- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第十一話 「蘇れ」  作者:X団首領

ゼルダ「・・・・・・・なのです。」

ゼルダの話は既に50時間を過ぎようとしていた。

リンク「じゃあ、最後に自らを武器にして魔王を倒した、そのホークって人の生まれ変わりを探せば良いんだね。」

ゼルダ「はい。しかし、その生まれ変わりもゴーレムに狙われようとしています。その時はどんな犠牲を払ってでも阻止してください。」

リンク「え?ごーれむ?」

ゼルダ「リンク・・・・レイリア国はご存知ですね?」

リンク「ああ・・・あのハイラル最大貿易相手国・・・・の?」

ゼルダ「ええ。3年前、ザック・ダレンと言う魔術師が、恋人を蘇らすために、ゴーレムを使って、人の命でよみがえらせようとしていた。彼はその者を倒し、レイリアを救った経験があるのですから、腕は確かです。」

リンク「はは・・・・・な・・・・・・なんかおっカネえ国なんだな・・・・・・」

ゼルダ「フフ・・・・臆しましたかリンク。魔を恐れるとは勇者の後継ぎにあるまじきかな。」

リンク「な、なんだよ人事みたいに!つかなんでおめーがそこまで知ってんだよ!行ったことないのに!」

ゼルダ「本で調べました。」

リンク「観光案内(パンフ)!!」

ゼルダ「おやこれは観光案内と言うのですか?」

リンク「知らなかったのかヨ!ていうか早くそのゴーレムってのを教えてくれぃ!!」

ゼルダ「はい。そのゴーレムというのは、泥の人形に命を注いだ者なのです。」

リンク「するってえと、奪った人の命で?」

ゼルダ「YES!!」

リンク「まあ、そのホークの生まれ変わりを探せばいいんだろ?そのゴーレムってのをぶっ飛ばしながら。」

ゼルダ「ゴーレムからは出来るだけ逃げてください。貴方では勝てないから。」

リンク「な、なに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!??」

ゼルダ「いいですか?レイリアはハイラルの10倍の重力です。そんな環境で育った
敵に貴方が勝てると?」

リンク「じゃ、もし鉢合わせたら?」

ゼルダ「意地でも逃げてください。ホーク氏と合流すればもう安全です。彼もレイリ
ア育ちですから。」

リンク「なんかきにくわね〜〜〜〜〜」

ゼルダ「まあ、よろしく」

かくして、リンクにホーク探しの命令が下った。ファミコンミニゼルダの伝説T編、本格始動!!




第十一話 「蘇れ」
 2005年9月3日  作者:X団首領