リンク「!!!!!!」
柳「これは・・・・・」
リンク「なあ柳、これ・・・・・・・ペンキじゃないよ・・・・ね・・・」
ナスカ「うそ・・・・・これって・・・・・」
そこには、大人一人倒れていたような、巨大な血の跡があった。
柳「これは・・・・血痕?・・・・一体ココで何があったんだ・・・・」
リンク「ええっ!!じゃあ、やっぱりこれ・・・」
ナスカ「うそッ・・・・怖い・・・」
リンク「柳・・・・お前良くそんな不気味なモン平気で調べられるな・・・」
ナスカ「あわわわわわ・・・・」
柳「これが本当にフィルさんの血だとしたら・・・・この出血は、ものすごい勢いで
刺されたものだ。・・・・・・(こんなスピードで切りつけるなんて・・・・まさか
奴の仕業か?イや・・・まさかな・・・)・・・・・これだけの出血だ、無事でいら
れるはずが・・・・」
??「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
柳「!」
リンク「うわわぁあぁっ!!なな・・・・何、今の変な声・・・・」
リンクとナスカはがちがち状態だ。それに引き換え、
柳は冷静に事を進めている。
柳「静かにしろリンク!どうやら・・・・下から聞こえたほうだ・・・」
リンク「ま・・・まさか・・・・このまま進む気じゃ・・・・・」
柳「何言ってんだ、お前勇者だろ。おいてくゾ」
リンク「わわっ!!まってよ〜〜〜〜〜〜〜〜」
〜地下室〜
リンク「ああッ!!見みてよッコンなとこにも血の跡が・・・・・・」
柳「・・・・・・・」
ナスカ「どうかしたんですか、柳さん・・・・」
リンク「へ?」
柳「・・・・・・・写真を見つけた。多分、フィルさんだよ。」
柳が見せた写真には、一人の大人と、一人の少女が写っていた。
リンク「このこは・・・・娘さんかな・・・・」
柳「ダッたらこっちは、娘の血かもナ・・・」
リンク「・・・・・・」
ナスカ「・・・・」
柳「んお?どうした?」
リンク「柳・・・お前がいた日本軍の闘いでは・・・・
こんなことは日常茶飯事なのか?お前は・・・・・
いつもこんな風に敵の基地に忍び込んだり、銃で戦ってたりしてたのか?」
柳「・・・・・・まあな・・・・」
リンク「俺には・・・・・・だめだ。俺はお前みたいにそんなに凄くは戦えない。俺もお前みたいに戦えれば、神父さんも、親父も守れたかもしれないのに・・・・・・」
柳「・・・・・・俺だって、失った者はある。家族、戦友、上司。
そんな関係のある者に限らず、ない者も巻き込んだ。
俺は・・・・・政府のために戦ってるんじゃあない。
生きるために闘うんだ。そして・・・大切な者を守るために・・・・・・」
そう言うと、リンクの方に手を置いて、最後にこう告げた。
柳「イイかリンク、闘いの勝敗をわけんのは、
技術でも体格でも戦略でもない。全ては心。戦略にしても、
それを成し遂げる覚悟がなければ、意味は無となる。
人が銃を持って戦うのは、決意とからだがそれに答えないと
成し遂げることは出来ない。お前の進む道は決意で決めるんだ。」
そして、柳はリンクたちを連れて、さらにおくへ進む。
その先に、真の戦争が待ち構えていることも知らずに・・・
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