- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第6章 記憶喪失の剣士 作者:緑の帽子


リンク「あ、ありがとうございます・・・」

リンクたちは謎の男の力でハイラル平原に出てきていた

???「当然のことをしたまでだ」
リンク「あの・・・名前は?」
???「俺は・・・レフトだ」
リンク「俺、リンクよろしく」
ソード「私はソードよ」
リンク「あの・・・さっきのってなんだったんですか?マントの中に入ったと思ったら

   平原に出てきていて・・・魔法か何か?」
レフト「あれは・・・あれは魔法だ・・・」
ソード「なんだかあんた変よ、さっきから変な口調で話して・・・」
リンク「こらっソード、レフトさんに失礼だろ!」
ソード「何よ!私は思ったことを言ってるだけじゃない!」

リンク&ソード「ごちゃごちゃ・・・」

レフト「思い出せんのだ・・・」

リンク&ソード「・・・え?」

レフト「思い出せんのだ・・・少ししか・・・」
リンク「・・・記憶喪失ですか?」
レフト「そうかもしれない・・・」
ソード「本当に何も思い出せないの?」
レフト「俺は・・・デスマウンテンのふもとの村で生まれ育った・・・あとは覚えてい

    ない」
リンク&ソード「・・・・・・」

リンク「そういえば俺たちが向かっていたところって・・・」
ソード「デスマウンテンよ」
リンク「ちょうどいい!ついでに村も寄ってみよう。何か思い出すかもかも!」

3人はデスマウンテンを目指した


ダークリンク「奴らはデスマウンテンに向かいました。フォーソードが直るのは時間
       の問題かと・・・」
オメガ「・・・デスマウンテンまではお前が偵察しろ。俺は森のフォースを探す」
ダークリンク「了解しました」

そう言った後ダークリンクは闇の中に掻き消えて言った

(せいぜい頑張ってフォースを探すんだな・・・俺のために・・・ククク)

ゼルダ「・・・フォースなどを集めてどうする気ですか!」
オメガ「・・・フォースは善悪の判断が無い最強の力・・・それがあれば、こんな世
    界など簡単に俺のものになる」
ゼルダ「・・・私はなぜあなた達と共にいなければならないんですか!」
オメガ「フォースは善悪の判断が無い。それゆえにフォースは頑丈な扉の奥に封
    印されているのだ。その封印を解けるのがゼルダ、お前なのだ」
ゼルダ「・・・あなたたちの思う通りにはなりません!」
オメガ「・・・!?」
ゼルダ「絶対にリンクが食い止めてくれます!」
オメガ「ククク・・・あんな小僧に運命をゆだねたか」


リンクたちはデスマウンテンのふもとの村、カカリコ村に到着した。

リンク「どう、何か思い出した?」
レフト「うっ・・・頭が痛い・・・」
ソード「やっぱり記憶喪失ね・・・」

セレナ「リンク・・・?リンクじゃないの!」
リンク「あっセレナ!こんなところにいたのか!」
ソード「誰?この子」
リンク「俺の昔の友達さ。まだ小さい頃に別れたっきりで・・・ホント、懐かしいな〜」

セレナ「この人は?」
リンク「記憶喪失みたいなんだ。頭も痛いみたいでさ、君のところで寝かせてやって
    くれよ」
セレナ「あなたたちも疲れてるでしょ?少し休んでいきなさいよ」
リンク「どうする、ソード」
ソード「私は疲れた〜」
リンク「へぇ〜・・・妖精も疲れるんだ」
ソード「失礼なっ、妖精だって疲れる時は疲れるの!」

リンク&ソード「ごちゃごちゃ・・・」

セレナ「2人とも、早く!」

リンク「ごめんごめん、いつものことでさ」
ソード「ジロッ!」

(第7章に続く)


第6章 記憶喪失の剣士
 
2005年4月17日 作者:緑の帽子