヒーン』と嘶くと、リンクを落とし、フォルテの方へ行ってしまった。
「エポナ!?」
「無駄だよ!あんたの声なんて、少しも届いてないんだよ!…さてと、どうやって殺そうかなぁ
…そうだ!この子を使って、殺してやるよ。」
「さあ、まだ未完成だけど、ロックドラゴン(モドキ)力を出してごらん!」
ひどい形だった。体の半分が溶けていたのだ。
「さーてと…死んで。じゃあねー!」
ダメだ…殺されると思い、目をつぶった。
パカっと音がして、リンクは下をみた。すると穴があいていた。自分の真下に。
「うわーーーーー!」
リンクは真っ逆様に落ちていった。
「…にがしたか…」そう言い残してフォルテは消えた。
リ
ンクは、みずうみ博士の研究所にいた。
博士が、助け船を出してくれたのだ。
「危ないところじゃったのー。」
「無事でなによりゾラ!」
そこには、ルト姫もいた。
リンクは、今までのことを洗いざらい話した。ルト姫も、近況を語ってくれた。
ハイリア湖にいたら、みずうみ博士に捕まったこと、そのまま研究の手伝いを始めたこと…。
「リンク、里が心配なのじゃ。一緒に来て欲しいのだが…。」
「うん。キミを一人には、させられないよ!」
こうして、リンク達は一度、ゾーラの里へ行くことになった
第五章 新たな敵
2005年3月20日 作者:ゆう
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