リンク「俺は甘く見るなよ！大回転斬り！」
ランサー「無駄です」

そのときランサーは腕を下に振り
銛がリンクの剣をかわし、そのまま突進してきた

リンク「・・・！なっ」
ナビィ「リンク！」
ランサー「これで終わりですね」
水晶錬「テメェの伝説もこれで終わりだな」

そのとき、何者かが剣で銛を全て弾き飛ばした

ランサー「・・・・！？」
リンク　　「お前は・・・！」
水晶錬「なんだ今更、文句でも言いにきたか？コラ」
ナビィ「ダ、ダークリンク！」
ダークリンク「混沌暗舞の幹部か、今日はなんのようだ？」
ランサー「アナタがいえたことではありませんよ なぜ邪魔を？」
リンク「ダークリンク・・なんで」
ダークリンク「俺たちは混沌暗舞と敵対する 組織だ、こいつらに任務を
　　　　　　取られるわけには、いかない」
水晶錬「俺様たちに任務を取られたくないだ？
　　　黙れ、下等生物ごときが！テメェら雑魚がやるわけにはいかねぇ、
　　 大役を俺様たちが妨害するのは、当然だろ？あぁ！？
ディーナ「雑魚と決めるのは、早いゼ」
ナビィ「アンタは！妖精！？」
ディーナ「俺は正式に言えば、ダークリンクの秘術によって作り出された妖精ダお前ら、貧弱コキリの妖精とは訳が違うゾ」
ダークリンク「やるか？バカどもが」
水晶錬「面白れぇ、やってようじゃねぇか、ゴラァ」
ランサー「ほどほどにしてくださいよ、水晶錬」
リンク「（こいつら・・敵対してるのか？）」
水晶錬「行くぞぉ！腐れどもがぁ！！」

水晶錬は一気に走りぬけ、ダークリンクの
足元にあっと言う間に移動した

水晶錬「テメェなんか、腕っぷしで十分だボケ！」
ダークリンク「フ・・・」
ランサー「水晶錬、右４５度へ後退！」
水晶錬「んだと？ランサー・・俺様に命令をするんじゃねぇよ」
ランサー「そいつは分身です！本物は真上です！」
水晶錬　「なんだと！？」
ダークリンク「遅い」

ダークリンクは勢いよく下突きを決めようとした

水晶錬「甘いって、いってんだろ！」

そのときランサーがダークリンクと水晶錬の間に瞬間移動した

水晶錬「なんのつもりだ！」
ダークリンク「・・・！？」

ランサーはダークリンクの剣と水晶錬の拳を受け止めた

ランサー「水晶錬・・・ほどほどにしなさいといったはずですよ」
水晶錬「テメェ、さっきまで俺様の戦い煽ってた野郎の言葉か！？」
ダークリンク「！？（剣がびくともしない・・・）」
ランサー「アナタ今・・・例の力を使おうとしましたよね・・・？」
水晶錬　「・・・・！」
ランサー「アレを使えば・・この地域一帯が丸ごと吹っ飛ぶでしょう？」
水晶錬「それがどうした！？もうあいつらは　　
　　　デスマウンテンまで支配地域を広めようと
　　　してるんだぞ、チンタラやってる暇はないんだよ！」
ランサー「それは分かりますけどアナタのこ・・・」
？？？「ハイーーーーーー！」
ランサー「！？」

そのとき突然現れた何者かの蹴りがランサーの顔面に命中した

一同「！！？？」

水晶錬「ランサー！」

ランサーは思いっきり吹っ飛ばされ近くの水に落ちた

ランサー「く・・・何者・・」
リンク「助っ人！？」
ナビィ「あの人は！」
？？？「我ら神聖なり、拳法と柔術を極めたなり
　　　　水の種族！ゾーラ族のルナイ！」
水晶錬「ランサーと同じ・・ゾーラ族」
ナビィ「やっぱり！」
リンク「ナビィ知ってるのか？」
ナビィ「この前・・城下町で柔術大会が開かれたでしょ？そのときに
　　　　わずか１０歳の少女が指１本だけで優勝したのよ」
リンク「指１本！？」
ナビィ「少女の名はルナイ、ゾーラ族の指導のもと
　　　　３歳から柔術を学び７歳で柔術世界大会にて
　　　　優勝・・・まさにゾーラの英雄よ」
ルナイ「久しぶりだね・・・ランサー」
ランサー「ルナイ様・・・」
水晶錬「「どういうことだランサー」
ランサー「私の柔術の、教え子です」
一同「！！！！」
ルナイ「この７年間・・ずっと探したんだよ・・
　　　ゾーラの里より、条約第３９　王家暗殺、条約第１８７、秘密兵器製造
　　　この二つの条約を破り、里を抜け出した超重罪人をね！」
ランサー「１４年前、王家に生まれたアナタを
　　　　柔術の教え子として初めて受け持ったのは私だった」
リンク「（コイツ一体何者・・・）」

〜回想〜

（柔術武道館）

ランサー（１５歳）「私は王家の柔術の担任を？」
ゾーラ族Ａ「あぁ、お前はまだ若いが柔術を教えるための素質が十分ある
　　　　　今日から、ルナイ様の柔術を磨いてやってくれ」
ランサー「こんな小さな子供に・・・」
ルナイ（３歳）「子供じゃないもん！ルナイは強いんだぞぉ〜」
ゾーラ族Ａ「と、言うことだ、頼むぞ」
ランサー　「了解・・」

７年後

ランサー「足の踏み込みが甘いですよ」
ルナイ　「分かってる！でも体が」
ランサー「・・・・（ため息）」
ルナイ「私は休まないよ！奥義を獲とくするまでは」
ランサー「まだ、この子には無理ですか・・」

そのとき突然トビラが開いた

ゾーラ族Ｂ「ランサー！！」
ランサー「なんですか？」
ゾーラ族Ｂ「昨夜、ここの道場付近で王家の一人、
　　　　　エリザベスが何者かによって殺された」
ランサー＆ルナイ「！！」
ゾーラ族Ａ「犯人はまだ見つかっていない唯一残されたのは、
　　　　 打撃をしたと思われる内出血の跡だ・・・」
ゾーラ族Ｂ「しかもそれはゾーラ伝わる伝説の柔術の奥義だったらしい」
ランサー「（ピク・・）」
ゾーラ族Ｂ「！？」
ゾーラ族Ａ「お前・・なにか心当たりはあるか？」
ランサー「失礼ですが・・・そのような事件に関しては全く知りません」

ランサーはその場を去ろうとした

ゾーラ族Ａ「そういえばお前、王家に無駄な税金を無理に収められてるらしいな」
ランサー「なんですか？いきなり」
ゾーラ族Ｂ「それどころか最近は、かなりひどい仕打ちを受けてるとか・・」
ランサー「・・・・・・」
ゾーラ族Ａ「図星だな・・なにか知ってるんだろ？」
ゾーラ族Ｂ「正直に言ったらどうだ？」
ルナイ　　「・・・・・。」
ランサー「何か・・言いたそうですね・・」
ゾーラ族Ａ「言え」
ゾーラ族Ｂ「本当のことをしゃべるんだ」
ランサー「・・・・」
ルナイ「え？・・一体・」
ランサー「本音を暴露したらどうです？」
ゾーラ族Ａ、Ｂ「なんだと？」
ランサー「俺を疑ってると・・・！」

王家の事件の犯人だと疑われているランサー
その事件の真相は！？

続く・・・