- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第2章 新しい仲間 作者:緑の帽子


ダークリンク「今度こそお前の負けだ!」

リンク「・・・!」

リンク「・・・ ・・・ ・・・夢か」

リンクはあの後ハイラル平原へと飛ばされ気を失っていた。

リンク「ダークリンクには手も足も出なかった。おまけにフォーソードまで折られて
     本当にあんな奴にかてるのかな・・・」
???「1度負けたくらいで何落ち込んでいるのよ!」
リンク「誰だっ・・・誰もいない?いったい誰が話しかけたんだろう」
???「こっち、こっちだってば!」
リンク「こっちじゃ分からないよー」
???「もう、あんたって本当に鈍いのね、剣よ、剣」
リンク「え?剣が喋った・・・わけじゃないな。君は誰だい」

リンクが見てみるとフォーソードの上に小さな妖精がいた

???「私はフォーソードの精よ。これからはソードって呼んでね」
リンク「分かったよ、ところで今までのこと全部見てたの?」
ソード「ずっと見てたわよ。なにが『手も足も出ない』よ!」
リンク「だって完敗じゃん」
ソード「何よ、あのビームを跳ね返して1発おみまいしてたじゃないの!あんた
     の目はふしあななの?」
リンク「本当!?・・・でも剣は折れちゃったじゃないか」
ソード「それはあんたの根性が悪いのよ!」
リンク「ムカッ じゃあソードはどうやったらこの剣が直るのかしってるのかよ」
ソード「うっ・・・」

2人とも「・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 (しばらくの2人とも間黙り込む)

リンク「喧嘩していても仕方がない。行こう」
ソード「『行こう』ってどこに?」
リンク「ハイラル城さ。今頃大変な事にになってるかもしれないし・・・」

リンクは立ち上がり城下町へと向かう。
新しい仲間のソードを連れて・・・
この悲惨な運命に勝てるのはリンクしかいないのだ。

そのころ・・・

ダークリンク「オメガ様、ただいま戻りました・・・」
オメガ「そうか。奴らはどうなった?」
ダークリンク「・・・奴は本物です。急がなければ我々をいつか滅ぼすかもし
        れません・・・」
オメガ「・・・ハイラル城だ」
ダークリンク「・・・我々の求めている例のものはハイラル城にあるのですか?」
オメガ「分からん。しかし、このゼルダが鍵を握っていることは間違いない、そ
     れに拠点を置くのにはちょうどよいだろう」
ダークリンク「ククク・・・さすがはオメガ様。では参りましょう」

(ククク・・・すべては計算どおり・・・)

ダークリンクは何か不気味な事を考えながらオメガと共にハイラル城
へと向かう

リンクたちは城下町に到着した
リンク「あれがハイラル城さ。早く行こう・・・」
ソード「きゃ〜何アレおもしろ〜い、きゃ〜アレはなに〜?」

ソードは寄り道をしていた・・・

リンク「ソード!俺たちは旅行に来たわけじゃないんだぞ!」
ソード「・・・分かってるわよ、さ、行きましょ」
リンク「本当にソードってお調子者だな・・・」
ソード「何か言った?」
リンク「いや、何も」

2人が城に到着した頃には日が傾いていた

リンク「ほら遅くなっちゃたじゃないか」
ソード「なによ、私のせいだって言うの?」
2人とも「ごちゃごちゃ・・・」

ダークリンク「おやおや、お二人さんは喧嘩をしているようで・・・ククク」
オメガ「放っておけ。奴らが城に入ってからのほうが都合が良い」
ダークリンク「そうですね、ククク・・・」

(第3章に続く)


第2章 新しい仲間
 2005年3月22日 作者:緑の帽子