- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
「白い悪魔VS黒い死神 第三話」
 
作者: NIGHTMARE



「喰らえ!!哭龍破!!微塵になるがいい!!勇者
共!」ホワイトグレートデーモンは口から黒い電撃の
ような弾を勢いよく吐き出した!!「ぐあぁーっ」ニ
ルク達は痛みのあまり叫び声をあげた!ホワイトグレ
ートデーモンは高笑いして言った。「どうだ!?我が
術を直で受けた感想は・・・。」ザルスが立ち上がっ
て言った。「あー・・・正直効いたわ・・どーやら一
筋縄じゃいかねー様だな。」するとサファイアが言っ
た。「まぁ落ち着いていきましょう!こちらにはまだ
切り札がいますし。もういっちょいきましょ!ニル
ク!ちょっと来て下さい!」ニルクは言われるまま耳
を傾けた。するとサファイアは耳元でこう言った。
「我々がおとりになります!だから貴方はその隙に奴
を真っ二つにしちゃってください!!ですがおとりは
そう長くは持ちません!頼みましたよ!!」ニルクは
「はい!!」と大きくうなずいた。ホワイトグレート
デーモンは言った。「最期の会話はもう終わったか?
では・・・行くぞ!!」ホワイトグレートデーモンは
腕を振り上げて地面を叩き、雪を撒き散らした!ニル
ク達は雪に埋もれた・・。一瞬してサファイアとレイ
アがホワイトグレートデーモンに襲いかかり大刀を振
りかざした!!しかし結界で跳ね返された。それを見
ていたニルクはふとあることに気が付いた・・。「あ
れ・・?何で僕は襲われないんだ・・?それに今・・
結界張る時首の下の鱗が光ったような・・・。!!ひ
ょっとして奴は見えないんじゃ・・・そしてアレが奴
の力の源・・・。」ニルクは剣をぎゅっと握ってチャ
ンスを待った。その時レイアがワイヤーをホワイトグ
レートデーモンの頭に巻きつけて首を引っ張った!!
ニルクは「今だ!」と雪の中から飛び出した!!「何
ぃっ!!バカな・・・。」「もらったー!」ニルクは
剣を振りかざした!ホワイトグレートデーモンの首は
ゴロリと落ちた・・・。そして「おのれ・・・よ・・
くも・・・」と言ってその巨体は風に運ばれるように
消え去っていった・・。

ホワイトグレートデーモンは眼を覚ました・・・。そ
こは真っ暗な闇だった・・・。そこに一人・・・等身
大の大きな鎌を持ったやつが現れた・・・。彼は笑い
ながら鎌をホワイトグレートデーモンに振りかざし
た・・・。ホワイトグレートデーモンの叫び声だけが
その場に響いた・・・。そして体から出てきた紫色の
丸い玉を飲み込んだ・・・。

サファイアがニルクの肩を叩いて言った。「やるじゃ
ないですか!よく分りましたね・・・首の鱗が弱点で
しかも雪の中じゃ目が見えない事まで・・・。」ニル
クは照れくさそうに言った。「いや・・・全部サファ
イアさん達のおかげですよ。アイツ・・サファイアさ
ん達には攻撃してきたのに僕は攻撃されなかっ
た・・・。それで分ったんです。アイツはひょっとし
たら温度で感知するんじゃないかって・・・。」
ザルスがタバコの煙を吹き出しながら言った。「なる
ほどな・・・土の上では目の見えない奴にとっちゃ、
異物をさらしだす粉状の結界・・・。だがその粉の結
界のせいで雪の下が見えなくなっていたんだ。だから
その粉をかぶって隠れてりゃ奴は全くその存在に気が
付かない。だから攻撃できなかったんだ!攻撃すれば
隙を突かれるからな・・・。ニルク案外切れ者じゃ
ん。」 レイアが言った。「なぁ、倒したんはええけ
どあの壊れた酒屋どないすんねん・・。」 レディオ
ーナ「お前達=!あたしの店をよくもー・・・ただで済
むと思うなよー!!!」ザルス「ちょ・・ちょ、ちょ
い待ち!どう考えたって俺らの責任じゃないでしょコ
レ・・・」 レディオーナ「だまらっしゃい!!お前
等のせいで客ごと店も吹っ飛んだじゃないか!!!お
客人に死んで詫びろー!!!」 ニルク達「ごめんな
さーい!!徹夜で建て直しますからー!!!ギャー!!」


「白い悪魔VS黒い死神 第三話」
 2006年10月16日  作者: NIGHTMARE