- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第6章 新たな敵  作者:ムウ


二人は奥の牢屋へ行く途中、ダリーが聞いた。

ダリー「なあ、リンク。あの先輩は・・・」
リンク「もう先輩なんて言うなよ。倒すのに負担がかかるぜ。
 で、なんだよ、ブラダーの事か?」
ダリー「・・・まあ。あの短時間で、どうやって倒したのだよ?」
リンク「フッよく短時間で倒したと分かったな。まあどうでもいいや。
  ・・・あいつには弱点があったんだ。それは、スピードさ。
  よく見ればさそいだして攻撃した方が良かったんだ。
  まさかあんなノロマとは思わなかったぜ。」

10分前・・・それはダリーが倒れてからの話。

リンク「クソ・・・ダリー・・・ブラダー!お前、よくも・・・オレの友達を!」
ブラダー「クックック。これで一人邪魔者は消えた。
  お前も地獄に落ちて、あの世であいつに追いつきな!」
リンク「おっと。いきなりやられるわけにはいかないな。
 少しは仕返ししないと・・・くらえ!」

ブラダーはかわしたが、かわすだけでも負担がかかるようだ。

リンク(ん!?なんとなくあいつのスピードが遅いような・・・!!!
  そうか、分かったぞ!)
リンク「ム、よくかわしたな。じゃあ、これはどうだ!」
ブラダー「う!」

ブラダーは鉄球で防いだものの、疲れを見せている。
そのとき、リンクが剣を手からはなし、
ブラダーの後ろに素早く移動し、弓矢をかまえていた。

リンク「フッ、やっぱりな。お前はかわすだけでも負担がかかり、もはや精一杯。
  その鎧が自分の素早さを下げ、スピードも落ちる。とどめだ!」
ブラダー「う、バレたか・・・フッ、さすがだ、勇者リンク・・・」

この後にダリーが起き上がったのだ。

ダリー「ふ〜ん。そんな弱点があったのか。
  オレだったら、とどめさせられたかも・・・」
リンク「ダリー、牢屋が見えてきたぞ!」

リンク達の目前に、小さな牢屋が七つあった。リンク達が近づくと、
見張りはいない。それどころか、中にいるという、七賢者もいない。

リンク「な・・・お、遅かったか・・・」
ダリー「クソ〜!いったいどこにつれていかれたんだ!」
???「フフフ。お探し者はどこにいるか、知りたいかい?」
リンク&ダリー「お前は誰だ!」
???「魔琴の使い手、そしてアグニム様に使えるスペクター、ファラオ!」
リンク「スペクター?なんなんだよ。意味分かんねえよ!」
ファラオ「君達は初めて見る顔だ・・・侵入者とはめずらしい・・・
  本来なら、このハイラルにいる人間達はこの城に侵入など
  する勇気ある者など見たこと無いからな。」
ダリー「ごちゃごちゃうるさい!それより、早く七賢者の居場所を教えろ!」
ファラオ「そうあわてるな。しかし、われらスペクターは、 闇の戦士!
  どうしても七賢者の居場所が知りたければ・・・この私を倒すことだ!」
リンク「よし!上等だ。こっちも全力で倒すまでだぜ!」
ダリー「リンク!」

リンクは剣をかまえ、ファラオは魔琴をかまえた。・・・
この相手の強さに、リンクは気付かなかったのだ。

(第7章に続く)


第6章 新たな敵
 
2005年5月6日 作者:ムウ