=早口言葉のチャンピオンは、オレ=
「やあ、チャット。沼地は、さ・い・こ・うにす・て・きだね。」
「ふん。どうかしら」
まあ、確かに。上を見上げるとバットバットかキースのどっちかが飛んでいる。(オレは、いまだにキースとバットバットの見分けがつかない。おまえ、ムジュラの仮面もってるんだったらオレの気持ち分かるだろ?)同等に地面もチュチュばっか。(まあ、チュチュの場合はゼリーにするとおいしいんで許してやるか。まったく!)
「ああ!ここがきれいな泉がわく、沼地なのかぁ!!」
{瞳を閉じて♪君をえがくよ♪それだけで、いいぃ♪}
オレは、世界の中心(じゃないけれど)沼地を叫んだ。
(なにぃ!パクリだってぇ!んなわけねぇだろ?これのどこがパクリなんだ?)
「確かにそうね。草の臭いがぷんぷんする。さあ、さきに進みましょ。」
「ああ」
オレ達は、一軒の家に入った。
オジさんがなにやらぶつぶつ言っている。
「ったく!あのどら息子!いい年して、妖精ごっことは・・・」
そんなヤツを見たよ。オレ。
「あっ!いらっしゃい!さっそくですけど。なにかありました?」
きょとんとするオレに、ヤツは気づいたようだ。
「お客さんしらないんですか?今、写し絵コンテストを開催してるんですよ。
お客さんも参加してみればどうですか?お年寄りから、子供までだれでも
自由に参加できます。しかも、道ばたにいるダイオクタも倒して沼地を観光できるんです」
「せっかくだけど、オレあの、写し絵持ってないんですよ。」
「ああ、それだったらコタケばあさんに・・・」
「あれ?」
ヤツは、小学生がランドセルを入れるくらいのロッカーをのぞいて、
しばらくして首を横にふった。
「あ〜、すいません!コウメばあさんがいないと写し絵もらえないんですよ。」
「それなら、オレ。そのコウなんとかばあさんをさがしに行って来ますよ」
「ああ、おねがいできますか?じゃ、たぶん迷いの森にいると思います」
場所を聞いて、向かった。コタケという薬屋のばあさんと一緒にいるらしい。ひとまず、コタケばあさんの薬屋に行った。入った瞬間強烈な臭いが鼻を刺激した。
(どんな臭いだって?生ゴミとくさやと便所の臭いが混ざったような感じだ。
おっと失礼、お食事中の方。吐き気がして、トイレに駆け込むなよ!そのトイレの方がよっぽどくさいんだから・・・・・。)
オレは、
「ちょっとタイム!!」
と言って、薬屋をぬけだした。
いやあ、あの臭いは強烈だったね。
たぶんヨン様が、入ると。ヨン様スマイルなんかふっとんで、ヨン様アホマイルドになっちまう。まあ、もうすぐで韓流ブームもおわっちまってヨン様なんか鼻くそなんかと同じあつかいを・・・・・・・・・・・・。
おっと、ここまでにしておこう。じゃないとオレが、(作者が)ヨン様ファンに殺されるはめになるんで・・・・・。
まだ言いたくて、口がぬるぬるとしているんだが、まあここは我慢するしかないな。
(ええ!?なに!?おまえ、パク・ヨンハが好きだってぇ!おい!リンク様ファンはいないのか?オレがやっぱ、一番かっこいいだろ?)
「なにやってるのよ?!グズね!」
「んだと!あれは、臭くてかなわない。おまえ、中にだれかいた?」
「コタケさんしかいなかったわ!バンダナに「コタケ」って書いてあったから」
「そうか。となるとコウメばあさんは迷いの森になるなぁ。しかたない。いくか?」
「そうね。」
迷いの森に入ったとたん白いサルが変にジャンプしていた。
そして、こういった。
「ついてこい」
と一言だけ。オレは、訳が分からなかったが、とにかくついていった。
スナッパー(ばかなカメだ)につまずいたが、それ以外は問題無し!順調順調!ついたところは、なんとコウなんたらばあさんが倒れている。
「あっ!コウなんたらばあさん!」
「なんじゃい!コウメだ!あいたた・・・。それより、あんた元気の出る物もってないかい?スタルキットにやられて、腰を痛めてるんじゃ」
まあ、見れば分かるとおり人形みたいに、変にたおれている。
「スタルキットごときに、あんたやられないでしょう。」
「そうだが、やつは強かった。それより、早く元気の出る物を!」
「どうしよっかなぁ?あげてもいいけどぉ、なんかさぁ・・・。
命令口調で、えらそうなんでけどな?ばあさん?」
ふっふっふっ!(悪笑)
「うっさいわなあ!さっさとだしてくれ!!」
「あれれぇ?オレだけしか、コウメばあさんの居場所をしってるんだけどなあ?まあ、ばあさんがいいならオレ、ばあさんをおいてくけどなぁ?いいのかな?そんな口をきいて」
オレは、にっこり笑っておもしろおかしくばあさんを見てた。たまには、
楽しまないとオレの身がもたねぇな。
「すいません。私のために、元気の出る物をください」
この後の言葉に、みんなオレを嫌なヤツと思うだろうな。特に、そこの君!
「残念!オレ、実は元気の出る物持ってないんだ!へへへへへ!」
なあ!オレ、嫌らしいヤツだろ?でもオレは、誰もが認める正直者だろ?
「キィーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー!!!!!!!!!!!」(怒)
顔を真っ赤にして、そんな顔したらじみょうが縮まるぞ。
まあ、時すでに遅しだがな。
「なんだい!いっちょまえの格好して!人をおとしいれて!」
「まあ、落ち着け。オレが、とってきてやる。それまで、待ってろ」
つーことで、オレはコタケばあさんのとこにくすりをもらいに行った。
「せーの!」
というかけ声で、息をとめて中に入った。
オレは、ギネスブックにのるほどの早口で、しゃべった。(天才か?)
「スイマセン!コウメバアサンガ、マヨイノモリデタオレテマス!クスリヲトドケテアゲナイ
ト!ハヤク!ナニカゲンキノデルモノヲ」(わずか2秒である)
「ええ?なんだい?早口で、なにを言ってるか分からな
いよ」
「ダカラ・・、スイマセン!コウメバアサンガ、マヨイノモリデタオレテマス!クスリヲトドケ
テアゲナイト!ハヤク!ナニカゲンキノデルモノヲ」(3秒)
「だから、その早口言葉をやめなさい。なんていってるんだい?」
「ダカラ・・、スイマセン!コウメバアサンガ、マヨイノモリデタオレテマス!クスリヲトドケ
テアゲナイト!ハヤク!ナニカゲンキノデルモノヲ」(1秒)
72回やって、やっと通じた。(薬屋から出たのは、14回だ)
「はい。これが、薬だよ。」
薬を渡されたオレは、涙がでるほどうれしかった。この気持ちおまえらにわかるか?
やっと、コウメばあさんのとこにもどってきたオレは、薬をコウメばあさんの前で、ふった。ばあさんは、超人技で、薬のビンをひったくって飲み干した。
「あんたやなヤツかと思ったが、あんがいいとこあんじゃないか・・・」
「当たり前だ」
「ありがとうよ。あんたなら、ボートクルーズにただで、乗らしてあげてもいい。それと、写し絵もプレゼントするよ。じゃ!」
箒に乗って、行ってしまった。
オレ達は、迷いの森から出ようとすると、さきのサルが3匹いる。
無視して、通ろうとすると。通せんぼする。まったく!
「なんだ?!」
「オレタチノナカマデグナッツニ、ツカマッタ。」
「オマエ、フシギナチカラモッテル。サイキンヌマチ
ニドクガマワッテキタ。
オレタチヒメヲタスケテ、ナカマヲタスケタイ。」
「ケド、ヒメノバショワカラナイ。アソコ、デグナッ
ツノモノ。オレタチハイレナイ!
ヒメガ、イルノハウッドフォールダトワカッテイルノニ!」
「で、オレにどうしろと・・・?」
「オマエニ、ナカマヲタスケテホシイ。アト、ヒメモ!
ウッドフォールニ、ヒメハイテ、ナカマハデグナッツノシロデニイル。」
「やだっていったら?」
「オマエヲ、ココカラトオサナイ!ナカマタスケルト
チカワナキャココヲトオサナイ!」
「ちょうどいい。おまえ達のサルとその姫とやらをたすけるよ。誓ってそれだけだ」
サル達は、通らしてくれた。おれは、こんな考え事をしていた。
{たぶん・・。沼の人って、ウッドフォールにいるんじゃないかな}
これから、オレ達の沼地観光旅行が始まる!前編・中編・後編に分かれている。まあ、デグナッツに会いすぎて、オレは頭がおかしくなんないよう。祈るのみだ。次は、中編で、会おう!
長い話になると思うが、ねばり強くよんでくれ!じゃ、また次回!
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