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N313 生活指導   体罰
紹介記事目録
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N313 生活指導・規則・体罰へ 分類表に戻る

記事紹介の留意事項







京都
2009/04/28
No .N313k090428xxx
熊本県/天草市
小学校臨時講師



シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009042800080&genre=D1&area=Z10
見出し:
講師の行為、違法体罰に当たらず 小2の胸元つかみ叱責で最高裁
メモ :
熊本県本渡市(現天草市)の市立小学校で2002年、臨時講師の男性が当時2年生だった少年(14)の胸元をつかんでしかった行為が、学校教育法の禁じる体罰に当たるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は2009年4月28日、「教育的指導の範囲を逸脱するものではなく、体罰に当たらない」と1、2審とは反対の判断をした。

その上で近藤崇晴裁判長は、体罰と認め市側に賠償を命じた1、2審判決を破棄、少年側の損害賠償請求を棄却した。少年側の逆転敗訴が確定。

教職員の行為が体罰かどうかが争われた損害賠償訴訟で、最高裁の判断が出るのは初めて。

判決は「目的や行為の態様、継続時間などから判断する」と一定の要素を示した上で、教職員の有形力(目に見える物理的な力)の行使が違法といえない場合があるとの判断を示しており、教育現場に大きな影響を与えそうだ。

判決によると、2002年11月の休み時間、少年は、しゃがんで別の児童をなだめていた講師におおいかぶさるなどし、通り掛かった女子児童をけるという悪ふざけをした。講師が注意し職員室に向かおうとしたところ、少年は尻を2回けって逃げた。講師が捕まえ、胸元を右手でつかみ、壁に押し当て大声で「もう、すんなよ」としかった。

判決は「講師の行為は有形力の行使だが、指導するためで肉体的な苦痛を与えるためではない」と指摘。「やや穏当を欠くところがなかったとはいえないが、目的や態様、継続時間などから判断して許され、違法性は認められない」と結論付けた。

1審熊本地裁判決は「個人的な腹立たしい感情をぶつけたもので、教育的指導の範囲を逸脱し、体罰に当たる」と判断。少年側が主張していた心的外傷後ストレス障害(PTSD)との因果関係も認め、天草市に約65万円の賠償を命じた。

2審福岡高裁判決も「少年が受けた恐怖は相当で、胸元をつかむ必要もなく、体罰」と指摘。PTSDになったとは認めなかったが、精神的苦痛への慰謝料などとして約21万円の支払いを命じた。

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朝日
2004/12/09
No .N313a041209xxx
大阪府
高校教諭

49

シリーズ・特集; http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200412090029.html
見出し:
授業中メールの生徒に往復ビンタ  100万円支払い和解
メモ :
大阪府内の府立高校の元女子生徒(21)が、授業中に携帯電話のメールを確認した際に平手で顔を殴られ、首などに痛みが残ったとして、男性教諭(49)と府に慰謝料など約400万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁で和解したことが2004年12月9日分かった。教諭が謝罪し、見舞金100万円を支払う内容で合意した。教諭は2002年1月、府教委から文書訓告の処分を受けている。

訴えによると、元生徒は高2だった2000年10月、授業中に携帯電話のメールを受信した。呼び出し音は鳴らなかったが、元生徒が受信を確認しているのを見た教諭が生徒のそばに行き、いきなり平手で原告の左ほおを殴り、続いて右ほおも殴ったとされる。

元生徒は「頸椎(けいつい)ねんざ」などの診断を受け、約8カ月間通院。首や肩に痛みが残り、重い物を持つことなどができなくなったなどとして2003年10月、大阪地裁に提訴した。

教諭側は体罰を認めたが、手加減しており、けがをするとは思わなかったと主張。当時の教頭も「生徒が学校の指導に反し、授業中に携帯電話を操作していた点は反省すべきだ」とする陳述書を提出した。

地裁は3月末に和解を勧告。元生徒は7月上旬に教諭と和解し、府への提訴は取り下げた。

府教委は「体罰は絶対に許されない。今後も教職員への指導を徹底し、厳正に対処していきたい」と談話を出した。

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京都
2004/12/08
No .N313k041208xxx
京都市/南区
高校教諭

42
洛南高校
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004120800124&genre=F1&area=K10
見出し:
洛南高教諭が遅刻生徒に体罰/戒告処分受ける
メモ :
京都市南区の洛南高(柴垣弘巌校長)の男性教諭(42)が2004年11月下旬、教室で3年生の男子生徒(18)を平手でたたき、同高から戒告処分を受けていたことが2004年12月8日、わかった。

同高によると、男性教諭11月26日、授業に遅れてきた男子生徒が発行日の違う列車遅延証明書を出したことに腹を立て、クラスの生徒約50人の前で顔を7、8回たたいた。男子生徒にけがはなかったという。男性教諭は「自分が担任するクラスの生徒で、ついかっとなってしまった」と話しているという。

同高は事実を確認した12月4日に処分を出すとともに、男性教諭にクラス全員の前で謝らせ、男子生徒の保護者宅を訪れて謝罪した。

柴垣校長は「他の生徒にも心配をかけて申し訳ない。暴力が2度と起こらないよう徹底させたい」と話している。

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京都
2004/11/25
No .N313k041125xxx
京都市/上京区
中学校体育教諭

62
同志社中学校
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004112500058&genre=F1&area=K1B
見出し:
男性教諭が生徒に体罰/上京・同志社中 「いじめ抜く」と暴言も
メモ :
京都市上京区の同志社中(丹沢登志郎校長)で2004年10月上旬、体育祭の練習中、保健体育担当の男性教諭(62)が3年の女子生徒の頭をたたき、髪をつかんだ上、「おれの前に姿を見せたら、いじめ抜く」などの言葉を浴びせていたことが2004年11月25日わかった。止めに入った3年の男子生徒も振り払われ、腰を打ったという。生徒2人にけがはなかった。校長は教諭に厳重注意し、2人と保護者に謝罪した上、集会で全校生徒にも謝った。

同中によると、体育祭前日の10月6日、運動場で1年生を指導していた男性教諭が、通りがかった女子生徒から「声がうるさい」と言われたことに腹を立て、女子生徒の頭を数回たたき、髪の毛をつかんで揺さぶった。さらに、校内放送で運動場に呼び出して説教し「おれの前に姿を見せたらいじめ抜く」などと話したという。

この際、男子生徒が止めようと、教諭に抱きついたが、振りほどかれ、腰から落ちた。

校長が教諭に事情を聴いたところ、「大人げなく恥ずかしい」と行為を認めたため、生徒と保護者に謝罪した。

丹沢校長は「体罰は校内では許されない。近く教職員研修会を開き、皆さんに安心いただけるよう全教職員で努力したい」と話している。

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京都
2004/06/24
No .N313k040624xxx
広島県/大和町
高校体育科教諭

60

シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004062400149&genre=C4&area=Z10
見出し:
包丁示し高1生徒を注意/広島県警、教諭を聴取
メモ :
広島県大和町の県立大和高校(羽場克志校長、生徒数77人)で、保健体育を担当する男性教諭(60)が1年男子生徒(15)を注意する際、包丁を示していたことが2004年6月24日、分かった。
生徒は脅されたと感じ、広島県警西条署に被害届を提出。同署は教諭らから事情を聴き、詳しい状況を調べている。

同校によると、22日午前、体育館でバレーボールの授業中に、生徒が教諭の前を横切った。教諭は授業を妨害されたと感じて注意したが無視されたため、授業後に生徒を体育準備室に呼び出し、素直に謝るよう指導。生徒は「すみません」と謝ったという。

その後、教諭は「今の世の中は殺伐としており、素直に謝らないと命がいくつあっても足りない」と話し、生徒を体育館脇の駐車場に連れて行き「わたしでも、こういうものを持っている」と、乗用車に置いていた包丁を示した。


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朝日
2004/06/19
朝刊 1面 No .N313a040619m01
福岡県/福岡市
高校教諭

40代

シリーズ・特集;
見出し:
血の「反省文」迫る/福岡の高校教師、生徒に
メモ :
福岡市南区の市立福翔高校(段裕明校長、951人)で、同校の40代の男性教師が、授業中に居眠りをした男子生徒にカッターナイフを渡し、この生徒の指の血で「反省文」を書かせていたことが2004年6月18日、わかった。教師は同日、校長と教頭、生徒の担任教師とともに生徒の保護者を訪ね、謝罪した。

同校などによると、17日午後3時ごろ、この教師は自分の授業中に居眠りをしていたとして、男子生徒を職員室に呼び出した。教師は「寝るなら保健室に行け」と注意したが、生徒に反省の色がみられないとして、B4判の紙とカッターナイフを渡し、「鉛筆ではなく血で書け」と、ナイフで指を切って、その血で反省文を書くよう迫った。

その後、教師が別の業務で職員室を離れ、数分後に戻ると、生徒は右手人さし指をナイフで切りつけ、血で反省文を書いていた。教師はすぐに鉛筆で書くよう改めさせたという。


管理人:以下は http://www.asahi.com/national/update/0619/006.html で付け加えられていた内容です。

学校側には「本当に血で書くとは思わなかった。驚いてやめさせた」と説明している。

段校長は朝日新聞の取材に、「教師として自分の気持ちを伝えようと熱心なあまりの指導だったと思うが、不適切だった。佐世保でナイフを使った事件があったにもかかわらず、教師に対する指導が不足していた」と話している。

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読売
2001/07/19
夕刊 19 No .N313a010719e19
富山市
女子バスケ部監督

58
龍谷富山高校
シリーズ・特集;
見出し:
監督に殴られ高2重傷/龍谷富山高女子バスケ/虚偽報告し国体出場/昨年9月
メモ :
2000年10月の富山国体で優勝した富山市の私立龍谷富山高校女子バスケットボール部の監督の男性教諭が2000年9月、練習中に当時高校2年生の部員の顔を殴り、あごの骨を折る重傷を負わせたのに、直後の国体への影響を恐れ、学校に虚偽報告していたことが2001年7月19日わかった。

学校も2000年11月に事実を知った後、今月まで県に報告していなかった。

教諭は1967年から同部監督を務めており、同部は来月に熊本県で開かれる全国高校総体に14年連続、17回目の出場を決めている。

学校や女子生徒の家族によると、教諭は「指示通りのプレーが出来なかった」として生徒のあごを素手で強打し、生徒はあごの骨を折り、約一ヶ月間入院した。

しかし教諭は「他の部員のひじが当たった」と学校に報告した。

生徒の母親らには入院直前「国体に出られなくなる。学校や校長に言わないでほしい」と頼んだという。

上野美之校長らは2000年11月初旬、生徒の母親から事情を聞いた担任教諭から事実を打ち明けられ、生徒の両親に謝罪した。

2001年1月に教諭をけん責処分としたが、富山県に報告したのは、読売新聞の取材を受けた直後の2001年7月18日。

生徒の両親
「監督からは誠意ある謝罪と対応がなく、娘は精神的苦痛を受けた」

教諭
「体罰を加えたのは悪い事だが、愛のムチのつもりだった。(隠したのは)国体のことで頭が一杯になり、外部に漏れちゃいかん、と思った部分はあり、心のケアをしてあげる余裕がなかった」

上野校長
「事実が世間に出ると、総合優勝に汚点がつくと思った」

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朝日 2001/06/14 朝刊 33 No .N313a010614m33
京都府/船井郡 中学校教諭 42
シリーズ・特集;
見出し:
修学旅行で飲酒/生徒殴り処分/船井郡の中学教諭ら
メモ :
京都府教育委員会は2001年6月13日、修学旅行の引率中にビールを飲み、生徒2人を殴ったとして、中学教諭(42)を減給(10分の1、6月〜8月)、同教諭とビールを飲んだとして校長(54)を戒告の処分とした。

府教委によると2001年5月17日、長崎市内のホテルで、生徒の就寝を確認していないのに校長と教諭が2人でビールを飲んだ。教諭は、その後消灯時間が過ぎているのに別の部屋にいた3年生の男子生徒2人を見つけ、いきなり2人のほおを2回ずつ殴った。

学校は5月19日、両生徒の親から指摘されて体罰と飲酒の事実を認め、校長と教諭が2人の自宅を訪れて家族と生徒に謝った。

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朝日 2001/05/12 朝刊 33 No .N313a010512m33
広島市 養護学校教諭
シリーズ・特集;
見出し:
養護学校体罰/教諭を停職に/広島、計4人処分
メモ :
広島市安佐北区の広島県立広島北養護学校で、男性教諭3人が知的障害のある男子生徒4人に、膝蹴りや平手打ちなどの体罰を加えていた。

県教委は2001年5月11日、深田明生校長を減給10分の1・1ヵ月、43歳の男性教諭を定職2ヶ月、後の2人を文書訓告にした。

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朝日 2001/05/10 朝刊 25 No .N313a010510m25
京都府/久御山町 中学校教諭 46
シリーズ・特集;
見出し:
体罰の教師減給3ヶ月/府教委
メモ :
京都府教育委員会は2001年5月9日、生徒に体罰をふるったとして久御山町の久御山中学校技術科の男性教諭(46)を減給3ヶ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表。

府教委によると、教諭は2001年4月13日、技術化の授業で自転車の点検中、自転車置き場の屋根で大きな音がしたため「誰がやったのか」とたずねた。
男子生徒が「自分の自転車の荷台を放り投げた」と申し出たところ、この生徒の左ほおを平手で1回殴ったという。

教諭は1989年に体罰をふるって男子生徒の右目にけがをさせたとして文書訓告、1993年には男子生徒のほおを数回にわたって平手打ちしたとして戒告の懲戒処分を受けていた。

府教育委員会
「度重なる体罰で公教育に対する信頼を失わせた」

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読売 2001/04/10 朝刊 38 No .N313y010410m38
兵庫県/川西市 川西市立久代小学校
シリーズ・特集;
見出し:
川西の作文書き直し/市教委、事実認める/「過去にも体罰」と報告
メモ :
兵庫県川西市立久代小学校の5年生の女子(11)が、2001年1月末の自然学校「スキー教室」の宿舎で、男性教諭(50)に胸ぐらをつかまれるなどした。

このことを訴えた作文の書き直しを担任の女性教諭(41)が数回に渡って指示し、児童は不登校になったことが取り上げられた。

市教委は2001年4月9日の川西市議会文教公企常任委員協議会でこの事実を認め、さらに男性教諭が、2000年4月にもこの女児のほおを平手で打つ体罰を行なっていたことを明らかにした。

この問題をめぐっては、母親からの救済申し立てを受けた市の第三者機関「子どもの人権オンブズパーソン」が、人権侵害の疑いがあるとして調査を始めた。
女児は4月7日の新学期から登校している。

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朝日 2001/02/28 朝刊 38 No .N313a010228m38
名古屋市/名東区 中学校教諭 41
シリーズ・特集;
見出し:
生徒に塩酸飲ます/名古屋の理科教諭/遅刻の中1生に薄めて
メモ :
名古屋市立牧の池中学校で、1996年理科を担当していた教諭が、授業に遅れてきた複数の一年生に、授業で使っていた塩酸を水で薄めて飲ませていたことが2001年2月27日にわかった。
市教育委員会は当時、教諭の行動は不適切だったとして指導したという。

男性教諭
「塩酸は必要以上に怖がる必要はないことを知ってもらいたかった。遅れてきた生徒への罰のつもりはなく、『嫌なら飲まなくていい』と言ったはずだ。無理やり飲ませたわけではないが、軽率だった。」

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朝日 2001/02/23 朝刊 30 No .N313a010223m30
兵庫県/尼崎市 中学校教諭 36
シリーズ・特集;
見出し:
体罰で部活やめる/尼崎/中2生、学校2日間休む
メモ :
尼崎市塚口中学校で男子バレーボール部顧問の男性教諭が、練習中に部員がミスをしたときなどに、繰り返し平手打ちをしたり蹴ったりしていたことが分かった。

2000年9月には中学二年生の一人が部を止めたいと申し出たが認められず、先生の顔を見たくないと2日間学校を休み、退部が認められて登校するようになった。

男性教諭
「気合いを入れようと指導したつもりで手をあげた。体罰のつもりではなかった。生徒には申し訳ない」

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読売 2000/12/29 朝刊 23 No .N313y001229m23-1
兵庫県/龍野市 小学6年生 11 内海平
シリーズ・特集;
見出し:
小6自殺…3800万円賠償/龍野市が無断で遺族見舞金申請/学校健康センターに1700万円/「損失回収したい」
メモ :
1994年に担任教諭に体罰を受けた直後自殺した内海君に対し、2000年1月、神戸地裁は自殺と体罰の因果関係を認め、龍野市に3792万円の賠償金支払いを命じた。

市は賠償金の補填を目的に、両親に無断で文部省の外郭団体「日本体育・学校健康センター」に遺族見舞金1700万円を申請、給付決定を受けていた。

両親は「了解した覚えはなく、詐欺同然の行為」と憤慨している。

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