- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第二章 世界の危機 作者:ムウ


リンク「ゼルダ姫ーーーーーー!!」

リンクはしばらくだまりこんでしまった。そのとき、

ゼルダ(リンク・・・)

リンク「ゼ、ゼルダ姫!?大丈夫か?」

ゼルダ(私は大丈夫です。私をふくむ7賢者の娘達もここにいます)

リンク「ど、どこにいるんだ!?」

ゼルダ(ハイラル城にとらえれています。
  このままでは1年前のとりかえしになります・・・。
 兵士の中でただ一人あやつられていない私の使いが
 ハイラル城の門の前で待っているはず・・・。
 リンク、また勇者として戦ってくれますか・・・?)

リンク「もちろんだよ!」

ゼルダ(ありがとう・・・。またハイラルに平和を取り戻してください。
  そしてこんどこそガノンを完全に・・・)

リンク「ま、まさか・・・ガノンが復活したのか!?おい、ゼルダ!」

しかし、ゼルダの返事はなかった。

リンク「どうすりゃいいんだ。親父も心配だし、
  七賢者がまたイケニエにされるかもしれないし・・・クソー!!」

そのとき、リンクより年上のような青年が出て来た。

???「・・・あ!君はリンク君?」
リンク「え・・・あ、そうだけど・・・」
???「はじめまして!僕、君のお父さんの親友、スペル!!」
リンク「お、親父の!?」
スペル「そう、で来てみれば、君のお父さん、熱が出てて・・・
 リンク君の帰りが遅いから、様子を見てきてくれってたのまれて・・・」
リンク「そ、そうだったのか。ありがとう、スペルさん。
 そうだ!スペルさん、この薬親父に飲ませてやってよ。」
スペル「あ!それカカリコ村の新製品の薬?
  これならお父さん元気になるね! で、リンク君は?」
リンク「ゼルダ姫を助けに行くのさ。剣と盾は・・・あ!やべ、忘れた・・・」
スペル「剣と盾?これのこと?」

スペルはリンクの父の剣と鏡の盾、さらに赤い服など・・・
リンクが旅をしていたときに使っていた道具を渡してくれた。

リンク「あれ?なぜスペルさんが?」
スペル「お父さんに、もし危険なときに渡してくれって。
 すっごい心配病が役に立つとは思わなかったよ。」
リンク「・・・ありがとう。スペルさん。じゃあ親父のことたのみます!」
スペル「まかしといて。またハイラルに平和を取り戻してくれよ!」
リンク「ハイ!よーし、久しぶりにダッシュだ!」

リンクはペガサスの靴をはき、ハイラル城へむかった。

(第三章に続く)


第二章世界の危機
 
2005年4月9日 作者:ムウ