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つれづれのたば

2003年 10月分  /  11月分  /  12月分









































2003年12月
2003年12月22日
本日の更新:

@ ありません。その代わりといっては何ですが、下に本日付の朝日新聞の社説を転載させてもらいました。

つれづれ
明朝8:00、大阪伊丹空港を振り出しにアフガニスタンへ出発。2003年の「つれづれ」はこれが最終回です。
あれこれお世話になりました。
これからも多様な人々との絆を結び、暴力や差別と闘う知恵と勇気を培って行きたいものです。
では、みなさんもよいお年をお迎えください。


2003年12月22日(月)付 朝日新聞 社説 :  ロヤ・ジルガ――アフガンを忘れまい

 アフガニスタンの首都カブールでロヤ・ジルガが開かれている。新しい憲法を制定するための国民大会議である。
 9.11事件をきっかけにした対テロ戦争でタリバーン政権が崩壊してから2年。国連が後押ししたボン合意に基づいて発足したカルザイ政権は、国際社会の支援で一歩ずつ復興事業を進めてきた。
 国境の外に逃れていた難民と国内の避難民約300万人が戻った。学校や道路が再建され、新しい通貨が発行された。人々は平和の味をかみしめている。そして新しい憲法だ。新生アフガンの確かな礎ができるよう願わずにいられない。
 憲法制定は大変な作業である。起草委員会の草案に賛否が渦巻いている。
 草案はアフガンを「イスラム共和国」とし、イスラム教がすべてに優先することを明記している。基本的人権にも「法律の範囲内」という制約を設けており、自由を求める人々を憤慨させている。

 一方で、米国型の大統領制を採用していることから、大統領に権力が集中しすぎることを懸念する声もある。
 長い戦乱を生き抜いたアフガンの人々がこの憲法にどういう理念と制度を盛り込むか、国際社会も注視している。ロヤ・ジルガの代表たちは、何よりも国民的な合意形成を大事にしてもらいたい。
 忘れてならないのは、アフガニスタンがまだまだ独り立ちできるような状況にないということだ。首都の治安はいまだに欧州中心の多国籍部隊に頼るしかない。地方には軍閥が割拠し、日本もかかわる武装解除の作業は緒に就いたばかりだ。
 南東部では、米軍がタリバーンの残党やアルカイダの掃討を続けている。誤爆で村人や子どもが殺されるという痛ましい事件も相次ぐ。それでも、タリバーンやアルカイダの指導者は捕まらないどころか、勢力を盛り返しつつある。国際赤十字や国連の職員、NGO(非政府組織)も襲われ、活動を縮小せざるを得なくなっている。
 国連のアナン事務総長は、治安の悪化を食い止めなければ復興そのものが危うくなると警鐘を鳴らした。

 イラク戦争がここにも影を落としている。アフガンの反米勢力は「イラクとアフガンでどちらが多数の米兵を殺せるか、競争だ」とあおり立てている。イラクの戦後の混乱が長引けば彼らを勢いづかせ、アフガン情勢をさらに悪化させかねない。
 国際社会の関心がイラクに移り、アフガンへの米欧からの支援にもかつての熱気はない。アフガン復興支援の総額は、大産油国イラクの復興に各国が拠出表明した金額の7分の1にも達しない。
 イラクの復興も大事だが、アフガンを軽視すれば世界は手痛いしっぺ返しを受けるだろう。アフガニスタンの治安回復と国家の再建は、テロとの闘いの原点であることを忘れてはならない。

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2003年12月20日
本日の更新:
@ 3年1組学級通信『手紙』 進路シリーズ ― 空を仰いでに「その18  一つ天(そら)の下で」を追加。
A 記事紹介N181 学校での性・ジェンダー教育に「「都が性教育に不当な介入」 教材や教具没収 校長ら116人処分 1000人が人権救済申請へ 2003/12/21」を追加。
B 記事紹介N318 君が代・日の丸に「日の丸 卒業式掲揚100%/全国公立小中高約3万7千校 君が代も99%超  2003/12/19」を追加。

つれづれ
狭い学校の中にいると、自分の学校だけがおかしくなってきているように思いがちですが、ちょっと視野を広げてみると、それは日本の国全体がおかしくなってきていることと歩調を合わせていることに気付きます。
おかしいことをおかしいと言えない空気が充満して窒息しそうになり、対立することを面倒がっている間に、声が大きくて暴力をいとわない者が正義となっていく流れをヒシヒシと感じます。
だからこそ、何が正しいかを見極め、[自分]を保つために、視野をもっともっと大きく広げることが必要です。

Kyoto Shimbun 2003.12.20 News
アフガンを忘れないで 子どものカレンダー販売
忘れないで、アフガニスタン−。現地で医療支援などを続ける「日本国際ボランティアセンター」(JVC、東京)が、アフガンの子どもをテーマにした2004年版のカレンダーを製作、販売している。
9カ国で活動するJVCは毎年、カレンダーで海外の表情を紹介しているが、米軍の空爆から2年余で早くも国際社会の関心が薄れつつある現状に危機感を抱き、今回はアフガンに絞った。
1冊1500円で、写真家長倉洋海さんが撮った子どもの下校や水くみ風景などを収録。1冊の収益で、安全な出産に必要な消毒薬やガーゼ約20人分が購入できる。
アフガン政府の統計では、1000人中157人の赤ちゃんが1歳の誕生日を迎えずに亡くなる。妊産婦も1000人中17人が死亡している。
現地代表として昨年8月から東部のジャララバードに常駐し、医療従事者養成などに取り組む谷山博史さん(45)は「治安が悪化し活動が難しくなる中で、まだまだいくらでも支援を必要とする人がいる。国際社会が見守り続けることが必要」と力を込める。
問い合わせはJVC、電話03(3834)2388。
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003dec/20/CN2003122001000588E1O10.html

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2003年12月17日
本日の更新:
@ 記事紹介N126 児童・幼児虐待に「子どもへの性的虐待調査/加害者の4割が実父/性交強要4分の1  2003/12/17」を追加。
A 記事紹介N135 NGO・NPO・ボランティア・地域・自治活動に「来春廃校・守口高サッカー部/アフガンの子らに ユニホーム寄付へ  2003/12/16」を追加。
B 記事紹介N354 子どもの自殺に「いじめ自殺で両親控訴棄却/「担任に安全義務違反はなし」 2003/12/17」を追加。
C リンク集L510 人権・平和・福祉にアフガニスタン支援関連サイトコーナーを作り「アフガン難民を支える会」さんを追加しました。

つれづれ
12月22日にアフガニスタン大使館からビザが下りることになりました。
往路は23日11:45成田発18:20シンガポール着シンガポール航空⇒23日23:25発シンガポール発24日03:00ドバイ着シンガポール航空⇒24日6:30ドバイ発09:30カブール着アリアナアフガン航空。
アフガニスタン義肢装具支援の会のメンバー6人で義肢をちゃんと運び終え、特別な問題が起こらなければ31日17:05成田着の予定です。

2003年12月12日
本日の更新:

@ 3年1組学級通信『手紙』 進路シリーズ ― 空を仰いでに「その17  ポケットから手を出すことから」を追加。

つれづれ
今日は高3国語特別講座「ジェンダーとセクシュアリティ」の最終回で、生徒たちが学習成果をグループごとにプレゼンテーション。明日は高3最後の授業日。来週初日は卒業試験。自分ながらよく今日までもったというのが正直な感想。
すべては生徒たちのお蔭です。

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2003年12月10日
本日の更新:

@ 針穴写真館の特別展冬のPink-Pinキャンペーンの終了を記念して4枚目の作品を展示。このサイトでは紹介できませんでしたが、31人が今回のキャンペーンに参加してくれました。

つれづれ
人権週間が終わる今日12月10日は国際人権デー。1948年に世界人権宣言が国連で採択された日です。その日を前にして、小泉首相は「自衛隊」をイラクに派兵することを決定。そのころ、アフガニスタンではまた、米軍による子どもの殺戮があったことが報じられました。

Kyoto Shimbun 2003.12.10 News
米攻撃で子供ら8人死亡  アフガン、タリバン掃討で

【カブール10日共同】アフガニスタン駐留米軍は10日、東部パクティア州のガルデス近郊で5日夜に実施した旧政権タリバン掃討作戦の現場で、子供6人と大人2人の遺体が見つかったことを明らかにした。空爆や地上攻撃の巻き添えになったとみられる。
隣接する東部ガズニ州では6日、タリバン幹部を狙った米軍機の機銃掃射で子供9人が死亡したばかり。相次ぐ子供の被害を受け、アフガン市民の反米感情がさらに高まるのは確実だ。
米軍報道官によると、米軍が5日に攻撃したのは、タリバン幹部の住居兼武器庫とされる施設。報道官は「攻撃時、現場に非戦闘員がいることを示す情報はなかった」と述べ、子供たちがいると知らずに攻撃したことを認めた。
米軍は攻撃作戦で航空機と地上部隊を動員。武器庫には大量の迫撃砲や弾薬があり、攻撃後に引火して「二次爆発」が続いた。子供らの遺体は翌6日、施設内の倒壊した壁の下から発見された。
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003dec/10/CN2003121001000399J1Z10.html

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2003年12月8日
本日の更新:

@ よみうり教育メール 教師のセクハラ関連記事抜粋紹介に『児童買春の教諭ら2人を懲戒免職処分。県教委 (長野) 2003/12/8 』を追加。

つれづれ
今日の朝礼で「今日は歴史的な日です!さて何の日でしょう」と問うと、まずは「ジョン・レノンが殺された日!」との答え、そして「朝礼でクラス全員が遅刻なしでそろった日!」それに気付くことも大切なことです。
ただ、去年の今頃は「沖縄修学旅行」直前で、平和と戦争に関心を持たないものは人間でないかのような教師の言葉が飛び交っていましたが、今日が何百万人もの命を奪った日米開戦・真珠湾攻撃の日であることも、昨日もアメリカ軍により幼い命が奪われたことも「日常会話」にならないのは、学校教育の底の浅さを示すものなのでしょうね。


Kyoto Shimbun 2003.12.08 News
米軍機攻撃で子供9人死亡  アフガン ボール遊び、機銃掃射
【カブール7日共同】アフガニスタン駐留米軍は7日、アフガン東部ガズニ州南部の米軍機による攻撃現場で、子供9人の遺体が見つかったと発表した。アフガンのジャラリ内相は「米軍が誤って子供9人を殺した」として、犠牲者が旧政権タリバン幹部を狙った攻撃の巻き添えになったことを明らかにした。AP通信によると、米軍機はボールで遊んでいた子供たちに機銃掃射した。

アフガン東部と南部ではタリバンなどによるテロが激化し、米軍は掃討作戦を強化。民間人の犠牲も相次ぎ、今回の事件でアフガン市民の反米感情が一層高まるのは必至だ。
米軍は現地に調査団を派遣。子供の死亡原因は調査中としているが、米軍報道官は「罪のない命が失われたことは遺憾。犠牲者の遺族を支援するため、あらゆる努力をする」と述べた。

▽血痕と帽子、靴が散乱
【カブール7日共同】土曜日の午前10時半、ボール遊びに興じる村の子供たちに米軍機の機銃掃射が降り注いだ―。アフガニスタン東部ガズニ州南部で6日、旧政権タリバン掃討を狙った米軍の攻撃で子供9人が死亡した。治安回復のため米軍に頼るしかない大人たちは言葉を失った。
ガズニ州南部のフタラ村。AP通信によると、機銃掃射が残した数十個の穴が残る地面には、子供たちの帽子や靴、血痕が散乱していた。
8歳の息子を失ったハビブラさんは「子供たちはボール遊びをしていたんだ。そこに突然、銃弾が降って来た」と語った。
同州のガリブ知事は共同通信に対し「タリバン高官が村の隠れ家に戻ったのを知り、ひそかに村人が米軍に通報した。作戦に協力するためだ」と明かした。直後に飛来した米軍機は、タリバン高官の隠れ家だけを狙うはずだったという。

▽米軍に説明求める
【カブール7日共同】アフガニスタンのガズニ州で子供9人が米軍の攻撃の巻き添えとなって死亡した事件について、カルザイ大統領は7日、原因などについて米軍などに「説明を求める」とする声明を発表した。大統領は声明で、犠牲者の家族に哀悼の意を表明するとともに「このような事件が再発しないことを望む」と述べた。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003dec/08/K20031208MKJ1Z100000004.html

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2003年12月7日
本日の更新:

@ 図書紹介B142-2 女性の伝記・生き方西水美恵子さんの貧困に立ち向かう仕事  世界銀行で働く日本女性』を追加。

つれづれ
今日の午前中は、透き通るような12月の風に吹かれつつ、玄関周りにチカチカイルミネーションを飾りました。去年よりちょっと本数を少なくした分、柔らかな感じに仕上がりました。

で、夕方からは奈良市西九条にある「株式会社 奈良義肢」さんの工場にある「アフガニスタン義肢装具支援の会」の事務局にお邪魔をし、義足の製造の様子を見学させてもらい、アフガニスタンへ仕上がった義足を「手荷物」として空輸するボランティアの説明を受けました。代表の瀧谷(たきたに)さんとしばらくお話をさせていただきましたが、とても誠実で情熱的な印象を受けました。

で、12月23日から31日までアフガニスタンに行くことにしました。ただ、現在有効のパスポートを持っていないので、明日旅券事務所に行って手続きをし、うまく間に合えば来週ビザの申請をし、その上でうまく飛行機(ドバイ経由のカブール行き)のキャンセルチケットが手に入れば、という綱渡りのような状況なので、実現するかどうかは今のところ五分五分です。
往復の航空運賃が約15万円、現地での宿泊費その他の費用が約15万円。合わせてかかる30万円ほどの費用は「ボランティア」の経費としては決して安くありませんが、自分自身の生き方を見直す費用だと考えれば、高くないかもしれません。

などと思いつつ家に帰って京都新聞WEBニュースを開くと、
Kyoto Shimbun 2003.12.07 News
【カブール7日共同】アフガニスタン駐留米軍は7日、アフガン東部ガズニ州南部での米軍による空爆現場で、子供9人の遺体が見つかったことを明らかにした。空爆の巻き添えになったとみられる。
米軍は現地に調査団を派遣。子供たちが死亡した原因は調査中としているが、米軍報道官は「罪のない命が失われたことは遺憾。犠牲者の遺族を支援するためあらゆる努力をする」と述べた。
ガズニ州では国連のフランス人職員が殺害されるなど、アフガン東部と南部では旧政権タリバンなどによるテロが激化しており、米軍は掃討作戦を強化。一方で空爆による民間人の犠牲も相次いでおり、今回の事件でアフガン市民の反米感情が高まるのは必至だ。
報道官によると米軍は6日、情報を基に同州内で「テロリスト」の潜伏地とみられる人里離れた地区を空爆。作戦後に地上部隊が現場を捜索した結果、テロリストのほかに子供9人の遺体を発見した。http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003dec/07/CN2003120701000080J1Z10.html


とりあえず、明日は「有給休暇」の申請をすることからはじめます。

2003年12月5日
本日の更新:

@ リンク集L510 人権・平和・福祉に『アフガニスタン義肢装具支援の会』さんを追加。
A リンク集L950 癌と共に生きる 人工肛門を人工乳房(ブレイスフォーム)も合わせたコーナーにし、『中村ブレイス』さんなどのサイトを追加。

つれづれ
先日、TAFA 宝塚・アフガニスタン友好協会から届いたお便りで映画『アイ・ラヴ・ピース』を知りました。
今日は勤めている学校が『心の学園記念日』(その由来は恥ずかしくてまともに紹介できません)と名付けられた行事日で授業がなかったので、午後から京都祇園会館でその映画を鑑賞。ロビーにおいてあった資料で『アフガニスタン義肢装具支援の会』の活動を具体的に知りました。
そこで私自身その会に入会するとともに、その会のサイトを紹介しました。
何が出来るかわかりませんが、出来ることを見つけて行きたいと思います。

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2003年12月4日
本日の更新:

@ 記事紹介N170 同性間の性暴力に『痴漢容疑で警察庁課長補佐逮捕/被害少年が取り押さえる 2003/12/04』を追加。
A 記事紹介N333&N173 校長・教頭のセクハラ特集に『中学校長がわいせつ行為/横浜 「病気だ」と少年だまし 2003/12/04』を追加。
B 記事紹介N333&N173 教師のセクハラ特集に『
お茶大付属高教諭を逮捕、女子大生酔わせホテル連れ込む 2003/12/03』を追加。
C 記事紹介N171 大学でのセクシュアルハラスメントに『セクハラで三重大教授処分/大学院女性をホテルに誘う 2003/12/04』を追加。

つれづれ
「センセ・センセとエラソに言うな先に生まれりゃみなセンセ」とはよく言ったもので、昔からセンセとシャチョーほどいかがわしいものはないようです。

2003年12月1日
本日の更新:

@ やぎ・ヤギ・山羊さんコーナーヤギさんアルバムに「伊賀の里モクモク手づくりファーム」の山羊さんたちを追加しました。

つれづれ
2003年最後の月の最初の一日が終わりつつあります。始まりは終わりの始まり、終わりはただの終わり。

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2003年11月
2003年11月30日
本日の更新:

@ 記事紹介N313 生活指導 制服に「埴輪ルックより長ズボン?/北海道の高校制服に導入/「なま足は冷える」苦肉の策 2003/11/29」を追加。
A ProjectG今月のおすすめの詩の12月分に、12月7日がお誕生日の与謝野晶子の「君死にたまふこと勿れ」を追加。

つれづれ
イラクでなくなった外務省のお役人の死を悼み、彼らに与謝野晶子の詩を捧げます。底本は赤木かん子編自由国民社刊行の「もし それが  わたし  だったら〈24の反戦詩集〉」 です。
誰かにとっての常識が、ほかの誰かにとっての非常識であることを、教師は自らの課題として教えるべきなのだと改めて思う今日。

2003年11月26日
本日の更新:

@ 記事紹介N127-333 校長の自殺に「中学校長が首つり自殺/兵庫、「金八先生」引用の著作も  2003/11/26」を追加。
A 記事紹介N354 子どもの自殺に「遺体は鹿児島の高校生、自殺の可能性も/福岡・玄界島  2003/11/25」を追加。
B 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集 校外編に「強制わいせつ致傷容疑で小学校教諭を逮捕 福岡  2003/11/25」を追加。

つれづれ
今日は4ヶ月ぶりの学級通信「手紙」を発行。高校生活残りわずかとなった彼女たちへ、一つのメッセージを贈りました。

past

過去との距離を表す単位はパスト
P=MC^2
Pは過去との距離、Mは自分の忘れっぽさ、Cはカレンダーの枚数
破った日めくりの数の二乗に比例して
過去は遠ざかって行く

私の忘れっぽさは10段階の8ぐらい
だから何気なく終わった昨日との距離は、8×1の二乗=8パスト
期末テストが終わった12日前は、8×12の二乗=1,152パスト
文化祭が終わった57日前は、8×57の二乗=2万5,992パスト
体育祭が終わった78日前は、8×78の二乗=4万8,672パスト
二学期が始まった87日前の9月1日は、6万0,552パスト
そしてこの3年1組が始まった262日前の4月8日は、54万9,152パストの彼方にあり
10年後の今日は1億0658万0,000パストの彼方となる

出会いの喜びも、別れの悲しみも
ぶつかり合いの怒りも、すれ違いの寂しさも
すべての過去は闇の彼方に遠ざかり
やがては小さな星になる

夜空に瞬く星ぼしの
すべては生きた人の過去
空を仰いで見る人が
一人だけでもいる限り
私の過去もそこにある

踏み出す道も見えなくて
見えない闇におじけづき
怖くて涙がにじんだときは
夜空を仰いで確かめよう

私は確かに生きてきて
私は確かにここにいる

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2003年11月24日
本日の更新:
@ 図書紹介B145 宗教一般 死と葬儀に『死者の贈り物長田弘を追加。あわせて、11月のおすすめの詩に、その中から二つの詩を紹介しました。
A 記事紹介N353 子どもの非行・事件に「
16歳、2歳虐待容疑/松山で逮捕/交際女性の子 意識不明  2003/11/24」を追加。
B 記事紹介N410 北海道・アイヌ民族に「民族差別考えるコンサート/人類館事件から100年 2003/11/24」を追加。

つれづれ
昨日の佐野洋子さんの猫の死を紹介していて、先月出版された長田弘さんの詩集の詩「三匹の死んだ猫」を思い出しました。佐野さんの猫と一脈通ずる、一種神々しさ感じさせる猫の死と、あくまでも人間くさい人間の死の対比が味わい深い詩集です。そこで今月10日が誕生日の長田さんにちなみ、「11月のおすすめの詩」に追加した次第です。

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2003年11月23日
本日の更新:
@ 図書紹介B950 癌と共に生きる花と悲しみ〜魂の軌跡 宮田美乃里 特別室に『かに心書  乳がん私の決めた生き方 限りある命を花のように』を追加。

つれづれ
一昨日はボジョレ・ヌーボーの「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2003」をいただきました。「ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレヌーボー2003」は芳醇でずっしりしていましたが、こちらはそれより若々しいというかややスリム。お値段も1600円と若干スリムなせいかもしれません。

さて今日は、勤労感謝の日などという祝日だそうですが、「そう言うならば5月1日のメーデーを祝日にしろよ」と口にしたのも遠い日のことです。
ところで今日は以前からこのサイトでも紹介している宮田美乃里さんの33回目のお誕生日です。精一杯生きる日を今日まで紡いでこられたことに敬意を表し、先頃出版された「かに心書  乳がん私の決めた生き方 限りある命を花のように」を図書紹介に追加しました。

また図書紹介には入れていませんが、もう一冊ここで紹介。2003年11月15日筑摩書房から発行された佐野洋子さんのエッセイ集『神も仏もありませぬ』。
帯には「そして私は不機嫌なまま六十五歳になった。」とあります。その中の一つ「フツーに死ぬ」では、飼い猫のフネがすい臓ガンと診断されてから息を引き取るまでの一ヶ月の様子が描かれています。その末尾の数行を以下抜粋します。

「 私は毎日フネを見て、見るたびに、人間がガンになる動転ぶりと比べた。ほとんど一日中見ているから、一日中人間の死に方を考えた。考えるたびに粛然とした。私はこの小さな畜生に劣る。この小さな生き物の、生き物の宿命である死をそのまま受け入れている目にひるんだ。その静寂さの前に恥じた。私がフネだったら、わめいてうめいて、その苦痛を呪うに違いなかった。
  私はフネのように死にたいと思った。人間は月にまで出かける事が出来ても、フネのようには死ねない。月まで出かけるからフネの様には死ねない。フネはフツーに死んだ。
  太古の昔、人はもしかしたらフネの様に、フネの様な目をしてフツーに死んだのかもしれない。

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2003年11月20日
本日の更新:
@ 記事紹介N185 女子校に「明治のれんが建築残った/震災・老朽化…同窓会が支援 2003/11/12」と「十二単姿でみやびに/光華中高で伝統文化学習 2003/11/18 」を追加。京都の学校別私学・教育情報からもどうぞ。
A 記事紹介N353 子どもの非行・事件に「犯行時15歳少に実刑 強盗強姦罪/少年法改正後後、初/福島地裁郡山支部 2003/11/20」を追加。

つれづれ
今日はボジョレ・ヌーボーの解禁日。今年はワインの当たり年ということでちょっと期待して買ったのは「ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレヌーボー2003」。2200円にしてはとてもお値打ちで、大変おいしゅうございました。
こうした自然と人とのコラボレーションを楽しめるひと時が、人を明日も生きさせてくれるのかもしれません。

2003年11月15日
本日の更新:
@ 記事紹介N162 性同一性障害 TS・TGに「性転換選手も五輪に/IOCが新規則案/男女双方、手術後期間置き 2003/11/15」を追加。
A 記事紹介N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に「自殺防げ、滋賀県が本腰 庁内に対策会議/民間とも連携視野 2003/11/13」を追加。

つれづれ
先週の土曜日に清水寺で撮った写真の一枚が結構気に入ったのでちょっと紹介。タイトルは「願掛け」です。

加減乗除の損得勘定

もう足し算は止めてください
+指向の+思考で増やし続けたものの重みが
私の背骨を折りそうです

もう引き算は止めてください
それができてもあれがなければ、これのおかげであれは台無し
やっとの思いでたどり着いたら、スタートラインの手前だなんて

もう掛け算は止めてください
掛け声響いて駆け足一二、賭けた命は数知れぬのに
明日の橋は架けられないまま

もう割り算は止めてください
割り切れなくて苦しくて、余りが出ても切り捨てられず
それでも割ろうとするものだから挙句の果ての仲間割れ

儲けのために失って、儲けたために失った
数え切れない何かのことを
数えられないあなたが哀しい

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2003年11月14日
本日の更新:
@ 記事紹介N333&N173 教師のセクハラ特集 A 記事紹介N333&N173 教師(のセクハラ特集 校外編
つれづれ
当たり前の不思議が一つ

一昨日の朝、
吐く息を白くさせて冬が来ました。

これでまた、当たり前のように
春が来ると思い込み、
あるいはまた、思わぬばかりに
春が来ぬまま永遠の冬、
はたまた朦朧たる虚無の訪れ。

いいえ、
そのいずれを待つことなく訪れるのは
私の.

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2003年11月11日
本日の更新:
@ リンク集L126 児童・幼児虐待に「CAPセンター JAPAN」さんを追加。
A 記事紹介N126 児童・幼児虐待に「高1男子を家裁送致/虐待死 暴行容認の母も起訴  2003/11/10」を追加。
B 記事紹介N170 同性間の性暴力(セクハラ・ストーカー・DVなど)に「わいせつ目的 男性連れ回す/容疑で鳥取県警逮捕  2003/11/10」を追加。
C 記事紹介N353 子どもの非行・事件 2003年に「同級生の髪切り裸を撮影/女子中学生6人逮捕 2003/11/11」を追加。

つれづれ
ただそれだけ

神と仏が私に教えたのは
救いの道ではなく
地獄の底の這い摺り方と
絶望の淵への沈み方

神と仏が私に与えたのは
求道の最中の
荊(いばら)の茂みと
深い泥濘(ぬかるみ)

神も仏も打ち捨てて
天に昇ることもなく
地獄に落ちることもなく
ただ地に立ち尽くし
やがては土に眠るだけ

2003年11月9日
本日の更新:
@ リンク集L910 ヤギ やぎ 山羊さんリンク集ヤギさんと楽しむに「マロン・トリップ」さんの「上野のヤギ山」を追加。また、「動物園のヤギさん」コーナーを増設しました。

つれづれ
衆議院議員選挙が終わりました。最終的な結果を見るまでもなく、日本が危険な一歩を大きく踏み出したことだけは確かなようです。世界の人から日本が尊敬されることがあるとするならば、それは経済的な成功より
日本国憲法を持っていることだと思うのは私だけでしょうか。
憲法の第1〜8条は天皇に関する第一章、その次が「戦争放棄」をうたった第9条です。どれほどそれが重く位置付けられているか、推して知るべしでしょう。

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2003年11月8日
本日の更新:
@ 記事紹介N353 子どもの非行・事件に「「HPは創作だった」弁護士に少女明かす 2003/11/08」を追加。また管理人メモに少女のHPのミラーサイトの紹介と、それへのリンクを添付。どのようなサイトだったのか関心をお持ちの方はどうぞ。

つれづれ
今日の午後は、カメラ部員4人と清水寺から祇園界隈をぶらぶら撮影会。最後に立ち寄った安井金比羅宮(通称縁切り神社)で、奉納された絵馬に書かれたおどろおどろしい願いや怨念を眺めた生徒たちは、人の心の「暗部」を覗いたようです。

2003年11月6日
本日の更新:
@ 『針穴写真館』の第2特別展示室「冬のPink-Pinキャンペーン」開設。とりあえず、私の撮影した3作品を紹介します。
A 記事紹介N353 子どもの非行・事件に「「死にたい」と母親に相談/家族殺傷 少年、事件直前に/「家族に憎しみない」/少女、接見の弁護士に  2003/11/06」を追加。
B 記事紹介
N910 ヤギ&ダチョウに「ヤギが外交問題に登場  2003/11/06」を追加。

つれづれ
河内長野市の家族殺傷事件にまつわる報道は混乱気味ですが、そこから垣間見られる18歳の少年と16歳の少女の閉塞と空隙。
少女の両親が教師だと知り、こちらの胸も塞がるる。

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2003年11月4日
本日の更新:
@ やぎ・ヤギ・山羊さんコーナーヤギさんアルバムに神戸市立王子動物園の山羊さんたちを追加しました。

つれづれ
先週から庭のゴミ箱をあさりにイタチがやってきています。マフラーにしたらあったかそうな褐色の毛皮が愛らしい。でも家族の反対で「餌付け」はできそうにありません。

2003年11月2日
本日の更新:
@ 記事紹介N185 女子校に「島原の太夫道中や舞を見学/京都女子高生ら伝統文化学ぶ 2003/11/01」を追加。京都の学校別私学・教育情報からもどうぞ
A 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集に「中学の男性教諭生徒に抱きつく/神戸市、懲戒免職に 2003/10/30」を追加。
B 図書紹介B112 法律・条約・宣言・権利に『セクシュアル・ライツ入門 子どもの性的人権と性教育のための20章   浅井春夫』を追加。
C 図書紹介B160 性的マイノリティ一般に『性を再考する 性の多様性概論  橋本秀雄、花立都世司、島津威雄【編】』を追加。
D 「夜の窓」花と悲しみ 魂の軌跡を更新。宮田さんの投書に対する投稿が109件になった翌日の10月31日、乳がん・読者からの声コーナーは何故か終了してしまいました。

つれづれ
明日は「文化の日」ということもあり、今日は兵庫県立美術館で催されている『アレクサンドロス大王と東西文明の交流展』を参観。そこで知った意外な事実の数々。
「ギリシャ神話の海神ポセイドンの子であるトリトンは、後に仏陀の讃美者となった」
「ギリシャ神話の商業の神ヘルメスは、やがて七福神の大黒天、あるいは大国主命となり、はたまた毘沙門天とも結びついている」
「ギリシャ神話の英雄ヘラクレスは、帝釈天や東大寺の金剛力士像のルーツである」
「ギリシャ神話の大地母神アフロディテは法隆寺の観音菩薩像のルーツで同じ衣装を着ている」  etc.
美術愛好家はもちろん、歴史や宗教に興味をお持ちの方も必見の展覧会です。
そんな数々の彫像の中で一番心を惹かれたのは金でできた高さ3.5cmのパン(ヤギさんの角と下半身を持つ牧神)の耳飾り。
そしてもう一つはヘルメスとアフロディテの間に生まれた両性具有のヘルマフロディアの大理石の像。オウィディウスの「変身物語」によれば、泉のニンフであるサルマキスが美青年のヘルマフロディトスの美しい体に強い恋心を抱き、一つになりたいと言う願いを神が聞き入れて合体したとのこと。(東京国立博物館編集/NHK発行の図録より)
美術展紹介を兼ねて、しばらくの間だけこっそりその二つの姿を紹介します。

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2003年10月

2003年10月28日
本日の更新:
@ 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集に「小6女児に触り、携帯メールで「大好き」/教諭懲戒免職 2003/10/28 」を追加。
A 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集 校外編に「元中学校教諭、中学生買春容疑で逮捕/警視庁 2003/10/27」を追加。
B 図書紹介B112 法律・条約・宣言・権利に『Q&A わかりやすい女性の人権   渡辺智子』を追加。

つれづれ
ムベの実に 夕日静かに 沈み居り

2003年10月26日
本日の更新:
@ 記事紹介N162 性同一性障害 TS・TGに「性同一性障害テーマに講演/向日市で人権セミナー  2003/10/24」を追加。
A 図書紹介B162 性同一性障害に『ニューボーイ  山本ヒカル』を追加。

つれづれ
秋の日の 今日も日暮れて 虫の声

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2003年10月25日
本日の更新:
@ 記事紹介N177 ポルノ・ヌード・猥褻物出版放送販売に「成人雑誌に17歳女子高生掲載/容疑の出版社を書類送検  2003/10/23」を追加。
A 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集に「校内で小5女児を暴行未遂/警視庁、男性教諭を容疑で逮捕  2003/2/10/24」を追加。
B 記事紹介N353 子どもの非行・事件に「中3に売春強要/同級生を逮捕/児童福祉法違反容疑  2003/10/24」を追加。

つれづれ
燃える茜のうろこ雲、パチリパチリと撮った夕暮れ、一人の生徒と交わしたことば。
「可愛さは 従順さだと言うならば ブスでもいいから 私でいたい」

2003年10月23日
本日の更新:
@ 図書紹介B145宗教一般  死と葬儀に『死んでなお生きる詩人  北川朱実』を追加。
A 図書紹介B353 子どもの非行・事件に『あした、青空  少年院の少女たち  千葉紘子』を追加。
B 記事紹介N353 子どもの非行・事件に「高3、4歳けり死なす/愛知県警/容疑で逮捕/交際相手の子  2003/10/22」を追加。

つれづれ
明日の「仏参」で講話をするとになり、何を話そうかとあれこれ思い巡らした末にたどり着いた結論は「冬のピンピンpink‐pinキャンペーン開始!」
宮田美乃里さんの歌集花と悲しみ 魂の軌跡を紹介しつつ、高3のみんなに行動提起をするつもり。その概要は後ほどまとめて、考えるヒントのお蔵考えるヒントに収めたいと思います。

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2003年10月21日
本日の更新:
@ 図書紹介B155 摂食障害・ダイエットに『「食べない心」と「吐く心」  摂食障害から立ち直る女性たち  小野瀬健人』を追加。
A 記事紹介N354 子どもの自殺に「抗うつ剤で自殺の危険増/18歳未満への投与禁止 2003/10/20」を追加。

つれづれ
何の気なしになんとなく書名に惹かれて買った『詩をポケットに』(吉増剛造/NHKライブラリー/2003/9/20)。積みっぱなしの本のすき間から背表紙を覗かせていたので引っ張りだし、パララとめくって止まったところが放哉の句の紹介。その次が山頭火で、その次が中也。で、そこに載っていた詩は

      「春日狂想」

    愛するものが死んだ時には、
    自殺しなけあなりません。

    愛するもののが死んだ時には、
    それより他に、方法がない。

    けれどもそれでも、業(?)が深くて、
    なほもながらふことともなつたら

    奉仕の気持ちに、なることなんです。
    奉仕の気持ちに、なることなんです。

中也の歌う「奉仕」とは、いったい何かはわかりませんが、生きてく意味があるならば、それを頼みにとにもかくにも……

2003年10月15日
本日の更新:
@ 図書紹介B142 女性史・伝記・生き方に『孤独力 人間を成熟させる「ひとりの時間」   津田和寿澄』を追加。
A 図書紹介B145宗教一般  死と葬儀に『新潮新書  死ぬための教養   嵐山光三郎』を追加。

つれづれ
こわばる笑みの傍らで

さむいよー
と  声にも出さず
震える薄い背中を摩ることもできない

さみしいよー
と  声には出せず
硬く尖った肩を抱き寄せることもできない

求めることを
ためらい
ポケットに突っ込んだままの手を握りしめることもできない

わたしを
あなたは責めていいのだ
遠慮会釈なく

それでしか
あなたが耐え続けた苦しみを
分かち合えないのだから

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2003年10月14日
本日の更新:
@ 「夜の窓」花と悲しみ 魂の軌跡を更新。きょうで、宮田さんの投書に対する投稿が100件になりました。

つれづれ
優しい鞭が今日も鳴る

「はげまし」はやめてください
ただ静かに見守ってください

ただそれだけの願いがかなえられることの
なんという難しさ

頑張れ、負けるな、闘え、立ち上がれ、振り向くな、前を見て、顔を上げろ……
打ち浴びせる愛の鞭の音の
なんという明るさ

今  わたしが休むことなく闘っている相手は
励ますあなたなのだと
気付かぬあなたの優しさ

2003年10月13日
本日の更新:
@ やぎ・ヤギ・山羊さんの玄関から通じる「ヤギさんアルバム」の部屋を増築しました。京都・岡山・神戸・十勝・釧路の山羊さんたちです。

つれづれ
秋の夜長の写真の整理

できの良い脳は
耐え難い記憶を消し去り
ささやかな幸せを拡大し
虚飾の光に人を  生き続けさせる

でも  私の歪んだ脳は
大切なものほど失いやすく
詰らないことは在ったことすら留めておらず
虚無の闇へと足元を  崩し続ける

ちゃんと覚えていることより
すっかり忘れてしまうほうが
しあわせなのです


覚えていることはみんな嘘っぱちで
本当のことはみんな忘れてしまったのです

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2003年10月12日
本日の更新:
@ 図書紹介B145宗教一般 死と葬儀に『死亡記事を読む   諸岡達一』を追加。
A 図書紹介B176 伝統習俗に『集英社新書  ドキュメント 女子割礼   内海夏子』を追加。
B 図書紹介B220 児童・思春期・青年期の心理に『博士の奇妙な思春期   斎藤環』を追加。
C 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集 校外編に「男児ポルノ画像、メール配信した疑い/教諭ら6人逮捕 2003/10/09」を追加。
D 記事紹介N520 自然・環境に「日本産トキ絶滅/推定36歳「キン」死ぬ 2003/10/10」を追加。
E よみうり教育メール 教師のセクハラ関連記事に「横浜市教委、わいせつ行為の元中学教諭を処分せず(神奈川)   2003/10/10」を追加。

つれづれ
10月10日、佐渡島の朱鷺(トキ)キンがト死に、純日本産の朱鷺は絶滅しました。朝日新聞の素粒子氏の推察では自殺とのこと。
日本の国鳥は1947年、日本鳥学会により古事記などにも登場する雉(キジ)が指定されていますが、学名ニッポニア・ニッポンのトキこそ国鳥にふさわしかったのではないでしょうか。淡いピンクの朱鷺色の鳥が消えた日を忘れずにおきたいものです。
その一方、10月11・12日は2003年 ピンクリボン フェスティバル。様々な色のリボンを通して人と人とが結びつき、支えあう運動を広げて行く一人になれれば幸いです。

2003年10月5日
本日の更新:
@ 『針穴写真館』本格オープン!あわせて 分離表900に「960 針穴写真」を新設し、左のmenuフレームにもボタンを追加。オープニング特別展として「ピンクリボン運動共鳴ピンピン写真展」を開催中。
A 記事紹介N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に「板橋少女殺害事件で、自殺の無職男を書類送検 2003/10/01」を追加。
B 記事紹介記事紹介/173未成年者への性支配・暴力・虐待に「「ブルセラ」規制検討へ/子絡む犯罪防止に提言/都の識者会議 2003/10/05」を追加。
C 記事紹介N176 伝統習俗  イスラム関連の記事特集に「石打ち死刑判決の女性に逆転無罪判決/ナイジェリア 2003/09/27」を追加。
D 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集 校外編に「児童ポルノ輸入の疑い/都立高教諭を逮捕 2003/10/01」を追加。
E 記事紹介N353 子どもの非行・事件に「長崎園児殺害/家裁の決定理由要旨 2003/09/30」を追加。

つれづれ
今日の午後は小1時間、ヨメサンと二人で山科川の土手を散歩しました。
金木犀のふくよかな香りに浸り、青鷺のゆったりした羽ばたきに眼をやり、黒い実をつけ始めた数珠の茎を一本手折って帰りました。
秋の日曜日は、そうして静かに暮れてゆきました。

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