朝が来た。リンクが目覚めたのは、7時30分のことだった。
城内侵入まで、あと6時間30分リンクは何をしようか考えた。
その結果、
「侵入の準備をしよう。」
とリンクは思った。それにリンクは、おとといの夜にいきなり
遠くに飛ばされたので、剣も盾も装備していなかった。持っ
ているのは・・・、と探してみたら、何故か分からないけど、
デグナッツの仮面とあのお婆さんからもらった神力がつま
っているお守りだけだった。
カサカサ、カサカサ、とリンクの背後で音がした。リンクは
敵かと思ってそっちを向いたら・・・、
「よー、リンク。何やっているんだ。」
といきなりラーズが出てきてリンクはビックリした。
「わっ!何だよラーズかよ。そいで、何でラーズがここにい
るんだよ?」
「いやな、占いの婆がな、お前のことを占ったんだ。そし
たら、今、お前に必要なものは、『剣と盾』と出たんだって。
だから、俺が一番いい店のなかで、自分の金で買えるなか
で、一番いいと思う剣と盾を買ってきてやったんだ!!!」
といい、小包をラーズは差し出した。
「ありがとな、ラーズ。」
「いいてことよ。俺たち友達だろ。」
「うん。」
「じゃ、俺は行くぜ。」
「ありがとな。」
と言いラーズは町に帰った。そして剣と盾が入っている小包
を開いてみた。そしたら、普通の剣と盾だった。だが、リンク
にとっては泣くほど嬉しかった。なぜなら、初めてあって、友
達になって、一日しか経っていない人が僕のためにこんなに
もしてくれるなんて、と思うと。そして、夜になるまで、剣の素
振りの練習をして、城内に侵入した。
To be continued