- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
第三話 いざ!魔王退治の旅へ!新たな仲間と共に!
 作者: NIGHTMARE

 宴も中盤にさしかかり、皆がワイワイ盛り上がっていた頃だ。
ニルクも友達としゃべり込んだりご馳走食べたりですごく楽しんでいた。ここにいる者全てが命を狙われているという事にも気がつかずに・・・。

 王はその間何処かへ行っていた。
宮殿を出て通路を抜け、複雑な廊下を進み、地下階段を降りた。そこは何も無く、ただの広い場所にしか見えなかった。王はそこで何か唱え始めた。
「我が第三の僕。いかなる物全てを燃やし尽くす炎の神よ!我れの前に姿現せ!いでよ!盗賊王レイア!」
王がそう言った途端、まぶしい光と同時に床に妙な陣が現れた。そこから何か出てきた。紅い髪にツンツン頭、上半身裸で肩にロケットランチャーを背負っている。
レイアは言った。 「ふー、何や用かいな。ライアン。」
王は言った。 「あぁ、例の少年が今この城にいる。もし彼が危なくなったら彼をサファイアと一緒に援護してやってくれ。くれぐれも中でロケットランチャー使うなよ!」レイアは「了解〜☆」と言って消えた。王もいつの間にかいなくなっていた。
 
 突然、宮殿の大戸がバン!と大きな音をたてて開いた。三人の兵士が息を切らして王に報告した。
「ライアン陛下!魔物です!先ほど突然どこからか出現!城下を破壊!複数の犠牲が民の中から出ております!」
その時、また大きな音がした。まるで大爆発を起こしたかのような・・。宮殿の一部が破壊されたのだ!そこにいたのは大きな黒い体に白い仮面と鎧をつけた魔物の群れである!
王はスッと立ち上がりマントを振り払って言った。
「特別上級クラスの騎士団二軍に命ずる!騎士を城下へ緊急配備!及び魔物の排除を命ずる!そして一軍全てと将軍どもは私と共にここを守れ!」
将軍達が皆王の下に集まり指示をうけている。
王が言った。
「お前達にはここを守ってもらう!半分に分かれて新入りを非難させろ!戦う勇気のある奴は参戦させろ!何をしている!さっさと非難させろ!残りの者は剣を抜け!さぁ皆!私に続け!いざ!闇を切り裂かん!」
ニルクもそれに続いて剣を抜いて戦った。
とてつもなくデカイ魔物がニルクの前に立ちはだかった。
その魔物は言った。
「ふん!お前がニルクとかいう小僧か!ガノン様からのご命令だ!貴様の持つその勇気のトライフォースを渡せ!地獄の炎を見たくなければな!」
ニルクは魔物を睨みつけて言った。
「誰がお前らになんかに渡すものか!地獄を見るのはお前らの方だ!人を平気で殺す外道は俺が許さない!」ニルクは高く飛び上がり、魔物に斬りかかった。「くらえ!!ジャンプ斬り!」しかし魔物の仮面は頑丈でヒビすら入っていない。ニルクはそのまま投げ飛ばされてしまった。ニルクの体が宙にまった。「しまった!!」その時だった。声がした。
「外道やてーーーー。いやぁよう言うた!アンタおもろいわー。」
それと別の声がした。
「さーて、売られたケンカは兄さんどうするんでしたっけ?」
そしてまたさっきの声
「きまっとるやんけ、売られたケンカは最高価格で遠慮なく命ごとお買取〜☆なお売られたケンカと命は返品出来ないのでご了承くださぁ〜い。やろ?やっぱ。」
ニルクは青い髪の少女に抱えられていた。彼はニルクを降ろして言った。
「んじゃ、ちょっと派手にいきますか。」
彼はポケットから何か取り出した。
「ちょっと待てーーーーーー!」もう一人の方はロケットランチャーを二つ抱えて構えている。
「せーーーの!」二人は一緒に攻撃した。
「ぐおーーーーーっ!」魔物が倒れこんだ。
仮面と鎧を粉々に砕かれている。魔物は立ち上がって言った。
「まだまだこれからだぜ・・・俺の力を見せてやる!」
だがもう遅かった。ニルクは剣を振りかざしながら言った。
「お前にこれからなんてねーよ!」魔物は真っ二つに斬り裂かれた。
彼らが言った。
「ほーーやるやんか兄ちゃん。でもいっちゃんうまいとこ持ってかれてちょいかなしーわぁ。」
ニルクは頭を下げて言った。
「あ、助けてくれてありがとうございます。僕はニルクって言います。
本当に助けてくださってありがとうございます。」
すると紅い髪の大阪弁が言った。
「わいはレイア。こう見えても世界最大の盗賊団ダーラーのボスや!んで
こっちがわいの弟のサファイアや。ダーラーの2でわいの補佐。」
サファイアが言った。「サファイアですよろしく。」
ニルクは驚いて言った。「えーーーーー!男?マジで?どう見ても女の子にしか・・・。ひょっとしてオカ・・ゴファーッ!!!」(殴られた)
レイア「そいつにオカ○は禁句やで。」
ニルク「もっと早く言えよこの野郎・・。」
こうして新たな仲間が二人増えた。


第三話 いざ!魔王退治の旅へ!新たな仲間と共に!
 2005年9月24日  作者:NIGHTMARE