- ゼルダの伝説 オリジナル小説 -
ゼルダの伝説ムジュラの仮面「沼地より前編」 作者:フォルテ

=早口言葉のチャンピオンは、オレ=

「やあ、チャット。沼地は、さ・い・こ・うにす・て・きだね。」

「ふん。どうかしら」

まあ、確かに。上を見上げるとバットバットかキースのどっちかが飛んでいる。(オレは、いまだにキースとバットバットの見分けがつかない。おまえ、ムジュラの仮面もってるんだったらオレの気持ち分かるだろ?)同等に地面もチュチュばっか。(まあ、チュチュの場合はゼリーにするとおいしいんで許してやるか。まったく!)

「ああ!ここがきれいな泉がわく、沼地なのかぁ!!」

{瞳を閉じて♪君をえがくよ♪それだけで、いいぃ♪}
オレは、世界の中心(じゃないけれど)沼地を叫んだ。
(なにぃ!パクリだってぇ!んなわけねぇだろ?これのどこがパクリなんだ?)

「確かにそうね。草の臭いがぷんぷんする。さあ、さきに進みましょ。」

「ああ」

オレ達は、一軒の家に入った。
オジさんがなにやらぶつぶつ言っている。

「ったく!あのどら息子!いい年して、妖精ごっことは・・・」

そんなヤツを見たよ。オレ。

「あっ!いらっしゃい!さっそくですけど。なにかありました?」

きょとんとするオレに、ヤツは気づいたようだ。

「お客さんしらないんですか?今、写し絵コンテストを開催してるんですよ。
お客さんも参加してみればどうですか?お年寄りから、子供までだれでも
自由に参加できます。しかも、道ばたにいるダイオクタも倒して沼地を観光できるんです」

「せっかくだけど、オレあの、写し絵持ってないんですよ。」

「ああ、それだったらコタケばあさんに・・・」

「あれ?」

ヤツは、小学生がランドセルを入れるくらいのロッカーをのぞいて、
しばらくして首を横にふった。

「あ〜、すいません!コウメばあさんがいないと写し絵もらえないんですよ。」

「それなら、オレ。そのコウなんとかばあさんをさがしに行って来ますよ」

「ああ、おねがいできますか?じゃ、たぶん迷いの森にいると思います」

場所を聞いて、向かった。コタケという薬屋のばあさんと一緒にいるらしい。ひとまず、コタケばあさんの薬屋に行った。入った瞬間強烈な臭いが鼻を刺激した。
(どんな臭いだって?生ゴミとくさやと便所の臭いが混ざったような感じだ。
おっと失礼、お食事中の方。吐き気がして、トイレに駆け込むなよ!そのトイレの方がよっぽどくさいんだから・・・・・。)
オレは、

「ちょっとタイム!!」

と言って、薬屋をぬけだした。
いやあ、あの臭いは強烈だったね。
たぶんヨン様が、入ると。ヨン様スマイルなんかふっとんで、ヨン様アホマイルドになっちまう。まあ、もうすぐで韓流ブームもおわっちまってヨン様なんか鼻くそなんかと同じあつかいを・・・・・・・・・・・・。 おっと、ここまでにしておこう。じゃないとオレが、(作者が)ヨン様ファンに殺されるはめになるんで・・・・・。
まだ言いたくて、口がぬるぬるとしているんだが、まあここは我慢するしかないな。 (ええ!?なに!?おまえ、パク・ヨンハが好きだってぇ!おい!リンク様ファンはいないのか?オレがやっぱ、一番かっこいいだろ?)

「なにやってるのよ?!グズね!」

「んだと!あれは、臭くてかなわない。おまえ、中にだれかいた?」

「コタケさんしかいなかったわ!バンダナに「コタケ」って書いてあったから」

「そうか。となるとコウメばあさんは迷いの森になるなぁ。しかたない。いくか?」

「そうね。」

迷いの森に入ったとたん白いサルが変にジャンプしていた。
そして、こういった。

「ついてこい」

と一言だけ。オレは、訳が分からなかったが、とにかくついていった。
スナッパー(ばかなカメだ)につまずいたが、それ以外は問題無し!順調順調!ついたところは、なんとコウなんたらばあさんが倒れている。

「あっ!コウなんたらばあさん!」

「なんじゃい!コウメだ!あいたた・・・。それより、あんた元気の出る物もってないかい?スタルキットにやられて、腰を痛めてるんじゃ」

まあ、見れば分かるとおり人形みたいに、変にたおれている。

「スタルキットごときに、あんたやられないでしょう。」

「そうだが、やつは強かった。それより、早く元気の出る物を!」

「どうしよっかなぁ?あげてもいいけどぉ、なんかさぁ・・・。
命令口調で、えらそうなんでけどな?ばあさん?」

ふっふっふっ!(悪笑)

「うっさいわなあ!さっさとだしてくれ!!」

「あれれぇ?オレだけしか、コウメばあさんの居場所をしってるんだけどなあ?まあ、ばあさんがいいならオレ、ばあさんをおいてくけどなぁ?いいのかな?そんな口をきいて」

オレは、にっこり笑っておもしろおかしくばあさんを見てた。たまには、
楽しまないとオレの身がもたねぇな。

「すいません。私のために、元気の出る物をください」

この後の言葉に、みんなオレを嫌なヤツと思うだろうな。特に、そこの君!

「残念!オレ、実は元気の出る物持ってないんだ!へへへへへ!」

なあ!オレ、嫌らしいヤツだろ?でもオレは、誰もが認める正直者だろ?

「キィーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー!!!!!!!!!!!」(怒)

顔を真っ赤にして、そんな顔したらじみょうが縮まるぞ。
まあ、時すでに遅しだがな。

「なんだい!いっちょまえの格好して!人をおとしいれて!」

「まあ、落ち着け。オレが、とってきてやる。それまで、待ってろ」


つーことで、オレはコタケばあさんのとこにくすりをもらいに行った。

「せーの!」

というかけ声で、息をとめて中に入った。
オレは、ギネスブックにのるほどの早口で、しゃべった。(天才か?)

「スイマセン!コウメバアサンガ、マヨイノモリデタオレテマス!クスリヲトドケテアゲナイ
ト!ハヤク!ナニカゲンキノデルモノヲ」(わずか2秒である)

「ええ?なんだい?早口で、なにを言ってるか分からな
いよ」

「ダカラ・・、スイマセン!コウメバアサンガ、マヨイノモリデタオレテマス!クスリヲトドケ
テアゲナイト!ハヤク!ナニカゲンキノデルモノヲ」(3秒)

「だから、その早口言葉をやめなさい。なんていってるんだい?」

「ダカラ・・、スイマセン!コウメバアサンガ、マヨイノモリデタオレテマス!クスリヲトドケ
テアゲナイト!ハヤク!ナニカゲンキノデルモノヲ」(1秒)

72回やって、やっと通じた。(薬屋から出たのは、14回だ)

「はい。これが、薬だよ。」

薬を渡されたオレは、涙がでるほどうれしかった。この気持ちおまえらにわかるか? やっと、コウメばあさんのとこにもどってきたオレは、薬をコウメばあさんの前で、ふった。ばあさんは、超人技で、薬のビンをひったくって飲み干した。

「あんたやなヤツかと思ったが、あんがいいとこあんじゃないか・・・」

「当たり前だ」
「ありがとうよ。あんたなら、ボートクルーズにただで、乗らしてあげてもいい。それと、写し絵もプレゼントするよ。じゃ!」

箒に乗って、行ってしまった。
オレ達は、迷いの森から出ようとすると、さきのサルが3匹いる。
無視して、通ろうとすると。通せんぼする。まったく!

「なんだ?!」

「オレタチノナカマデグナッツニ、ツカマッタ。」

「オマエ、フシギナチカラモッテル。サイキンヌマチ
ニドクガマワッテキタ。
オレタチヒメヲタスケテ、ナカマヲタスケタイ。」

「ケド、ヒメノバショワカラナイ。アソコ、デグナッ
ツノモノ。オレタチハイレナイ!
ヒメガ、イルノハウッドフォールダトワカッテイルノニ!」

「で、オレにどうしろと・・・?」

「オマエニ、ナカマヲタスケテホシイ。アト、ヒメモ!
ウッドフォールニ、ヒメハイテ、ナカマハデグナッツノシロデニイル。」

「やだっていったら?」

「オマエヲ、ココカラトオサナイ!ナカマタスケルト
チカワナキャココヲトオサナイ!」

「ちょうどいい。おまえ達のサルとその姫とやらをたすけるよ。誓ってそれだけだ」

サル達は、通らしてくれた。おれは、こんな考え事をしていた。
{たぶん・・。沼の人って、ウッドフォールにいるんじゃないかな}


これから、オレ達の沼地観光旅行が始まる!前編・中編・後編に分かれている。まあ、デグナッツに会いすぎて、オレは頭がおかしくなんないよう。祈るのみだ。次は、中編で、会おう!
長い話になると思うが、ねばり強くよんでくれ!じゃ、また次回!



ゼルダの伝説ムジュラの仮面「沼地より前編」
 2005年6月26日  作者:フォルテ