リンクの頭にウルフォスが飛び掛かった………
「…あれ?」
「リンクっ!見て!」
「え…………」
目を疑った。夢だろうと思えばすむだろう…だが……
「夢なんかじゃない…!」
頬をつねりながら言った。
いまにも飛び掛かかろうとしてるウルフォスが空中でとまっている。
モノクロの世界だ。
木も草も炎もウルフォスも空も…まるで時がとまったかのようだ……なぜだ!?
「そんな…なんで…」
その瞬間、リンクの背後に青い髪の…美しい女があらわれた……。
「お前は…?」
「私の……名はヘレ…ンあなた…に力を貸しま…す。
四つの…精霊…石を集めて…時の神殿に…」
「待て!お前は何者なんだ!?」
今にも消えそうなヘレンに聞いたリンク。
「時……の…巫」?
そこでフッと消えた。
「あっ!」
それと同時にモノクロの世界がカラーの世界にもどり……動きを止めていたウルフォスは消えた。それだけではない。邪気も…殺気も………そして森は美しくなっていた…………
「あれ…傷が癒えてる!?」
気付けばリンクの傷が癒えていた。
さらに………
「リンク〜〜〜〜〜!」
遥か彼方から…みんなが…サリアが走ってきた。
「リンク……あなたが唯一の頼みの綱なの……頑張って……………!!」