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考えるヒントのお蔵  教育と性の棚  第3番
産まないためにも、産むためにもコンドーム

性非行だの、ウチは・私は大丈夫だのと言っている場合ではありません。

財団法人日本性教育協会による「青少年の性行動調査」では、性交を経験した高校生は男女ともほぼ4人に1人。なのに、「いつも避妊している」と答えた高校生はほぼ半数、大学生でも7割に満たないのです。

また、旧厚生省の2000年の統計によると、10代の中絶は年間4万件を越え、15〜19歳の女子1000人当たりの中絶率は1995年の6.2人から2000年には12.1人へと急増。


さらに、ハイティーンから20代の女性にクラミジアを初めとする性感染症が急増!もちろん主婦の間でも、性感染症や人工中絶は後を絶ちません。

性行動の多様化で、オーラルセックスも広まり、中には「のど」に感染している人も。そこで最近では、バナナ味やピーチ味など味や香をつけてゴム臭さを取り除いた製品まで開発され、産婦人科医たちも普及に努めています。

国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センターさんのサイトで紹介されている平成15年エイズ発生動向年報には次のような表も掲載されています。

 ■ 報告地別HIV感染者年次推移及び人口10万対報告数
県名 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003
滋賀県 0 0 1 2 3 0 1 1 4 4
京都府 2 3 4 3 5 4 4 4 5 14
大阪府 20 9 10 27 39 44 34 63 72 77
兵庫県 5 0 4 4 1 6 12 13 12 14
奈良県 3 3 3 0 2 3 1 3 1 6
和歌山県 3 0 0 1 1 1 1 1 2 4
近畿ブロック計 33 15 22 37 51 58 53 85 96 119

 ■ 報告地別AIDS患者年次推移及び人口10万対報告数
県名 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003
滋賀県 1 0 2 0 1 2 0 4 3 4
京都府 1 4 3 2 2 2 4 4 4 2
大阪府 5 6 4 11 12 19 17 24 23 19
兵庫県 1 2 4 5 4 6 5 7 5 6
奈良県 0 0 1 1 0 2 2 3 2 4
和歌山県 0 0 2 2 0 1 4 3 1 2
近畿ブロック計 8 12 16 21 19 32 32 45 38 37

「避妊」のためのコンドーム。そして、性感染症による「不妊」にならないためにも、コンドームの「普及と習慣化」が求められています。

そして、もしも≠フ場合に備えて、ピルによる「緊急避妊法」も知っておくことが必要ではないでしょうか。

こうした話題を「テレビや新聞の上での情報」としてしかとらえられない鈍感な学校は、近い将来、日本の未来に対する無責任、職務怠慢と批判されるに違いありません。
(2004年7月26日一部更新)
図書紹介
サイト紹介
記事紹介
  • N152 エイズ・性感染症
    • 若者の間にじわり…/性感染症が拡大/無自覚に人にうつすタイプ流行
    • コンドーム使用「間違った武器」/エイズ対策で司教会声明
  • N153 避妊・中絶・産児制限
    • 性でつまづかないために/避妊を男に頼らないで/家庭で正しい意識養う
    • 避妊  手法さまざま一長一短/新たな薬やコンドーム  よく知って自分で選ぶ/緊急避妊法で医師がネット/ほぼ半分の人に副作用
    • コンドーム別の用途で活躍/インド・バラナシ
  • N186 ティーンズの性行動・意識
    • 高3女子の半数性交「経験あり」/都内、3千人調査から
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