亜人シリーズ2:雌ゴブリン 普通ゴブリンといえば人間領域へ襲撃・略奪のためにきた雄を指し、彼らの住処の奥深くへ踏み込まない限り雌に遭遇することはない 雌の外見は、雄同様に褐色の肌、赤い眼、発達した下顎の牙があるが短くて堅い毛髪や小さい鼻などが雄と違い、見分けることができる (ちなみにゴブリン的には禿頭&デカ鼻がイケメンの条件らしい) そして大抵の場合、妊娠しており腹を膨らませている ゴブリンは高い繁殖能力を持つが、多産というより妊娠期間が短く出産後すぐまた孕まされる為であるらしい ゴブリンの文化を要約すると男系・一夫多妻・男尊女卑である 力のあるゴブリンは3〜4匹の雌を囲っているのが普通のようだ (当然、力の無い雄は雌を持てない) ゴブリンの強欲ぶりを考えるともっと多くの雌を抱え込んでいそうなものだが、あまり数を増やすと他の雄からの略奪や食料の確保、性交渉に問題が生じるため仕方ないようである 特に最後の問題は重要で、自分の雌を孕ませてない雄は周囲から性的能力に問題があると看做され権威を失墜するものらしい 雌は(力ずくで命じれば)、案外従順で仕込めば共通語も覚える ゴブリンの人口抑制を兼ねて雌ゴブリンを奴隷として捕獲するのが奨励されている地域もある ただゴブリンはゴブリンなので、時折力関係をはっきりさせてやったりモラルに関わる判断などは求めないといった配慮は必要である |