柳「オイ!!橋が途切れているぞッ!!」
焦る柳は、リンクたちに叫ぶ。
リンク「なんだって!?」
ホーク「おいおい!!んなこと言ったって、いまさら自力じゃあ・・・」
柳「下見てみろよ。きっとこの仕掛けの犠牲者だ・・・」
リンクたちの走るトロッコの下のマグマの上には、いくつもの人骨が浮かんでいた・・・・
リンク「どうする!?」
ホーク「途切れた先には、橋が続いている。飛び越えるしかないだろ。」
リンク「マジ!?」
柳「落ちたら、一瞬でみそ汁の具になるぜ・・・・」
そうしているうちに、トロッコは橋を失い、落下を始めた。
柳「おわ!!落ちるッ!!」
リンク「みんな、向こうの橋に飛ぶぞッ!!」
ホーク「待て!!続きの橋に誰かいる!!」
柳「何!?」
???「よう!!」
リンク「何もんだ!?」
リンクたちが見上げた先には、赤い服を着た少年が立っている。
ホーク「まさかてめえは!!」
ゾフィー「マイネイムイズ・・・ゾフィー・アークウォーカー・・・・」
リンク「え!?ゾフィーって確か!」
ゾフィー「そう・・・その確かだ・・・・」
リンク「カカリコ村の行商ばあちゃんの息子のゾフィー!?」
ズルッ・・・・・
その瞬間、ホークと柳が、トロッコからずり落ちそうになった。
ゾフィーは、あまりの爆弾発言に、30m後ろにぶっ飛んでしまう。
ホーク「リンク・・・・お前・・・・」
柳「場の空気・・・・読めよ・・・・」
リンク「あり?ありあり!?どしたのみんな!?」
ゾフィー「ちがゥわー―――――――――ッ!!!!お・れ・は、大魔族皇帝のゾフィー・アークウォーカー!!何が行商ばあちゃんだよ!?俺は百姓かよコノヤロー!」
リンク「ええっ!?ふざけんなーーーーー!!!」
ゾフィー「お前がふざけンなァ!!」
ホーク「それより貴様!!ナスカはどうした!!」
ゾフィー「うい?」
ホーク「妖精のことだよ!」
ゾフィー「あーこれね。」
ゾフィーの手のひらにあるのは、ボロボロになったナスカの姿だった。
柳「貴様!!」
リンク「くそぅ!!」
ホーク「クッ・・・・・・・・・おのれァァァッ!!!!!!」
そう叫ぶと、ホークはトロッコから向こうの橋へ飛びかかり、ゾフィーの頭上に斧を
振り下ろした。
そして、ゾフィーは、持っていたナイフで、それを受け止めた。
柳「ホーク!!」
ホーク「柳!!リンク!!こいつは俺が抑える!!トロッコの動きを下の溶岩流に合わせろ!!上手くいけば、トロッコを形成する鉄が溶解する前に向こう岸につく!!」
リンク「お前はどうする気だよ!!」
ホーク「かまうな!!いけッ!!」
そして、リンクたちの乗るトロッコが溶岩の上に落ちた。
柳「ホーク!!」
リンク「柳、トロッコを溶岩流の流に合わせるぞ!!」
柳「あ・・・・ああ・・・・」
ホーク「よし!!上手くいったな!!」
ゾフィー「なめたまねを・・・・」
ホーク「行くぞ!!」
二人は、いまにも崩れそうな橋の上で、激しくナイフと斧を交え逢う。
ゾフィー「こうして刃を交えるのは実に4年ぶりだな・・・!!」
ホーク「元来ここは、砂の仕掛けがモットーのはずだ!!まさかこのしかけ・・・・ ・・!!!!」
ゾフィー「そう。俺がし掛けた物だ。」
ホーク「キサマァ!!どこまで腐敗しまくりゃきがすむんだぁ!!」
両者の押し合いは、激しくなっていく・・・ |