- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第5章 ハイラル城の死闘 後編 作者:緑の帽子


スタルナック「ククク・・・逃げるだけか?小僧」
ソード「リンクのバカーーーッ」
リンク「こんなときに喧嘩してる場合じゃないだろ!」

リンクたちは城下町の中を逃げ回りハイラル城へ駆け込んだ

兵士「あれだけの魔物を1人で倒すなんて・・・」
リンク「まだ1体残ってるんだ・・・」
ソード「今のリンクじゃあんなの倒せっこないわ・・・」
全員「・・・・・・」

スタルナック「ククク・・・こんなところに逃げ込んだか」
リンク「もう追いつきやがった・・・」
ソード「とにかく逃げるわよ!」
リンク「でもここで引くわけには・・・」
ソード「でもあんた盾も構えられないでしょ!」

リンクの右手のケガは予想以上に深かった

スタルナック「これで終わりだ!」

スタルナックは剣を構えリンクたちに向かってくる

リンク「こうなったらやるしかない!」
ソード「やめてーーー!」

スタルナック「こんなもろい剣の攻撃なんぞきかん!」
リンク「くそう・・・このままじゃ負ける・・・」

スタルナックが剣を振り上げた!

ダークリンク「待て!」

全員「・・・」

スタルナック「ダークリンク様、しかし・・・」
ダークリンク「まずは城を攻め落とせ・・・こんな雑魚は俺が引き受ける」
スタルナック「・・・了解」

そう言った後魔物たちは城へと入っていった

リンク「お前ら待てっ!」
ダークリンク「ククク・・・お前に勝てるはずが無い」
リンク「じゃあなぜ俺を逃がす・・・」
ダークリンク「あまりに簡単に計画が進むんでね・・・お前たちにチャンスをやろう」

ソード「そんなの信用できない!」
ダークリンク「じゃあ城が俺たちのものになるのをじっと見てな!」
リンク「・・・チャンスって何だ」
ダークリンク「なあに、そんなに難しいことじゃない。この城に入っていった魔物の
       中に1体だけ金色のが混じってるんだ・・・そいつを倒せば引いてやっ

       てもいいぜ・・・」
ソード「嘘じゃないわね・・・」
ダークリンク「嘘かどうかはその目で確かめな!」

リンクたちは城の中へと駆け込んだ

ダークリンク「クッ・・・クク・・・ヒャーハッハッハッ・・・金色の魔物は確かにいるさ・・・
       しかしお前たちに倒せるほど弱くも無いぜ」

リンク「ひどい・・・もうこんなに荒らされている」
ソード「金色の魔物ってどこにいるのかしら・・・」

その時リンクたちの目の前をものすごいスピードで1体の魔物が駆け抜けていった!

ソード「まさか金色の魔物って・・・」
リンク「あいつだ!」

リンク「・・・どうにか追い詰めたぞ!」

リンク「なんだ?ただのオクタロックじゃないか!」
ソード「楽勝ね!」

リンクは剣を振った

リンク「・・・まるで効かない!」
ソード「しかもこいつの石は嘘みたいに硬いわ!」

???「何をしている!早く逃げろ」

謎の男はそう言いながら剣を振り金のオクタロックを一撃で倒してしまった。

スタルナック「何事だ!・・・貴様も城の兵か?」

???「ごちゃごちゃとうるさいぞ」

男は剣をふりスタルナックの盾を真っ二つにした!
その後男は背中のマントでリンクを覆い共にどこかへ消えてしまった・・・

スタルナック「あいつは何者っだたのか・・・」
オメガ「だいぶん魔物もやられてしまった・・・今回のところは退散だ」
ダークリンク「了解・・・」

(第6章に続く)


第5章 ハイラル城の死闘 後編
 
2005年4月9日 作者:緑の帽子