- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第10章 森へ・・・ 作者:緑の帽子


リンクたちは再びカカリコ村まで山を下ってきた。

セレナ「お父さんただいま〜」
レク「おお、なかなか帰らないから心配したよ。リンク君、鍛冶屋には会えたかね?」

リンク「うん、フォーソードもばっちりさ!」


〜再びセレナの部屋〜


セレナ「ところで、これからどうするの?」
リンク「決まってるさ!俺の影とオメガを倒しに行く!」
セレナ「・・・いくらなんでも早すぎない?私も剣が少し使えるようになっただけよ」

ソード「それに、4人に分身できないわよ」
リンク「そう言われてみれば、何で分身出来ないんだろう・・・」
ソード「結局ダメじゃない」
リンク「ムカッ!じゃあどうやったら力がも戻るんだよ!?」
ソード「うっ・・・」

全員「・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・・・・」

全員「はぁ〜」

レフト「その剣を元に戻したいのか・・・」
リンク「目が覚めたんですね!」
ソード「何か知ってるの?」
レフト「寝ている間に少し思い出したんだ」
リンク「その事、教えて下さい!」

レフトは余っていたいすに腰をおろす。

レフト「おそらく、フォースの力が抜けているのだ」
リンク「フォースの力だって!?」
セレナ「フォースってあのフォースのことよね・・・」
レフト「4人に分身するには最低でも4つのフォースが必要だろう」
セレナ「何でそんなことまで知っているいるの?」
レフト「戦の民に伝わる伝説だ・・・俺は・・・戦の民の生き残り・・・」
セレナ「・・・!あなたどこかで、いや、ずっと前から知っていた気がするな〜」
リンク「ところで、そのフォースはどこに?」
レフト「確か、1つはフォドの森にあったはずだ・・・」
ソード「じゃあ早速出かけましょう!」


リンクたちは一斉に外へ出て行く。


リンク「あれ、レフトさんは行かないの?」
レフト「ここにいれば、もう少し思い出せそうな気がするんだ、もう少ししてから後を追おう」
リンク「そうなんだ・・・じゃあ、先に行ってるからね」
レク「気をつけるんだよ!」
リンク「ありがとう、おじさん!」

今度こそリンクも外へ向かう。


ダークリンク「森へ向かったか・・・ククク、馬鹿な奴め・・・そこにはもうオメガ様が向かった後さ・・・
       そう、オメガがな・・・ククク・・・ヒヒヒ・・・」


〜ハイラル平原〜


リンク「フォドの森か〜昔俺たちがそこでよく遊んだところだよな」
セレナ「そうね・・・ゼルダも、無事だよね・・・」

セレナもゼルダと幼馴染だった。

リンク「当たり前さ!絶対俺たちで助け出すんだ!」
ソード「お二人さん、思い出話も良いけどちゃんと準備はできてるの?」
リンク「当たり前さ!右手のケガもよくなったし」
セレナ「私も大丈夫よ、剣だってある程度なら扱えるもの!」
ソード「準備万端ね!感心感心」

フォドの森が見えてきた。

リンク「・・・森ってあんなのだったっけ?」
セレナ「・・・ひどい、すごく荒らされてる・・・」
ソード「気をつけて・・・すごい邪気を感じる・・・」

もりは完全に光を失い、荒れ放題になり、かつて生い茂っていた木々は枯れ、不気味な黒い木
が生い茂っている・・・

リンク「くそっオメガの仕業に違いない・・・」

リンクたちは舌打ちしながらも、森に入ってゆく・・・

(第11章に続く)


第10章 森へ・・・
 2005年5月6日 作者:緑の帽子