オメガ「で、またしくじったのか・・・」
ダーク「・・・申し訳ございません、次こそは・・・」
オメガ「このセリフは聞き飽きた、お前は俺と共にフォースを探せ」
ダーク「ですが、奴らはどうするのですか」
オメガ「心配はいらん、すでに手下を送っておいた。すぐに奴らも餌食になるだろう・・・」
ダーク「・・・(やはり手ごわい相手となりそうだ)」
オメガ「ゼルダ、お前も来い」
ゼルダ「・・・分かりました」
リンク「次のフォースはデスマウンテンだよな?」
ソード「ええ、でもオメガの手下が先回りしているかもしれない・・・気をつけましょう」
リンク「そうだな、油断大敵って言うもんな」
二人はデスマウンテンを登る、が、いっこうにフォースの情報は手がかりはつかめない。
仕方がなく、途中のゴロン族の集落に立ち寄ることにした。
ゴロンA「フォース?聞いた事ないゴロね・・・」
ゴロンB「・・・ゴロウの親方なら何か知ってるかも知れないゴロ」
リンク「そのゴロウって人に会わせてくれ!」
ゴロンB「じゃあ、ついてくるゴロ」
とりあえず、二人はゴロウというこの集落の親方に会うことにした。
ゴロンB「親方、失礼します」
ゴロウ「ん、どうかしたゴロ?」
ゴロンB「お客さんゴロ。ハイリア人と妖精ゴロ」
ゴロウ「町の人間に妖精・・・珍しい客だゴロ」
リンク「あの、フォースというものを探しているんです、何か知っていませんか?」
ソード「私たち、どうしてもこれが必要なんです」
ゴロウ「フォース・・・これは俺の先祖代々の宝ゴロ、簡単には渡せないゴロ」
リンク「そこを何とか・・・な?」
ゴロウ「無理だといったら無理だゴロ!」
ソード「フォースを頂けるのなら私たち、何でもします」
ゴロウ「・・・面白いゴロ、では、最近火口におかしな奴らが現れてな・・・どうやらフォースの事を探っているらしいゴロ」
リンク「オメガのことか・・・?」
ソード「きっとそうね・・・」
ゴロウ「そこでだ、あの怪しい奴らを倒してくれたら考えてやっても良いゴロ」
リンク「よし!まかせてくれ、行くぞ、ソード!」
ソード「もう、待ってよ!」
勢い良くリンクたちは火口へと走って行ってしまった。
だが、そこでは恐ろしいことが待っていたとなど二人は知る由も無い。
ゴロンB「親方、本当にあいつらで大丈夫ゴロか?」
ゴロウ「なに、あいつらはかなり出来そうだ。それに、タダでフォースをやる訳には行かないゴロ」
リンク「あ、暑い・・・」
ソード「・・・ほら、言うまでもなかったでしょう、戻ったほうがいいわ」
リンク「いや、フォースを手に入れないと・・・」
ソード「無茶したらダメよ・・・」
ここは溶岩が煮えたぎる火口。
その熱が容赦なく二人の体力を奪った。
リンク「とりあえず、この橋を渡れば火口に入れる」
ソード「ちょっと、本当に大丈夫なの?」
ソードの心配をよそにつり橋を渡ってしまった。
と、同時に一人の姿が目に飛び込んできた。
オメガだ。
ソード「リンク、無茶よ、ここでは不利すぎるよ・・・」
リンク「いや、ここで決着をつける!」
(第20話に続く)
|