リンクたちは再びカカリコ村まで山を下ってきた。
セレナ「お父さんただいま〜」
レク「おお、なかなか帰らないから心配したよ。リンク君、鍛冶屋には会えたかね?」
リンク「うん、フォーソードもばっちりさ!」
〜再びセレナの部屋〜
セレナ「ところで、これからどうするの?」
リンク「決まってるさ!俺の影とオメガを倒しに行く!」
セレナ「・・・いくらなんでも早すぎない?私も剣が少し使えるようになっただけよ」
ソード「それに、4人に分身できないわよ」
リンク「そう言われてみれば、何で分身出来ないんだろう・・・」
ソード「結局ダメじゃない」
リンク「ムカッ!じゃあどうやったら力がも戻るんだよ!?」
ソード「うっ・・・」
全員「・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・・・・」
全員「はぁ〜」
レフト「その剣を元に戻したいのか・・・」
リンク「目が覚めたんですね!」
ソード「何か知ってるの?」
レフト「寝ている間に少し思い出したんだ」
リンク「その事、教えて下さい!」
レフトは余っていたいすに腰をおろす。
レフト「おそらく、フォースの力が抜けているのだ」
リンク「フォースの力だって!?」
セレナ「フォースってあのフォースのことよね・・・」
レフト「4人に分身するには最低でも4つのフォースが必要だろう」
セレナ「何でそんなことまで知っているいるの?」
レフト「戦の民に伝わる伝説だ・・・俺は・・・戦の民の生き残り・・・」
セレナ「・・・!あなたどこかで、いや、ずっと前から知っていた気がするな〜」
リンク「ところで、そのフォースはどこに?」
レフト「確か、1つはフォドの森にあったはずだ・・・」
ソード「じゃあ早速出かけましょう!」
リンクたちは一斉に外へ出て行く。
リンク「あれ、レフトさんは行かないの?」
レフト「ここにいれば、もう少し思い出せそうな気がするんだ、もう少ししてから後を追おう」
リンク「そうなんだ・・・じゃあ、先に行ってるからね」
レク「気をつけるんだよ!」
リンク「ありがとう、おじさん!」
今度こそリンクも外へ向かう。
ダークリンク「森へ向かったか・・・ククク、馬鹿な奴め・・・そこにはもうオメガ様が向かった後さ・・・
そう、オメガがな・・・ククク・・・ヒヒヒ・・・」
〜ハイラル平原〜
リンク「フォドの森か〜昔俺たちがそこでよく遊んだところだよな」
セレナ「そうね・・・ゼルダも、無事だよね・・・」
セレナもゼルダと幼馴染だった。
リンク「当たり前さ!絶対俺たちで助け出すんだ!」
ソード「お二人さん、思い出話も良いけどちゃんと準備はできてるの?」
リンク「当たり前さ!右手のケガもよくなったし」
セレナ「私も大丈夫よ、剣だってある程度なら扱えるもの!」
ソード「準備万端ね!感心感心」
フォドの森が見えてきた。
リンク「・・・森ってあんなのだったっけ?」
セレナ「・・・ひどい、すごく荒らされてる・・・」
ソード「気をつけて・・・すごい邪気を感じる・・・」
もりは完全に光を失い、荒れ放題になり、かつて生い茂っていた木々は枯れ、不気味な黒い木
が生い茂っている・・・
リンク「くそっオメガの仕業に違いない・・・」
リンクたちは舌打ちしながらも、森に入ってゆく・・・
(第11章に続く)
第10章 森へ・・・
2005年5月6日 作者:緑の帽子
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