リンク達の前にモリブリンが現れた。
「こいつがモンスター!?」リンクはその姿に圧倒された。
「シンニュウシャ、タオス!」モリブリンはヤリを向けると突進して来た。
「離れて。」リンクはゼルダに言うと勇敢にも、無謀
にも、モリブリンに正面から向かって行った。
「あっ!」ゼルダは思わず目を閉じた。そして恐る恐
る開くと、リンクは無傷だった。モリブリンは倒れていた。
「やった!」リンクは激突する寸前に前転でモリブリ
ンの股をくぐり背中を切ったのだ。
「すごいわ、リンク。」ゼルダが駆け寄ると、
「お見事、お見事!」モリブリンがやってきた方向か
ら誰かが歩いてきた。それは紛れも無い仮面の男だった。
「いやー、今の戦い見させてもらったよ。強いね、
君。」男は拍手をしながらリンクに近づいた。
リンクはその不気味な仮面に思わず目を凝らした。
「・・・・・・・・・怖い。」ゼルダがリンクにしがみついた。震えてた。
「・・・・・ゼルダ姫。」男は震えているゼルダに気づいた。
「どうやら面白い人物がいるね。どうせだから面白い
物を見せてあげよう。」男は背中にある剣を抜いた。
「その剣は・・!?」ゼルダが驚いた表情で剣を見ていた。
「・・・・・フォーソードさ。」男が突然4人に分裂 した。
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