- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第4話 それぞれの目的 作者:桃木里枝


宿屋に戻りリンクは何故自分は旅をしているのかを語った。
リンク「・・・。ナビィは・・・俺の友達なんだ。
さよならもろくに言ってないのに別れた・・・。
だから俺はもう一度会いたい!そのための旅なんだ。」
アミは黙って聞いていた。
リンクは俯き、しばらく黙っていたが、何も言わない
アミをチラッと見る。
アミは一瞬何かを言いかけたが、止めて眼を閉じた。
アミ「俺はゼルダ姫直属の騎士だ。
ゼルダ姫がここに何かが起こると予感されたから来たんだ。」
リンク「ゼルダ直属の騎士〜〜〜!?」
チャット「誰よ、それ。」
リンク「この国、ハイラルの王女だよ!」
チャット「あ、そう。」
リンク「“あ、そう”ってなぁ〜〜〜〜〜!!!」
アミ「話を続けるぞ。」
ため息をついて割り込んだアミに反応して、やっと2人
は落ち着きを取り戻す。
アミ「俺はここに来て3日。調べると怪しい神殿や洞窟
を何ヶ所も見つけた。
そして、その場所にはある者の手によって魔物が放た
れていることもわかった。」
リンク「そいつはどんなやつなんだ?」
リンクの質問にアミは手を組み、その上に顎をのせ、黙り込んだ。
言うべきか言わざるべきかを悩んでいるようだった。
アミ「・・・いずれ話すからもうこの話題を止めにしよう。」
リンクに向けられた瞳は強い光を宿している。
が、それと同時に悲しいものだった。
リンク「・・・わかった。」
リンクは頷く。すると、アミは地図を出す。
アミ「妖精を探してるんだろ?俺は明日、この街から
少し東にある小さな村の洞窟に行こうと思う。
そこに行くまでに森を通るからその森に探してる妖精
がいるかもしんねぇぞ。一緒に途中まで行くか?」
リンク「あぁ!もちろん。」
アミは地図をしまい、立ち上がる。
アミ「じゃあ明日朝ここに来るから。」
チャット「お休み〜。」
アミがドアの近くまで来たとき、リンクが「あの
さ!」と呼び止める。
リンク「お前さあ・・・男みたいだな。」
ボスゥ
アミはリンクの顔に枕を投げつけた。
もちろんクリィーンヒットである。
アミ「一つ言っておくが。」
アミはそう言いながらドアを開け、振り返る。
その顔は明らかに怒っていた。
アミ「俺が言われてキレるのは自分が自覚してること
を他人に指摘されることだかんな。」
バタァン
とかなり強くドアを閉めて行った。
リンクの泊まる部屋はドアのすぐ横にベッドがある。
頭はドアのほうに向いていた。
かなり強めに投げられた枕のおかげで、リンクは2時間
ほど気を失っていたそうだ。


第4話 それぞれの目的
 2005年9月24日  作者:桃木里枝