広島県警は2011年2月27日、、路上で女子中学生に拳銃のようなものを突きつけ自分の車に乗るよう脅したとして、広島市安佐北区***丁目、広島県安芸太田町立修道小教頭のy***容疑者（53）を営利目的略取とわいせつ目的誘拐未遂の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

発表によると、y***容疑者は27日午後0時45分ごろ、広島市安佐北区安佐町の路上で、塾帰りで自転車に乗っていた女子中学生（14）に拳銃のようなものを突きつけ「殺すぞ、乗れ」と、運転してきた軽乗用車に乗るよう脅した疑いがある。女子中学生は逃げて無事だった。車からはモデルガンが押収された。

県警によると、現場を車で通りかかった近くの男性（66）が、女子中学生が逃げるのを見て不審に思い、y***容疑者の車を追跡。約9キロ離れた赤信号で止まった際に追いついて下車させ、駆けつけた警察官に引き渡したという。

安芸太田町教育委員会によると、y***容疑者は2009年4月、修道小に教頭として赴任。1、2年の担任もしていた。27日は休みだったという。修道小は全校児童8人。28日午前、集会を開き、校長から児童たちに事件の説明をしたという。

二見吉康・町教育長は「教育指導者としてこのような行為を起こしたことは許すことができない。被害者の方に申し訳なく思う」と話した。