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2002年の修羅の行列

垂れた本音

ホントのことは言葉にできず、言葉になっても口には出せない。

みんなの口から出ている言葉はどうでも良いことばかり。

しゃべればしゃべるほどつのるむなしさ。

黙っていれば変だと言われる。

変だと思われないように無理してついたウソで変だと言われる。



ウソを絞れば、じっとり含んだ本音が垂れる。

誰もが垂らしたウソを叱るばかりで、

垂れた本音を誰もすくってくれやしない。

あなたに知ってほしいのはホントの気持ちもそうだけど、

ホントの気持ちを言えないウソの苦しさ。

私の胸からこぼれたホントをあなたはすくってくれますか?



ウソつく人の醜さを嫌うあなたは、

私が隠したホントの醜さを、

私がさらしたホントの醜さを、

目をそむけずに見てくれますか?

それができないあなたなら、

私のウソにだまされ続けてほしいんです。




2002/11/18

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自分の未来への希望を持てないとき、

自分自身に対して夢がもてないとき、

未来を切り拓こうとしている子どもたちの前に立つことが苦しくなります。

自分の未来への夢を見ることができなくなったとき、

現実への暖かなまなざしも閉ざされます。

閉ざされつつある未来への扉を前にしたとき、

ただ呆然と立ち尽くす以外何ができようか。

振り返ってもどうすることもできず、

虚無の闇に飲み込まれつつある過去、思い出、記憶のかけら。

過去と未来から切り離され、急速に現在は体積と質量も失っていく。

位置すらも見失った点




2002年9月14日

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こんな私が、ここにいてはいけませんか。


歩き出そうとしないのは、目指す目標がないからじゃない。

それが私の本当の目標なのか、わからないから。

そもそも、私が何だかわからない。

ホントをいうと、わかりたいのかどうかもわからない

わかりたいけど、わかりたくない……ぼんやり夢を見ていたい。



とりあえず、やるべきことをと言うけれど、やるべきことは終わらない。

自分の道を見つけなさいと言うけれど、そんなのみんな誰かの道。

言われたことを言われたとおり、わけもわからずしたくない。

誰かのものを自分のものだと偽って、持っているのは耐えられない。

できないんじゃないよ、しないんだ……小さなつぶやき呑み込んだ。



迷いさ迷い寄り道し、くたびれ果ててうずくまる。

あふれる光の洪水に、耐えられなくて目を伏せる。

つむったまぶたの闇の底、やっとの思いの微かな安らぎ。

夜明けが必ず来るように、私のまぶたも開くはず。

それを信じて待っててほしい、待ってる人がいてほしい。



2002/06/19

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number        only      
No.1    より   On.1  を

返却された答案用紙は、私を映す一つの鏡。

鏡の中の過去の私は、どんな未来を見ていたでしょう。

鏡を見つめる今の私に、どんな未来が描けるでしょう。



先着順の行列ならば、何番なのかは気になるところ。

誰より先か、どれだけ上かと考えて、時には焦りひそかに笑う。

上を見てたらキリないと、下見て自分を慰める。

他人を蔑むことでしか、自信を持てない悲しい安心。



やったらできると思いつつ、やってるつもりの連続で、気持ちはあるけど進まない。

だってあれがあるんだし、これがないから仕方がない。

どうせやっても間に合わないし、間に合わなければやるだけ無駄。

立って歩いて飛び越えて、進んでいくのは大変だから、しびれて寝そべる自虐と自嘲。



私が伏せって眠るのは、やって疲れたからじゃない。

私が落書き綴るのは、やって楽しいからじゃない。

私が隠した私の弱さ、真っ直ぐ見つめる勇気がほしい。

私に隠れた私の強さ、そっと信じて見つめてほしい。



2002/06/12

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