リンクはペガサスの靴をはき、ハイラル城へむかった。
ペガサスの靴で、約十五秒でハイラル城にたどり着いた。
城の門はしずまりかえっていた。
リンク「なぜ、兵士や魔物がいないんだ。人や魔物の気配
がしない・・・。ん!?誰か遠くからこっちへ来る!」
遠くから人の形の影が見えてきた。影がリンクに近づいて来る。
リンク「誰だ!?そこにいるんだろう?」
リンクはライトを照らした。遠くて、良く見えない。
リンクはそっと近づいた。影も近づいて来る。
リンク「敵かもしれない。でもこのまま近づいても騒がれ
るだけだ。久しぶりにこれ使うか・・・」
リンクは銀の弓矢を取り出した。そして影にむかって、矢
を飛ばした。見事に命中。影は倒れ、誰かの声がした。
???「いって〜!誰だよ!?矢を飛ばしたヤツは!」
リンク「オレだ。お前はアグニム(ガノン)の兵士だろう!!」
???「ん?まさかお前は・・・ゼルダ姫様が言ってた勇者リンク!?」
リンク「な・・・もしかしてお前がゼルダが言ってた使いか!?」
???「まあそう言うこと。おっと、名を名乗っていなかったな。
オレの名はダリー。よろしくな。リンク。」
リンク「おう。よろしく。で、城の様子は?」
ダリー「もうおかしすぎるよ。先輩達がゼルダ姫様の部屋に行ってさ。
とにかく、城すべてが変としか言いようがない。」
リンク「先輩達?じゃあお前、新人か?」
ダリー「そう。一週間前にここに来た。それで行くところがなくて、
城の周りをウロウロしてたわけ。」
リンク「じゃあ、オレといっしょに旅しないか?ハイラルを救う旅。」
ダリー「ほ、本当か!?オレ嬉しいな。昔から旅してみたくてさ。
しかも勇者のリンクといっしょなんてさ。」
リンク「実はオレ、お前が初めての仲間なんだ。友達になろうぜ。」
ダリー「もちろん!これからがんばろうな!」
こうしてダリーはリンクの仲間となり、友達になった。そ
の時、ゼルダの声が聞こえた。
ゼルダ(リンク・・・ダリー・・・)
リンク&ダリー「ゼ、ゼルダ姫!?」
ゼルダ(リンク・・・ダリーといっしょに私達を けに来てください・・・
早くしないと、私達はまた闇の世界へ送られてしまう・・・
場所は前と同じところにいます・・・
でも兵士達には気を付けて・・・前より強くなっています・・・)
リンク「よ〜し!待ってろよ。ゼルダ。すぐオレ達が助けに行くからな。」
ダリー「ゼルダ様。いましばらくお待ちを!すぐさまこの
ダリーと勇者リンクが助けに行きます!」
リンク「やっぱ王族にはダリーも口調が変わるな・・・」
ダリー「なんか言ったか?リンク。」
リンク「いや。なにも。それより早く行こうぜ。」
ダリー「おう!」
二人はハイラル城へ入っていった。
(第4章へ続く)
第三章兵士の仲間
2005年4月17日 作者:ムウ
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