リンクはガノンドロフに敗れ、３日後の話。
ハイラル城はまたしてもガノン城と変わっていた。
　 「どうだゼルダ、このオレが復活して少ししか経ってないのにここまでハイラルを変えたのだぞ。オレがこの国の支配者だ！」
ガノンドロフは変わり果てたハイラル平原を見ながら言った。ゼルダはガノンドロフにつかまっていた。腕を縛られていた。
　「ガノンドロフ、どうして復活したのですか！？」
　「いて何が悪い！？」
　「それに・・・たとえ復活しても、必ずリンクがやってきてあなたを倒します！」
　「ふふ・・・いい事を教えてやろう。リンクはオレが倒した！」
　「！！」
　「残念だったな、リンクは既にここへきたのだ。３日前に。奴は無謀にもオレと戦った。まだ子供の姿と言うのにな。」
　「うそよ・・・リンクがやられるわけ・・・！！」
　「じゃあ既にここにきているはずだぞ。なぜ助けに来ない？」
　「そんな・・・」
　「あっけなかったぜ、はるか遠くに吹っ飛んでいったんだぞ。」
　「あ・・・あ・・・」
ゼルダは泣き出した。
　「うらむなら自分の弱さをうらむんだな。はっはっはっはっは！！」
　「リンク・・・リンク・・・」
　「きさまも子供の姿じゃ何もできまい。」
するとふところからなんと時のオカリナを取り出した。
　「！！時のオカリナ！！なぜあなたが！？」
　「もちろんあいつが吹っ飛ぶ前にな。あいつもバカな奴だ。
　　　 戦いにだけ集中してこのことを忘れていたとは・・・」
と、一匹のリザルフォスがやってきた。
　「ありましたガノンドロフ様！！」
　「ご苦労、よくやった！」
布につつまれていた。
　「・・・それは？」
　「ああ・これから世界の侵略に欠かせない物だ。」
　「世界にまで・・・！」
布をはずすとそれはムジュラの仮面であった。
　「しかしガノンドロフ様、もう一つが見つかりませんでした。」
そのひとつがリンクが倒した方である。
　「かまわん、これ一つで十分だ。」
　「いったいなにをすると言うのですか！」
　「だまれ！！」
ついに怒ったガノンドロフはゼルダの腹を殴った。ゼルダは倒れた。
　「う・・・う・・・」
　「牢に連れて行け。」
　「はっ！」
リザルフォスはゼルダを抱えた。
　「リ・・・ン・・・ク・・・」
そういい、ゼルダは気絶した。
　「（・・・しかし奴の事だ、もしかしたら生きているかもしれん・・・）・・・おい誰かいないか！！」
するとスタルフォス３匹がやってきた。
　「リンクを探せ。生きていたら始末しろ。」
　「へい！」
３匹は城を出た。
はたしてリンクは助かるのか？