- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第五章 イリシア城沈没? (作者 こたっきー)


 ナビィはリンクを捜しに北のほうに行っていた。イリシア王国の城の前
を通った時、いきなり緑の服をした少年が飛んできた。ナビィはリンクだ
とすぐ分かった。

 「リンクうううううぅぅぅぅぅぅ。」

と叫んだが、リンクには聞こえていなかった。姫の魔術で気を失っていた
からだ。リンクはそのまんまナビィの横を飛んでいった。ナビィはリンクを
追っていった。そして、3kmくらい飛んで行っただろうと思ったとき、リンク
は、古家に向かって落ちていった。リンクの体が叩きつけられると思った
瞬間、リンクの体は宙に浮いた。どうしたのだろう、とナビィが周りを見回
したら、あの占い婆が魔力で、リンクの体を宙に浮かせていたのである。

ナビィはばれないように、リンクの帽子の中に入った。そしてリンクは、古
家の中に運び込まれ、ベッドに横になった。これは、戦闘が終わってから、
三時間経った頃であった。


その頃、イリシア姫は・・・・・・、

 「イリシア姫様、どうしたのですか?」
と兵士が、ぐったりとしたイリシア姫のところにやってきた。
 「姫、どうしたのです、姫。」
返事は無かった。ビックリした兵士は助けを呼んだ。
 「だれかー、だれかきてくれー、姫が・・・・。」

呼んだら、城中の兵士がイリシア姫の部屋に集まってきた。この騒ぎによ
って、城中はパニックになった。パニックになって何時間かたった後、この
国一番の医者の診断によると姫は、ただ失神していることがわかり、パニ
ックは収まった。王はだれがやったか、犯人捜しをやっていた。

 「この中で、姫にやったものはいないか?」
だれもやったと言う人は出なかった。ならば、と王はまた質問した。
 「この中で、犯人を目撃したものはいないか?」

一人だけ見たと言うものがいた。それはリンクそっくりの人だった。
 「実は、俺、その犯人の影でしてー、シャドウリンクって言います。犯人は
  リンクっていう、子供ですよ。」
 「それはまことか?」
王は聞いた。
 「あぁ、そっくりだからと言って、俺じゃありませんよ。」
 「よーし、イリシアに使える魔物たちに、リンクを捜してこさせよう。」
 「ちょっと待ってください。」
シャドウリンクは、口を挟んだ。
 「なんだ?」
 「やつは、必ずここに来ます。だから、このイリシア王国ごと地下何万メート
 ルのところに沈めて、この国に仕える魔物、兵士などに捜さして殺せばい
 い」

それから、王は何分か黙り込んだ。そして、こう叫んだ。
 「それは名案だ!すぐこの城を地下に沈める準備だ。」
それから、何時間かして、城は地下に沈んだ。

To be continued.


第五章 イリシア城沈没?
 2005年4月23日 作者:こったきー