- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第九章 リンクの運命は・・・ (作者 こたっきー)


 まず最初にリンクがシルバースパイダーに切りかかった。そこに
骸骨戦士が入り、持っていた盾で防がれた。その間にラーズは召
喚印を書き、書き終えて、こう唱えた。
 「我と共に戦え!召喚アイスブリザード!」
召喚印の中から冷気と共に一人の少年が出てきた。
  『ラーズ君、何のようデス?』
声はけっこー可愛らしい声だ。
 「一緒にあいつらを倒すんだ。」
 『分かったデス。』
そう言い終わった後、アイスブリザードは口を膨らました。
 「アイスブリザード、あいつらにに氷柱連撃(アイスランチャー)だ。」
その声と共に、アイスブリザードはドリル状の氷が口から発射された。
シルバースパイダーは、アイスブリザードから見て右斜め上にジャンプ
し、骸骨戦士は左斜め上にジャンプして避けた。リンクはジャンプ中
のシルバースパイダー目掛けてジャンプし、シルバースパイダーに切
りかかった。ジャンプ中のシルバースパイダーは避けきれず、リンクは
腹部辺りを切った。切られて、ひるんでいるシルバースパイダーを骸骨
戦士目掛けて蹴り飛ばした。リンクが狙った場所には骸骨戦士はい
た。しかし、次の瞬間そこには骸骨戦士はいなかった。
 「リンク危ない!」
とラーズは叫んだが遅かった。いつの間にか骸骨戦士はリンクの後ろ、
シルバースパイダーはリンクの目の前ににいた。そしてリンクは骸骨戦
士に切りつけられ、シルバースパイダーのあごに挟まれた。あごの力
は強く、その衝撃で剣と盾を落としてしまった。
 「ぐっ、何だ、今のは?」
 「貴様は私の骸骨ソードで死ぬまで切り裂いてやる!」
骸骨戦士のあごに挟まれ、動くことの出来ないリンクを容赦なく切り裂い
ていく。痛みのあまり、リンクは気絶していた。
 「待ってろ、リンク!今助けてやっからな。」
ラーズは激怒した。 そして召喚印をあと二つかいて精霊を二対召喚した。
 「リンクを助けろ!召喚アクアマーメイド、ビッグアーム!アイスブリザー
ドは氷柱連撃(アイスランチャー)、アクアマーメイドはバブルウォーターで
攻撃だ!」
一気に氷柱連撃(アイスランチャー)とバブルウォーターが相手に飛んでい
った。シルバースパイダーはリンクを挟んだまま避けた。
 「今だビックアーム、火炎拳(かえんけん)で攻撃だ!」
ビッグアームはシルバースパイダーに攻撃を仕掛けた。シルバースパイダ
ーにもろにヒットし、シルバースパイダーのあごからリンクが離れた。それ
をビッグアームがキャッチし、すばやい動きでラーズのところまで運んだ。
ラーズはリンクの容体を見た。そのケガはとてもひどかった。体はズタボロ
に切り裂かれていて、頭から血がたれて、左肩と右胸辺りにかなり深い傷
があった。ラーズがリンクを見ている間にシルバースパイダーが猛スピード
で、アクアマーメイドに突っ込んできた。そして、アクアマーメイドに当たる瞬
間にシルバースパイダーの体が炎上し始めた。シルバースパイダーは辺り
を転げまわった。そして数分後に死んだ。
 「貴様・・・。」
怒りに震えたような声で骸骨戦士はしゃべりかけてきた。
 「よくも私の仲間を殺してくれたなー、ブッ飛ばしてやるー!」
 「てめーだって、リンチみたいなやり方でズタボロにし・・・・・。」
最後まで言い終わらないうちに骸骨戦士は切りかかってきた。ラーズは間
一髪のところで避けて、骸骨戦士に最大パワーで雷撃輪(らいげきりん)を放
った。頭に血が上っている骸骨戦士は回避力が鈍り、雷撃輪(らいげきりん)
がまともに当たり、体が粉々に崩れ跡形もなくなった。
 「精霊たち、ありがとう。もう戻っていいよ。」
精霊は足元から消えていった。そして、ラーズはリンクのところに歩み寄って
リンクの容体を見た。リンクの心臓から鼓動が聞こえなかった。ラーズから大
粒の涙がたれた。リンクは・・・・・・・・・・・・、死んだのだ。

To be continued.


九章 リンクの運命は・・・
 2005年6月5日  作者:こったきー