- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第4章ダリーの実力 作者:ムウ


二人はハイラル城へ入っていった。
そのとき、入った瞬間に、赤兵士達が襲って来た。

リンク「うわ!いきなり上級(赤兵士)のおでましかよ。
よし、ダリー、行くぞ!」
ダリー「オ、オレは出来ない!」
リンク「ダリー!もしオレ達が負けたら、罪もない人々が
苦しむことになるんだぞ!お前の先輩達だって、あやつら
れている苦しみ一つくらいあるはずだ!七賢者達も・・・
ゼルダだってまた闇の世界に送られてしまう・・・ハイラ
ルの大地を守れるのはオレ達しかいないんだ!先輩達を救
いたいなら、まずガノンを倒す!それまでがんばるしかないんだ!」

リンクが言っている内に、赤兵士達が襲いかかって来た。
リンクはギリギリかわしたものの、ダリーはダメージを受けた。

ダリー「グワ!」
リンク「ダリー!」
ダリー「だ、大丈夫だ。イツツ・・・リンク、確かにお前
の言うとおりだな・・・オレ、やってみる。」
リンク「よし、行くぞ!ダリー!」
ダリー「おう!」

しかし、ダリーはやられっぱなしだった。その受けるダメ
ージをリンクがカバーするのがせいいっぱいだった。
2分後、やっとリンクが兵士を一人倒した。

リンク「ハアハア・・・こいつら前より強く感じる・・・
やっぱマスターソードを持ってないからか・・・」
ダリー「リンク!油断するな!来るぞ!」

そのときだった。赤兵士達がダリーに突っ込んでいったのだ。

ダリー「う・・・もうダメだ・・・や、やられる・・・」
リンク「ダリー!回転切りだ!ダリーには出来ないと思うが・・・良く聞け。
   まず剣にパワーをためて、赤兵士達が来たら、
  タイミング良く剣で回転切りをはなて!イチかバチか・・・やってみろ!」
ダリー「・・・よし!やってみる!」
リンク「チャンスは一回だけだ!外せばお前は死ぬことになる。
   オレが合図したら、回転切りをはなて!オレの合図が聞こえなかったら、
   その時点で失敗だ!さあ、パワーをためろ!」
ダリー「よ〜し!」

ダリーは剣にパワーをためる。赤兵士達が目前に近づいて来る。
ダリーは怖かった。しかし、ハイラルの人々のために・・・
オレ達は負けちゃダメなんだ・・・と自分の心に語りかけた。

リンク「今だダリー!回転切りを!」

リンクは口笛を吹いた。それと同時にダリーは回転切りをはなった。

ダリー「ウオオオオ!!」

見事回転切りが赤兵士達に当たった。疲れきっていた兵士達はその場に倒れた。

リンク「!!!・・・やったな!ダリー!」
ダリー「で・・・出来た!回転切りが!」
リンク「でもまだまだ道はあるんだ。これからもがんばろうな!」
ダリー「おう!まだまだ始まったばかりだしな!また強敵がいたら、オレ達で倒そうぜ!」
リンク「もちろんだ!ダリー。オレ達は友達だもんな!じゃあ、次行こうぜ。」
ダリー「そうだな。ゼルダ姫様もお待ちしているようだし・・・行くぜ!」
リンク「おう!」

二人はハイラル城にとらえられている、ゼルダ姫の救助に行った。
その二人を、不気味に笑って見ている人物がいることに、リンクは気付かなかった。

(第5章に続く)


第4章ダリーの実力 
 2005年4月30日 作者:ムウ